毎年探索に出かけている、硫黄鉱山町跡です。
ここはすぐ近くの硫黄鉱山で働いていた人たちが住んだ町の跡で
最盛期には数百人(200~300人)ほどが暮らしたそうです。
病院や学校もあったということで、活気もあったんだろうなきっと。
鉱山は江戸時代からあり、昭和初期に閉山したらしい。
その頃はマッチの原料として硫黄の需要があったんですね。
硫黄川上流方面
まだ石組がしっかりと残ります。これは硫黄を運んだ水路かな?
しかり組まれた石積みですが、それでも少しずつ植物が覆ってきています。
こうして自然に還るんですね。
それじゃ、今度は硫黄川の下流へ進みましょう!
こちらは景色が良いのでーす 😊
いつも同じこと書いてますが、ここは登山道や遊歩道などはありません。
踏み跡は不明瞭で見通しの悪い部分も多いです。
ここへ入るときはGPSは必携、地図読みもできるようにしてくださいね。
建物の基礎でしょうか?
これ、去年見つけた手水。
ぽつんと取り残されています。
まだきれいに並ぶレンガが、イソツツジに包み込まれようとしています。
人の気配はこうして自然によって消されていくんだな~。
まわりの紅葉がとてもきれいです。
ここは一番大きな硫黄集積所の跡です。
ここもまた、斜面から流れる土砂に呑まれそうです。
散らばるレンガの中に、ときどき刻印が見られます。
これは「 OWA」と読めますね。
OWARITIKWA でしょうか。
なぜか K が左右反転している?
社名のロゴみたいなものかな?
こちらは「 ○○耐火煉瓦株式會社」 と読めます。
最初の2文字はかなり不鮮明ですが、ローマ字と合わせて考えると
おそらく「尾張耐火煉瓦株式會社」でしょう。
他社に合併されたらしいです。