沖縄野鳥探索顛末記

沖縄に行ったら、何をするか？
ホエールウオッチングをしたいと、常々思っていたけれど、１月上旬はクジラにはやや早いらしい。
今回は野鳥探索を試みることにしました。

沖縄で野鳥っていったら、もちろんヤンバルクイナ、ノグチゲラです！
ていうか、これくらいしか知らない。（笑）

事前にネットで情報を探すと、ヤンバルクイナの方は
夜明け頃、ある場所の車道にけっこう（？）出てくるらしい。
１月は活動が低下するみたいだけれど、行ってみる価値はあるのでは。

めずらしく夫も行くと言うので、一緒にホテルを朝５：３０に出て
本島北部に広がるやんばるの森を目指しました。
東の空が白み始めた頃、某所に到着。
夫にゆっくり車を走らせてもらい、私は暗くてよく見えない森に目をこらす…

私「あ！ヤンバルクイナ！」
夫「なに？？？！！！」
私「の、看板！」
なんだか怒っている夫。
しかし、こんな看板があるなんて雰囲気盛り上がるじゃないですか。
飛び出し注意を呼びかけるほど、「ある時期」には出てくるんだな。

少し行くと、こんな看板も。↓

こんなカメもいるのか。 

←

本物はこんな姿らしい。　↑　（コニカミノルタ・絶滅危惧動物図鑑より）

 

 これは深刻です。

他にも「ケナガネズミ注意」みたいな看板もありました。
要するに、ここは珍しい動物がいろいろと出てくる道らしい。
それをねらう人間もいるんだな。困ったものです。

 

 薄明るくなった頃、夫がスマホを取り出して、
ネットからダウンロードしたヤンバルクイナの鳴き声を流す。
「クェッ、クェッ、クェッ、クェッ…」
せめて遠くからでもいいから、返事の声くらい聞こえないかと期待しましたが
・・・反応無し・・・。
「あれ、どーせスマホだろ、とか言ってるかもよ。」
スマホ作戦は失敗！（笑）

  

脇道があったので、車から降りて少し歩いてみました。 

 

 遠くの道ばたに、ひょこひょこと歩いている鳥を発見！（円の中）
もしかして、あれか？
そーっと近寄ってみる。またひょこひょこ歩く鳥。
まさに？まさしく？あれはヤンバルちゃん？！
抜き足差し足で忍び寄る。
もーちょっとで証拠写真が撮れると思ったそのとき、その鳥は、ぱたぱた～と飛び立った。

あれ？ヤンバルちゃんって、飛ぶっけ？

ヤンバルクイナは「ほとんど飛ばない」とされている。
暗くてはっきり見えなかったけれど、大きさも色味も違うので、これは別の鳥でしょう。
がっかり。でも、何の鳥だったのかな～？

 と言うわけで、甘くはないぞ、ヤンバルクイナ探索。
ということを認識してホテルに帰ってきた次第であります～。（笑）