前回の続きです。
湿原では、もしかしてタチギボウシとサワギキョウの紫コンビが見られるかなと期待していましたが
タチギボウシの花はほとんどが終わっていました。
サワギキョウは最盛期 ♪
青紫の群落がきれいですね。
写真では分かりにくいけれど、奥の方へずっと広がっていました。
遠くの山は南暑寒岳。
そういえば、サワギキョウをじっくり見たことがなかったなー、ってわけで拡大。
雌しべが花弁の外側に一度突き出てから、カーブして中央を向いています。
これは、ハチが蜜を求めて花の中に頭を入れたときに
ハチの背中についている花粉がちょうど雌しべの柱頭につく構造かな。
アキアカネ君も観察。(笑)
誰だ~?湿原を荒らしたの?!
答えはクマさん。
この辺は、もう少し早い時期に来ると花のきれいな所なんです。
そして、よく掘り起こされている場所でもあります。
もしかして、クマさんがうまい具合に耕してくれるから、花もきれいだったりして。
花期が終わり毛の生えたニョロニョロみたいになっちゃった エゾクガイソウ。
これと、左後ろに見えるコガネギクだけは、クマさんが倒していない。
お好みではないようです。嫌いなにおいでもするのかな?
ぽつぽつと咲いていた ウメバチソウ
色が濃いから、ミヤマサワアザミかしらね。
白い花粉のトッピング ♪
左は南暑寒岳、右端の雲がかかっているのが暑寒別岳
黄色コンビ
モンキチョウとコガネギク
ウリュウコウホネ
くびれた葉もかわいいでしょ。
これはまだかなり咲いていましたが、紅葉した葉もあったので
やっぱりそろそろ終盤かな~。
雌しべの子房全体が濃い褐色なのがウリュウコウホネです。
花弁に隠れてなかなか見えませんが
これのすぐ横にあった花の花弁がちぎれて、子房の色が確認できたので
これも同じウリュウコウホネってことにしておこうっと。
わずかに咲き残っていた タチギボウシ
エゾリンドウ
シベリアシオガマ
花が2段になったエゾリンドウ。
条件が良いと3~4段になることも。
ゲンノショウコ
気の早い紅葉ですね。(笑)
エゾアジサイ。かわいらしい ♪
雨竜沼からの流れが、白竜の滝へ。