goo blog サービス終了のお知らせ 

森ぶらりん

森・山・川をぶらぶらしながら
外遊びを楽しんでいます

天気

2013年05月11日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

なぜ週末ごとに雨が降るんでしょうね~?まったく、も~。

 

先週行った所のカタクリ。2色が隣り合って咲いていました。

この2つをよく見ると・・・ 花弁の色が濃い方 → 葉の色が薄い(斑がない)
                花弁が白っぽい方 → 葉が濃い色(斑がはっきり)

花弁と葉で色の濃さが逆転して、おもしろいなー。

でも、ここのカタクリ達、平地で真下を向いて咲いているので、顔がよく見えません。

カメラを花の下に入れて撮ってみました。なんだか自分が小人になって、カタクリやエゾエンゴサクの森に迷い込んだみたい。

 

こちらは、まだ花をつけられないカタクリ。発芽してから7~8年間は葉1枚で過ごすらしい。

かなり大きくなっているから、来年辺りは花をつけられるといいね。

ほら、みんなが待っているよ!

ところで、明日は晴れるかな?


白い花

2013年05月08日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

 

ところどころに混じって咲き始めた キクザキイチゲ。 青の中に一輪の白。色合いがシックでしょ。

右のエゾエンゴサクが大きいので、こびとの目線のようです。~森の木陰でどんじゃらほい♪

 雄しべがふんわりと初々しい。

陰にエンレイソウも首をもたげています。

おや、オオバナノエンレイソウもつぼみをつけています。

エゾエンゴサクの片隅に、クリーム色の花束みたいなきれいな花が咲いているなあと思って近づくと
なんと、そのきれいな花束は、意外や意外!フキノトウなのでした。きれいで、びっくり!
この写真は、この日に写した中で実は一番のお気に入りなのです。


エゾエンゴサク

2013年05月06日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

前回の続きです。

曇りの日でしたが、たまに薄日が差すと一段ときれい。 花の密度が濃いと、ピンクや青の帯のように見えますね。

道内ではこういう開けた場所は放っておくと、数年のうちにクマザサに覆われてしまいます。
ここはおそらく、地元の方が地域整備の一環で、下草刈りや笹狩りをされているのだと思います。
そのこと自体は花の保護が目的ではないでしょうが、結果として花畑を楽しめるのですから、地元の方のご苦労に感謝したいです。

それにしても、すばらしい!

 

それでは、エゾエンゴサクをよ~く見てみましょう。

 ほとんど真っ白だけれど、ほんのり淡い水色のエゾエンゴサク。

 

 花をやっと2つだけ咲かせたホワイトちゃん。

 

こちらはスタンダードな色合いのエゾエンゴサク。花びら上下のフリルと微妙なグラデーションが、きれいです。

 

こちらは紫がかった花と、ピンク色の花がお隣同士。

品種改良されたわけではないのに、一種でこれだけ色のバリエーションが豊かなのも珍しい。


エゾエンゴサク&カタクリ (5月4日)

2013年05月04日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

花は北海道では南部および太平洋側から咲き始めると今まで思っていたけれど、なにやら積丹半島の向こう側も早いらしいとの情報を入手した。
情報が入ったからにはこの目で確かめねばならぬ。

というわけで、半島西側のとある町へやって参りました。おーっ、エゾエンゴサクがあたり一面に咲き乱れております!

やや!奥の方には、ピンク色も見えますね~。あれは?もしかして…

 

わ~お!一面、エゾエンゴサクとカタクリのじゅうたんです! きれ~~~い!! しかも、遠景には雪をたっぷりと頂いた白い山々。これは良い眺めです。

 

こんなにきれいに入り交じって咲いているのは、初めて見たような気がするなあ。エゾエンゴサクの青とカタクリのピンクって、相性抜群ですね。

 

どちらを向いてもきれいです。きれいすぎて、どちらを向いたらよいのかわかりません。目がぐるぐるしてきますよー。

 

ピンク色は、エゾエンゴサクにもありました。 ここはピンク色のエゾエンゴサクの割合が多いかも。

 

 

カタクリさんの開花。まず1枚、よっこらしょ。少しずつ開いていく様子が、けなげです。 やっと開いたものに、ご褒美の日の光。


ニセコ神仙沼と秋の花 (9月2日)

2012年09月07日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

ニセコ神仙沼に至る湿原で木道を歩いていくと、一番奥に沼が現れます。
手前の湿原は山道の奥に突然現れ、その湿原を歩くと、沼がまた突如現れる。これって視界の変化をねらった演出?

沼の周りが完全に紅葉したら、とてもきれいになるのでしょうね。天気が良かったらまた行こうかな。 

沼にはトンボがた~くさん。水草にとまったトンボの羽が、さざ波にゆれながら虹色に光っていました。

とっても短いナガボノシロワレモコウ(長穂の白われもこう)。短すぎてなんだか金平糖みたい。

こちらもお菓子みたいなマイヅルソウの実。このまだら模様、何かのお菓子に似ているような気がする・・・?

エゾノコンギク と ヤマハハコ。 秋の風情を感じます。

 エゾマツ? アカエゾマツ?

紅葉はところどころで、ぽつぽつと始まっている様子でした。そろそろ9月中旬ですから、一気に染まっていきますね、きっと。


黄金色のニセコ神仙沼 (9月2日)

2012年09月05日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

 この日はニセコへ。のんびり歩いてから周辺でおいしいもの買い込もう!もしかして沼にはサワギキョウが
まだ咲いてるかも…なんて期待しつつ行ってみました。

 駐車場からずっと木道で歩きやすかったです。昔より木道が伸びたような気がするなあ。らくちんらくちん。
数百m歩くと視界がぱっと開けて、湿原に出ました。

 おおー!!湿原は黄金色!

あんれまー、神仙沼はこんなにきれいな所だったかいな。予想外の展開にちょっとラッキーな気分。

湿原の中を小川沿いに進みます。

時折風が吹くと、黄金の野がさわさわと波打ちます。その音や風が心地よ~いのです。

青い池や小川と、黄金色の湿原の対比が、とてもきれいでしたわー。いい時に行きました!

湿原入り口あたりで、一足早く染まっていたナナカマド。これも、青い空や白い雲との対比がきれい。

 

 ところで先日、自宅のあたりで雷がものすごかったんです。ピカッと光ってから1秒もないうちにドビャーン!!!
てな具合。音がゴロゴロなんてもんじゃなく、空震まであって窓や壁に「ドンッ!」と衝撃がありました。そしたら、
その雷のせいとしか考えられないのですが、モデムが壊れたんですよー。

 幸い、無料交換してくれることになりましたが、雷が鳴ったらモデムのコンセントは抜いた方がいいみたいです。
皆さん、気をつけてくださいね。我が家は雷ガードもつけることにしました。(って、どんな物が知らないんだけど…)


羊蹄山の麓で

2012年08月31日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

 空に秋の雲が漂い始めても…

まだまだ暑いですねー。こんなに暑いと、どこか涼しい所へ行きたくなりますよねー。

山へ行こうか。

それとも川へ行こうか。

山か川か、迷いますが

この日は、涼しい川。

水を浴びて涼しいのか、スリル満点の冷や汗で涼しいのか、よくわからなかったけれど。


昔の地質図 その2

2011年12月11日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

ニセコ山系に関して、以前から漠然と疑問に感じていたことがもう1つ。それがこの地質図を見てますます気になってきました。

下の画像で左の「しゃくなぎ山」。位置関係から見ると、現在「シャクナゲ岳」と呼ばれている山であるのは明かです。

念のため、もう1枚。↓

こちらでも「しゃくなぎ山」となっています。

まわりの山名の語源が軒並みアイヌ語であるのに、これだけ「シャクナゲ」ってどうしてかな?と前から思っていたんです。(白樺山ってのもありますが・・・。)しかも、シャクナゲ岳山頂がシャクナゲでおおわれているわけではないそうです。特に開発の波にさらされて絶滅したわけでもなさそうです。

そして、この「しゃくなぎ山」という呼ばれ方。

とすると、現在ちまたでは語源が「シャクナゲが以前は生えていたため(と思われる)」てな感じで言われているのは、どうなんでしょうね?やはりなんらかのアイヌ語が「しゃくなぎ」になったのではないのでしょうか。誰か詳しいことをご存じだったら、教えてほしいですー。


昔の地質図

2011年12月10日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

イワオヌプリ奥の硫黄川に、廃鉱がありますよね。秋にそこへ行った時、「ここで採掘した硫黄を、どうやって麓へ降ろしたのかな?」と疑問に思いました。人力で担ぎ降ろしたのかな?

そのことを思い出し、職場の上司で地質に詳しい人に聞いてみました。上司は、「当時は人が住んでいただろうし、近くに温泉もあったからねー。あ、その温泉は今は無いよ。鉱山と温泉と倶知安を結ぶ、きちんとした道があったんじゃないの?馬かロバでも使ったのかねー?」と推理していました。

翌日、その上司が「あったよー。」と1枚の紙をくれました。「地形図ですか?」「いやいや、地質図。もう、古本屋でしか売ってないからね、これ。」と、ちょっと得意気。

 さすが上司!なぜこんな古い物をお持ちだったのか、そのマニアックさの方が硫黄鉱山より気になるところですが、ありがたくいただきました。(もらったのは原本ではなく、もちろん複写です。)この方、地質のプロで、何でも気さくに教えてくれる良い人なのです。

 (地)質調査所の字体が古い!なにしろ、昭和30年でございます。(左下の書き込みは上司のもの)

↑ さて問題のイワオヌプリのあたりです。現在、硫黄川に沿って廃屋の跡がぽつぽつある所には、画像では見づらいけれど、かなり多くの建物があったことがわかります。また、「岩雄登鉱山」からは硫黄(S)が、「岩雄鉱山」からは鉄(Fe)とマンガン(Mn)が採れたこともわかります。ちゃんと2つを呼び分けていたんですね。

硫黄川下流には「小川温泉」の文字。これが「今は無い温泉」ですね。調べてみると、かつてあったヒュッテワイスホルンの源泉だったみたいです。ただ、道らしきものは見あたりません。地質図だから道は表示されていないのか、もとから道は無いのか、道が無いとしたら硫黄搬出の方法は?疑問が残りました。

これも調べてみると、「搬出用索道(リフト)が倶知安市街と元山を結んでいた」とのことです。つまり掘り出した硫黄はリフトで倶知安に降ろされていた、ということですね。でも、距離がかなりありますよね。どんなリフトだったのかな?それと、この鉱山はなんと江戸時代末から掘られていたそうです。ま、江戸時代はさすがに人力搬出でしょうね。

それと、「ヌプリ」には「登」の漢字を当てていたんですね。いろんなことがわかっておもしろいなー。(私が知らなさすぎるだけ?)

 ↑ ん?この町名は何?狩太? これまたさっそく調べたところ、なんとニセコ町の旧名でした!知らなかったよー!(私だけ?) 「ニセコ」は、ニセコアンヌプリから付けた名前なのでした!


ニセコ 硫黄川のあたり (10月9日)

2011年10月10日 | ニセコ山系・羊蹄・積丹周辺

前回の続きです。五色温泉から出発して硫黄川近くまで降りてきました。硫黄川はイワオヌプリと

ワイスホルンの間の谷底を流れています。

谷は、赤や黄色の木々で埋めつくされていました。きれいでした!山腹よりきれいかも。

硫黄川の上流方向。深い渓谷になっています。

こちらは硫黄川の下流方向です。渓谷が開けています。水量が少なかったので、河原をちょっとだけ

散歩してみました。(ちなみに登山中に河原に入ると、歩きやすいためにどんどん奥へ行ってしまう

というのが、山中で道に迷う大きな原因らしいです。登山道がはっきり見える範囲にしましょうね!)

シラタマノキやキバナシャクナゲ(かな?)が、河原一面にありました。咲いたら見事でしょう。

の~んびりしたあと帰路につきました。

イワオヌプリ山頂。空がきれいです! 

帰り道、中山峠です。ここの眺めも好きなのです。秋色ですね。