山に溺れる金魚

お山にはまってまだ6年。横浜発☆週末日帰りハイカーのお山の記録。
ブログ『深い森の金魚』続編です。

■癒しの妙高山【わたすげロードと鳥たちの楽園】~後篇

2012-10-03 13:42:38 | 妙高・戸隠・雨飾

 

後篇です。

 

癒しの空間。。。

いつまでもここにずっといたい。。。

という思いを切り捨てて、しばらく歩くとヒュッテが見えました。

黒沢ヒュッテ。

10人ほどの人が休憩されていました。

火打山からのちょうど中間地点でもあります。

ここにテントを張って両方の山に登るのもいい。

これから登りに入るので我々もシャリ補給。

水道はあるものの、飲料水ではないと書かれていました。

10分ほど休憩して出発。

ここからは今までに比べて整備されていない登りです。

雨後などは滑りやすいかも。

しばらく視界もあまりないのでちょっと退屈な道。

黙々と登ります。

そうそう、腰に獣の毛皮をまとっている方たちを見かけました。

マタギみたいな。。。

普通の登山者でしたが、あれって防寒だと今まで思ってましたが、

こんな夏の暑い時期にも纏っているのを見ると他にも意味があるんでしょうか?

ちょっと不思議に思ってしまいました。

 

登りきると大倉乗越。

ふぃー、疲れた~。

ここからかなりの下りに入ります。

せっかく登ったのに。。。ブツブツ。。。

 

なんだか素敵な池が見えます♪

長助池。

池塘とは違うのかな?

それぞれの形がとってもキュート♪

これにも癒される。

目指す妙高山も見えてきました。

ガスに包まれているのでなんだか秘境っぽい。。。

ワクワクしてきます。

あそこにも行きたいけどな~。

残念ながら今回の通り道からはちょっと外れてる。。。

 

急な下りもあり、ロープが設置されています。

雨だと滑りやすそうです。

アレに登るのか。。。

とても存在感がある山です。

 

どんどん下る。

たまに咲いているお花で癒す。

 

ここからの登山道は細く、小さく登ったり下ったり。。。

変化に富んでいるので飽きることはありません。

岩ゴロ道。

雨だと滑りそう。

でも確実に下ってるよなぁ。。。

どこまで下るのかな。

長助池の標高と同じくらい下るとなると、、、その先の山頂への登りって

すごく大変じゃない?(汗)

と思わずにはいられない。

 

小さな雪渓が見える。

もうほとんど融けているのでそのまま渡れる。

ここでちょっと休憩。

これからの登りに備えてシャリ補給。

けれど食欲なし。

ウィダインゼリーでエネルギー補給しておく。

夏はこういうのがありがたい。
(この地点は実は水場でした。帰りに判明。)

 

 

長助池との分岐まで来ました。

ここを左に下りるとさっき見えていた池に行けます。

立派なベンチがあり、休憩ができます。

手前の雪渓で休憩しちゃったのでスルー。

 

 

山頂への長い登りの始まり。

急登です。

あれだけ下ったのだし、当然か。。。

それでも比較的登りやすい小刻みのステップ状になっている。

前をおばさま4人グループが登っていたので、そのペースに合わせて

ゆっくり汗をかかない程度に登ることにする。

ただただ登る。

出発時のあの嫌なモヤモヤはいつのまにか消え去っている気がした。

まるで生け花のように咲いている。

 

ガスの切れ間から何かが見える。

岩ゴロ道。

 

ロープのある登り。

無くても岩を掴めば登って行ける。

手と足と全身を使って登る。

 

下りが嫌そうだな。。。

 

長い長い枝が垂れ下がる木が多くなる。

日陰だし、涼しい風がおりてくる。

ここでハンモックで昼寝したいです。

ここまでくると山頂まですぐ。

岩の祠を過ぎると、そこはパッと開けた山頂です。

山頂到着♪

来て良かった♪

三角点。

ガスが少しかかってますが、予想以上に見えて嬉しい♪

「お天気思ったより良かったですね~」と先に登頂されていたご夫婦と共感し合う。

山頂では登山客が清々しい表情で各々のんびりとした時間を過ごしているように見えました。

視界を遮るものが無いので解放感が味わえる。

ガスガスで何も見えないかもと思っていましたが、

火打山が雲に隠れながらでしたがちゃんと見えてました。

 

妙高山は三角点がある山頂と少し離れたところに南峰(5分)があり、

南峰の方が標高がわずかに高いので移動。

南峰。こっちが最高峰。

こちらにも人が結構いて、

大きな岩の上で穏やかな風を感じながらのんびりと過ごす。

南峰からみた三角点。

とても気持ちのいい山です。

遠くの山までは見えないけれど。。。

思ったより天気良くて良かった♪

 

30分ほど滞在して下山。

 

帰りなのにこんな登りがあったりで結構大変。

黒沢・大倉分岐までは岩がゴロゴロしている急な下りなので滑って転ばないように慎重に。

 

黒沢・大倉分岐を過ぎて雪渓(川)があるところは水場でした。

通過しようとすると、休憩していた年配のパーティの方たちに

「水は大丈夫(ある?)?」と声を掛けられて初めて飲める水だと知りました。

水は足りていましたが、せっかくなので美味しい水を水筒に補給。

後で飲みましたが、本当に美味しかったです♪

 

途中小雨も降ってきました。

 でもレインウェア着るほどではない。

帰りの木道はちょっとスピードアップ。

でもさすがに疲れてきました。

木道の脇。よくよく見たらモウセンゴケぎっしり。

わたすげが咲いている木道を過ぎて、富士見平までの登りが暑さも加わってやはりちょっとしんどかった。

あと、4/9表示から3/9表示までの距離も長く感じた。
(下りって精神的に長く感じますよね。)

この階段は下りはすごく楽だった。

 

黒沢橋から先の整備された木道でさえも、「こんなに歩いたっけ?」と思ってしまうほど歩いても歩いても辿りつかない。

とても長く感じてしまいました。

そして駐車場に到着♪

 今回のルート&標高グラフ

 総距離 約18km

   所要時間 約9時間半

 

 目安

 体力度 ★★★ 

 危険度 なし    

 整備度 ★★★★   

 眺望度 ★★   (雲がなければもっとよし)            

山スカ度 ★      


※上記は、2012年8月11日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。

 

 まとめ

癒しを求めて登った妙高山。

お天気が心配でしたが、思っていたよりいい天気に恵まれました。

最近登るのは、お天気が比較的いいだろうという山に限られ。。。

天気予報と睨めっこしながら前日になって登る山を決めることが多い。

今回もそう。

妙高山は来年あたりと考えていたのですが、急遽お天気の都合で登ることに。

初めはコースタイムの短い燕温泉からのルートにしようかとも思いましたが、

変化に富んだ登山道が魅力の笹ヶ峰ルートにして正解でした。

中でもわたすげが咲き誇るあの木道歩き。

四方八方から鳥たちのさえずりが響き渡り、夫婦共にとても癒された気がします。

理想は、一泊して火打山にも足を伸ばしたいところですが、日帰り族なので

火打山はまたの機会にとっておくことにします。

妙高山。またいいお山に出会えた気がします。

 

 



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