星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

WEBひろいよみ〜DUCKSCOOP

2018-05-14 | DEAN FUJIOKA
●DUCKSCOOP
ディーン・フジオカの新たな表情と出会える、深田晃司監督の最新作

監督の言われている「結論や感情がひとつになるよう提示される映画は危険。」にまったく同意します。1つの結論に導かれる作品は恐ろしい。1種類の考え方しか認められない社会や組織は息苦しい。監督の原作にも自由に考えられる余白がたくさんあり、鳥肌が立った箇所も。これはネタバレでもなんでもないので事前に原作を読んでもOKだと思います。原作で味わって、映画で味わう。二度味わえるのが楽しみな作品です。


※以下、ディーンさんに関するところを中心に引用させていただきます。
*************
本作「海を駆ける」では甘く優しいイメージとはちょっと違う、時に怖くなるような気配を漂わせている。深田監督も、その存在感を絶賛。
「ディーンさんの演じるラウは“自然の象徴”とも考えられる役柄。そこに私の自然観も反映されていると思います。ラウの行動には意図が見えないようにしたいと考えていたんですよね。そんな中、ディーンさんの少年のような表情や演技を見たらイメージにとても合っていて、あらためて出演していただけて良かったなと」


海に打ち上げられた謎の男ラウが〈生と死〉を操っていく(!?)騒動を描いた本作は、監督の自然観が揺さぶれらる出来事に端を発している。2011年12月、深田は津波と防災に関するシンポジウムを撮影するためインドネシアの街バンダ・アチェを訪れていた。アチェは2004年に津波の被害に遭っていた一方、日本は東日本大震災の記憶がまだ生々しい頃で、現地のシアクアラ大学と日本の京都大学が共同開催した。


「いろいろ考えさせられることが多かったんですよね。災害は数字だけで測れるものではないですけど、アチェの被災者数は約17万人。東日本大震災で2万人ほどですから、いかに大きな災害だったかわかるわけです。しかし3・11の映像を見た時には足元から崩れ落ちるようなショックを受けたのに、アチェの震災には大変なことだと思いつつ海外のニュースのひとつとしか受け止めていなかった自分にも、向こうへ行ってみて初めて気づかされた。そこで、なぜなんだろうと考え始めて……」

「イスラム教の影響も大きいんでしょうね。遺族も『神様が望んだんだから仕方がない』と言う人が多く、災害との向き合い方の違いを感じました。また、国それぞれの精神性があって、私自身は信仰などないですけど、スピリチュアルな考えを否定もできない。たとえオカルトみたいな話であっても、その世界観はできるだけ映画の中に収めました」


「人間の〈生〉とは関係なく、その前にも後にも時間は流れている。海は恵みも災いももたらすので人間はいろんなことを考えてしまうけれど、そこに本当の意味などない。人間の思惑とは無関係に、自然は存在しているんです。この映画は観客自身が自由に受け止め、考えてほしいですね。自分なりに責任を持って取り組んでいますが、映画は百人いたら百通りの意見が出るものにしたいと言ってきました。結論や感情がひとつになるよう提示される映画は危険。私は、観客を思考停止にさせない映画を作り続けていくつもりです
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映画「海を駆ける」完成披露イベント舞台あいさつ(3)。

2018-05-14 | DEAN FUJIOKA
MaiDiGiTVより。先日の(2)の続き。

鶴田真由、ディーン・フジオカに見とれる 「なんてピュアな目を」と絶賛 映画「海を駆ける」完成披露舞台あいさつ3




●映画「海を駆ける」完成披露イベント舞台あいさつ(1)(2)(3)をまとめて見る。
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