今日は台風のおかげでフェーン現象が発生し、こちらは気温が上昇してます。風も強くてまるでドライヤーの熱風を浴びてる感じです。こんな日は畑仕事も大変なので、室内作業。種取りしてます。
あ、ちょっとぼけたな。お盆の時にとった「グルメでイタリアナス」の種取り用果実です。
以前「ヴィオレッタでは?」と疑惑だった個体なんですが、わたし好みの丸い大きな実がなってくれまして。追熟したらしわしわになってきたので、そろそろ完熟してきたみたいです。
下半分の方が充実した種が採れるので、半分に切ります。
ちょっと固めの種がびっしり入っているので、指でボールに掻きだします。
水に浸すとごみが浮きますので、上澄みを捨てて種だけ残します。
今回はほとんど沈んでますね。充実したいい種のようです。
茶こしに受けて日陰で乾かします。今日は暑くて乾燥してるのですぐ乾くでしょう。
乾いたらチャックつきビニール袋に入れて冷蔵庫。来年の種まきまで保存です。
ナスはこのほかに、ロッサビアンコも種とり用に待機させてます。
いや、合成ではないですよ。実物はグレープフルーツより大きいです。これも自家採種を2回繰り返してますので、だいぶ固定化してきたようです。種取りを繰り返すとその土地に適合する野菜が出来てくるそうですが、確かに丈夫になってる気がします。
このロッサも植え付け時は本当にひ弱だったんですが、7月に入ってぐんぐん成長し、ソフトボール大の実をつけてくれています
こちらはバジルの自家採種。葉物野菜はあまり形が気にならないので、時々こうやって自家採種して育てています。
一般にF1種は種取りに向かないと言いますが、そんなことはないと思います。
これはスーパーのパプリカから種を拾い出して播いたもの。ゆっくりですが成長して、ようやくつぼみをつけました。
この姿を見ると結構丈夫に育ってるんじゃないかと思います。
一方、こちらは固定種とされるみやまこかぶの自然生えです。
うちで播くとなぜかかぶにならずに「野沢菜化け」してしまうんですよね。固定種も先祖返りするのかも知れません。
F1でも固定種でも、種取りしていると強いものは残り、弱いものは病気や虫などで消えていきます。
その中からいいものを選抜していくわけですが、あまり形のいいものばかり選ぶとだんだん植物自体が持つ生命力が弱くなるそうなので、ある程度は雑に作った方がいいのかも知れませんね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます