昨日は新規開墾畑の区画づくりです。今のところ何にもない原っぱ状態なんで、畝を作るための区画線をまず決めないといけません。昨日はようやく晴れたんでその作業ができました。ついでに真ん中のトマトやトウモロコシ予定地の畝の地盤をしておきます。

まずは杭をうつところから。
境界線に合わせて杭を4本打ちます。杭の先は腐食防止に軽くバーナーであぶっておくといいです。

まずは1本打ってから、てっぺんに1本釘を打ちます。
そのくぎに巻き尺をひっかけて採寸します。今回は3m×6mの区画をまず採寸し、それを5つに分ける方式で行こうと思っています。

4隅に杭を打ち、大きさが決まったら、下から10センチと20センチの位置に横に釘を打っておきます。
これは畝の高さの基準。低い畝にするときには10センチの高さに、高畝は20センチにしたいので、畝建てするときはここに水糸を張って行きます。

で、いったん下の位置に水糸を張ったら、くぎに同様に巻き尺をひっかけて計測して畝を分割します。
分割位置にはピンなど刺しておくといいんですが、ここでは仮に青い棒を刺しました。これで畝づくりの位置が決まります。

次に地盤づくりです。
杭で囲まれた予定地を軽くひっかくように耕し、主根草などの大雑把な根を取り除きます。頑固な地下茎などはスコップでやるとわりに簡単に取り除くことができます。
今回借りた畝には一部ミントがはびこっていました。これは掘り起こして土地の隅に放り投げておきました。ミントは地下茎のかけらからもすぐ増えるので、将来的には畑の隅でブッシュになってもらいたいです。


今回、地盤づくりに使う物たちです。
アシや薄は近くに藪があったのですぐ刈ってくることができました。これは水はけをよくしたり、初期のマルチに使います。
もみ殻はまだ使用しませんが、落ち葉は初期の肥料として使います。いずれも分解の遅いものばかりです。

あとはこれ、5年以上前に作った自家製柿酢です。
畑の隅で渋柿の熟したのが大量に落ちていたので以前作ったんですが、食べる勇気がなくて……。これは土の活性化にまきます。

まずは畝2本の真ん中に溝を掘ります。深さは20センチ、スコップの長さと同じ程度です。
これでは色がわかりづらいんですが、掘ってみると上部と下部の色が明らかに違います。下はいわゆる耕盤層というもので、耕しても養分や根が届かなかったところ。今回これにスコップで割れ目を入れます。
色が変わるところまで出てきたら、そこにスコップを突き刺し、土を軽く起こします。
細かくする必要はなく、だいたい10センチ間隔ぐらいで突き刺していきます。そのあともみがらくんたんをうっすらまき、柿酢を100倍に薄めたものをかけます。

それから水はけをよくする材料を入れます。
最初はアシなどの丈の高い草、次に落ち葉です。割合は適当なんですが、水はけのためにはアシなどを多めに入れるといいようです。
私はここの上にコンポストにためておいた生ごみも敷きました。一応元肥代わりです。敷き終わったらこの上に米ぬかを敷き、踏み固めてから再びくんたんと柿酢をまきます。

これをしてから土を戻し、今度はその上に土を盛り上げます。
通路からの土を取って盛り上げていくんですが、ちゃんとした畝にしなくて構いません。本格的な畝建ては2~3週間後です。

盛り上げたら、水はけをよくしておくために通路予定部に溝を掘っておきます。
通路はまた畝建ての時にきちんと採寸しますんで、これは仮ですね。これで畝の大体の形と位置が決まりました。

あとは防草シートや刈草などをかぶせて、2~3週間養生しておきます。
来月半ばにトンネル支柱が届く予定なので、その時に施肥、本格的な畝建てします。
中央の畝が土づくり終わったんで、来月はジャガイモの畝づくりです。
いっぺんにできないので少しずつやっていこうと思います。