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ぽたぽたもんばたけ

間借り畑とベランダで何ができるか実験中
猫記事追加してます

マルチの上から追肥

2017-02-26 08:31:23 | 土づくりの工夫

昨日は後半から無事晴れてきまして、畝も乾いてきました。せめてニンニクの追肥と苗床作りだけでもしておこうと、開墾畑に出かけていきました。

今回は考えあってマルチの上からぼかしをばらまきます。

ばらまいた後は、手ぼうきでぼかしを穴に落とします。
以前は穴に入れるように注意したんですが、やってみるとこのやり方のほうが圧倒的に早いし楽です。

こんな感じにきれいに入ります。やってみるものですね。
本格的に暖かくなってから、ついている枯葉を取り除きます。今はまだ寒いので保温代わりです。

隣の畝は片付けて、苗床に使います。
だいたい45×70センチぐらいの大きさのスペースなんですが、ぼかしふって耕し、マルチをかけました。ここは2~3週間地温を上げて、白菜やキャベツから育苗していこうと思っています。
真ん中に大きめの穴が開いてますが、そこにはネギをまくか、植えるつもりです。ネギは育苗に時間かかりますので、最後まで居座ってもらい、消毒もしてもらいます。

今タイニーの苗がぼちぼち鉢上げまちです。
この育苗床も、3月半ばあたりから稼働していきます。


畝の区画づくりと地盤改良

2017-02-23 09:28:19 | 土づくりの工夫

昨日は新規開墾畑の区画づくりです。今のところ何にもない原っぱ状態なんで、畝を作るための区画線をまず決めないといけません。昨日はようやく晴れたんでその作業ができました。ついでに真ん中のトマトやトウモロコシ予定地の畝の地盤をしておきます。

まずは杭をうつところから。
境界線に合わせて杭を4本打ちます。杭の先は腐食防止に軽くバーナーであぶっておくといいです。

まずは1本打ってから、てっぺんに1本釘を打ちます。
そのくぎに巻き尺をひっかけて採寸します。今回は3m×6mの区画をまず採寸し、それを5つに分ける方式で行こうと思っています。

4隅に杭を打ち、大きさが決まったら、下から10センチと20センチの位置に横に釘を打っておきます。
これは畝の高さの基準。低い畝にするときには10センチの高さに、高畝は20センチにしたいので、畝建てするときはここに水糸を張って行きます。

で、いったん下の位置に水糸を張ったら、くぎに同様に巻き尺をひっかけて計測して畝を分割します。
分割位置にはピンなど刺しておくといいんですが、ここでは仮に青い棒を刺しました。これで畝づくりの位置が決まります。

次に地盤づくりです。
杭で囲まれた予定地を軽くひっかくように耕し、主根草などの大雑把な根を取り除きます。頑固な地下茎などはスコップでやるとわりに簡単に取り除くことができます。
今回借りた畝には一部ミントがはびこっていました。これは掘り起こして土地の隅に放り投げておきました。ミントは地下茎のかけらからもすぐ増えるので、将来的には畑の隅でブッシュになってもらいたいです。

今回、地盤づくりに使う物たちです。
アシや薄は近くに藪があったのですぐ刈ってくることができました。これは水はけをよくしたり、初期のマルチに使います。
もみ殻はまだ使用しませんが、落ち葉は初期の肥料として使います。いずれも分解の遅いものばかりです。

あとはこれ、5年以上前に作った自家製柿酢です。
畑の隅で渋柿の熟したのが大量に落ちていたので以前作ったんですが、食べる勇気がなくて……。これは土の活性化にまきます。

まずは畝2本の真ん中に溝を掘ります。深さは20センチ、スコップの長さと同じ程度です。
これでは色がわかりづらいんですが、掘ってみると上部と下部の色が明らかに違います。下はいわゆる耕盤層というもので、耕しても養分や根が届かなかったところ。今回これにスコップで割れ目を入れます。

色が変わるところまで出てきたら、そこにスコップを突き刺し、土を軽く起こします。
細かくする必要はなく、だいたい10センチ間隔ぐらいで突き刺していきます。そのあともみがらくんたんをうっすらまき、柿酢を100倍に薄めたものをかけます。

それから水はけをよくする材料を入れます。
最初はアシなどの丈の高い草、次に落ち葉です。割合は適当なんですが、水はけのためにはアシなどを多めに入れるといいようです。
私はここの上にコンポストにためておいた生ごみも敷きました。一応元肥代わりです。敷き終わったらこの上に米ぬかを敷き、踏み固めてから再びくんたんと柿酢をまきます。

これをしてから土を戻し、今度はその上に土を盛り上げます。
通路からの土を取って盛り上げていくんですが、ちゃんとした畝にしなくて構いません。本格的な畝建ては2~3週間後です。

盛り上げたら、水はけをよくしておくために通路予定部に溝を掘っておきます。
通路はまた畝建ての時にきちんと採寸しますんで、これは仮ですね。これで畝の大体の形と位置が決まりました。

あとは防草シートや刈草などをかぶせて、2~3週間養生しておきます。
来月半ばにトンネル支柱が届く予定なので、その時に施肥、本格的な畝建てします。

中央の畝が土づくり終わったんで、来月はジャガイモの畝づくりです。
いっぺんにできないので少しずつやっていこうと思います。

 


2種類の荒おこし

2017-02-19 12:36:37 | 土づくりの工夫

昨日は晴れていたので残した畝の荒おこしをしてきました。不耕起栽培の畝2本と落ち葉を秋に漉きこんだ畝1本です。それぞれ荒おこしのやり方が違いますので、分けて説明します。

こちらは冬にキャベツを植えておいた不耕起畝。

キャベツは思いきって諦めるとして、全体を覆っている草はとりません。マルチの代わりになるからです。その上で地中に空気を入れるために、ところどことスコップを挿します。

スコップを畝に差し込むと、こんな感じで30センチほど楽々入ります。

この層を崩したくないので、この状態から軽く倒してからスコップを抜くにとどめます。大体10センチ間隔で畝全体にこれをやります。

今回は表面にくんたんを撒いてからこの作業をしました。

表面上は変化ないですが、これで荒おこし済んでます。一般的な方法よりずっと楽な作業です。

こちらは落ち葉を漉きこんだ、キュウリ予定地です。こちらは冬の間にコガネムシなどが発生してる可能性があるので、30センチほど天地を替えるつもりでひっくり返します。

案の定幼虫が2匹出てきたので退治しました。ついでにくんたんと草木灰をすきこんで消毒です。

これらの荒おこしを終えて1ヶ月したら、いよいよ植え付けです。


山にしいばかりに

2017-02-16 18:09:36 | 土づくりの工夫

今日は久しぶりに10度超えで暖かいです。多少風が強いですが日差しも出てるんでだいぶ雪が解けました。待ちに待った畑仕事ですが、まずは落ち葉拾いから始めました。

畑にすきこむ落ち葉堆肥作りです。
発酵落ち葉の堆肥を作るのは初めてですが、新規畝にすきこもうと思って。前々から考えてたんでスタッフバックを買ってあったんです。今回初めて使用します。

スタッフバックの容量は107リットル。200リットル入りのもみ殻袋がピッタリ入ります。今回はこのようにセットしてどんどん落ち葉を詰め、口を縛る作戦で行きました。

道路わきの斜面に降り積もった落ち葉をほうきで集めていきます。
一冬越したんで、中の方はだいぶ分解が進んでいました。これなら腐葉土になるのも早そうです。

下のほうには菌糸も。いわゆる「はんぺん」です。これは貴重なんで集めます。
大体30分ほどで2袋がいっぱいになりました。

口をゴムスビーで縛り、スタッフバックをひっくり返していっちょ上がりです。
これを車に詰め込んで、同じ袋にもみ殻1袋いただいてきました。

今回は材料を全部混ぜてから詰め込む作戦で行きます。種麹作る時と一緒で、菌をなじませてしまうのです。
落ち葉7、もみ殻3の割合ですが、これだとちょっと栄養的に足りないので、

米ぬかも大体3キロ加えました。
米ぬかはいわゆる、発酵菌のご飯に当たります。これをご飯にしてまずは増殖していきます。

ブルーシートにあけて、スコップで全体を混ぜます。

混ぜたものを先ほどのスタッフバックに詰めていきます。好気発酵させるのでビニール袋には入れません。
少しずつ詰めては踏み、水分をかけて保湿していきます。

スターターとしてはこれを使いました。納豆菌です。
一パックを12リットルの水の中に入れ、ぐるぐるかき回してねばりを溶かします。上澄みを混合物にまきますが、納豆本体も混合物に混ぜ込んでしまいます。

さて、全部詰め終わったら上にネズミ除けにもみ殻燻炭を2センチほど敷き、園芸シートを敷きます。
園芸シートはピクニック用のシートで構いません。その上に水の入ったペットボトルを載せます。
ペットボトルは重しと、保温用です。昼間は熱を蓄え、夜はその熱で保温します。

最後に水が入らないよう、全体にビニールをかけて完成です。

うまくいけば4日ほどで温度が上がってきます。うまくいきますように。


荒おこしで肉体労働

2017-02-04 16:37:22 | 土づくりの工夫

雪が積もっている間は開店休業状態だった開墾畑なんですが、立春の今日久しぶりに行きました。今日は本当に春っぽく暖かくて、日差しも朝から照ってくれてるんです。一応土が緩む午後から出かけたんですが、雪はすっかり溶けていました。

 

本格的な作付けの前に土づくりをしておこうと思って。
先日大根とニンジンは全部収穫したので、2畝はリセットできます。そのほかに初冬に豆の残さをすきこんだ畝をもう一度かき回して、分解を促してやります。

久しぶりの力仕事です。まずはスコップで土の上下を荒く起こしてひっくり返しました。
夏にやった時にはスコップが刺さらなかったんですが、冬はらくらく入ります。大根とニンジンがある程度土をほぐしてくれたようです。

一休みしてから、今度は土の表面にたい肥、燻炭、牡蠣殻石灰、米ぬかをまいてすきこみます。
左がすきこんだ後、右がすきこむ前です。すきこみは鍬で耕してやります。
たい肥や燻炭、牡蠣殻石灰は土壌改良剤、米ぬかは発酵補助にまきます。ここの土地は多少水が溜まりやすいので、水はけをよくするために燻炭多めにまいてます。

まいた後は1か月なじむまで放置です。
まあどうせまだまだ雪は降るでしょうし、一番早いジャガイモもお彼岸ごろの作付けです。そのころまでにはある程度土もなじんでくると思います。
1か月後に肥料のぼかしをまいていく予定です。

ところで今回耕した際に、ちょっと困ったちゃんが出てきました。

玉ねぎの出来損ないです。

実はこれ、セット玉として育てたものの分球してしまって。様子見てたんですがあまり球が太りそうにないので、思い切って植え替えてみることにしました。

あまり期待は持てそうにないですが、土の消毒にはなるかな。
半分根を切って発根を促します。

半分は食べてみることにします。
根元の部分だけ10センチほど切り、半分にして鍋に入れます。

お味はどうかな?