ユキヤナギがきれいじゃけん

　まだサクラは咲かんけどのう、もう辺りはきれいな花でいっぱいじゃけん。

　中でもひときわ目につくのは、やっぱりユキヤナギかのう。

　可憐にして、ダイナミック、地味でなく、派手過ぎない。

　なんと言っても、名前が素晴らしいけん。
文字で美を表現する、日本語の、もっともソフィスティケイトされた単語のひとつだと思うけん。

　サクラのような、分かりやすさじゃなくてのう、密かな幸福感を味わう花ですけん。

ＪＬＯじゃけん

　「菊池貞吉６５歳、豆腐を売って５０年。
そのわしが、ジェニファー・ロペスのバックで密かにラッパを吹いてる事を、
知る者はおるまい…」


　ジェニファー・ロペス久々のスマッシュヒットとなった「Ｇｅｔ Ｒｉｇｈｔ」
あの、力の抜けるような見事なホーンは、きっと豆腐屋さんのラッパに違いないけん。
グウェン・ステファニーも、カイリー・ミノーグもやっとるように、日本語を使うのがクールになっとるけどのう、ついに、ここまできたんか。
さすが、ＪＬＯじゃけん。


　ホントはサックスの音じゃけん。

キジが鳴いたけん

　南大沢の街の成り立ちを知るにはのう、ジブリのアニメ
「平成狸合戦ぽんぽこ」
を見るといいけん。
ニュータウンで、平成に入ってから開発がすすんだのは、この地域だしのう、劇中見たような風景がいっぱいあるけん。
開発がすすむ以前、この辺りはチベットなどと呼ばれとってのう、タヌキくらいしか住んどるもんもおらんかったようじゃけん。

　駅前はリッパに見える南大沢だけどのう、一歩奥地に入ると、東京都が開発を断念した痕跡がまだまだ広がっとるけん。
長年守られてきた里山は、公園を残して大部分が削りとられて、造成した野っ原だけが残されとるけん。
その造成地も、年に何回か草を刈るくらいでのう、だいたい放ったらかしじゃけん。
ぼーぼーにススキのはえた草っ原に毎年暖こうなると、
「ケンケーン！」
と、キジの鳴く声が聞こえるけん。
造成地のススキの間に、姿を見る事も少なくないけん。
この、中途半端な環境に適応しとる、逞しい生き物じゃけん。

　ところが、今年はなかなか声を聞かんのう。
この２年ほど、この界隈はマンションの建設ラッシュでのう、建設技術の向上もあってか、タケノコのように建物が建っているけん。
キジたちも、生活の場を追われて、おらんようなったんかのう。

　と、寂しがっとった矢先、朝からけたたましい声を聞いて安心したけん。
これからは、キジの保護のために、開発はやらん方がいいと思うけん。

ハクモクレンが咲くけん

　気象庁の、サクラの開花予想日を過ぎとるのに、靖国神社の標準木はまだだそうじゃのう。
ま、花がひとつふたつ咲いたけん、即花見なんて事はないし、多少のズレは問題ないけん。

　南大沢のソメイヨシノは、まだまだ蕾が膨らんできたくらいですけん。
もっとも、南大沢じゃソメイヨシノより開花の遅いヤブザクラや、ハッパを食べるオオシマザクラの方が見ごたえあるけん、花見はまだまだ先かのう。

　とは言っても、一年中何かしら花は咲いとるけん、楽しみは尽きんのう。
ハクモクレンはもう蕾は開いて、ほとんど咲いとるようじゃのう。
コブシももうちょい。
サクラが咲くまで、楽しみはこっちじゃけん。

きょうの いぬちくしょう

「いつもいつも、いい加減な事ばっかり書いてると、わし怒るけん！」


でしたー。

きょうの いぬちくしょう

　不審者を追い払うのが番犬のつとめだからと言って、丸太を隠し持って待ち構えている、気の荒いフレンチブルなのでしたー。

かゆいけん

　うーん、目がしばしばするのう。
ハナ水も止まらんけん。いったいわしのどこに、これだけ大量のハナ水が蓄積されとるんかのう。

　今年は去年の３０倍の花粉が飛んどるそうじゃのう。
日本の林業政策の過ちが、こんなカタチで国民に降りかかってくるとは、なんとかせんか、コイズミ！。

　ま、戦後の復興期の、効率優先の林政じゃけん、杉ばっかり植えるのもしょうがないんかのう。
でも、今になって貴重な原生林だの自然林取り返せんようになると、無計画に自然を壊すんは、考えものじゃけん。
現実問題、林業にたずさわっとらん人たちが、実害を被っとる訳じゃけん、行政のレベルで、なんとかしてほしいけん。

　だけどわし、気のせいかのう、比較的花粉の少なかった去年より、いくらかラクな気がするけん。
去年はもう、苦しうて苦しうて、もうどうしたらいいか分からんかったけん。

　そう言えば、今年は早い時期から、いろいろやっとったかのう。
杉花粉飴とか舐めたり、甜茶飲んだり、少しは効果が出とるんかのう。

　苦しむ側も、政治のせいばっかり言わんと、毎年の事じゃけん、ちっとは成長せんとのう。

江ノ島ネコじゃけん

　昨日のピックアップに、江ノ島のネコのブログがあったけん、こりゃぜひトラバさせてもらわんといかんのう、と思うて、過去の記事を調べたら、江ノ島に関する記事を書いとらん事に気付いたけん。
わしが書いたんは、どうも自身の掲示板だったようじゃのう。

　わしが江ノ島に行ったのは、春一番が吹いて凄い風の強い日だったけん。
打ち付ける波が、橋を越えて、車が何台も潮を浴びとったけん。わしの車は古いけん、潮を浴びてサビを出んように気を付けとったけどのう、窓に白く塩が着いとったけん。

　ネコはそこかしこにおったけん。弁財天の参道の路地とか、土産物屋の周りとかのう。

　一番人慣れしとったのが、橋のたもとにおった数人のグループじゃけん。
人見知りせんで、わらわらと近寄ってきてのう、頭の上まで乗り上がられてもみくちゃにされとるカップルもおったけん。

　あんまりフレンドリーじゃけん、わしも遊んでもらおうと思ったけどのう、そいつらの溜り場が公衆トイレの周りじゃけん、ちょっと躊躇したけん。

フルマニュアルの愉しみじゃけん

　最近、京ぽんを使ったゆるーい写真が増えとるけん、たまにはキチンとした写真も貼らんといかんのう。
と言っても、わしのデジカメも、２メガピクセルの、現代のレベルから言うと、かなりショボイしのう。（でも、レンズはいいですけん。Ｆ値は2.0、コンパクトカメラとしては、明るいけん）

　あー、でもわし、プロフィールに３５ミリカメラ使うてると書いとるけん。時々は、交換レンズ下げて出かけるけん。

　わしの持っとるのは、フルマニュアルに、自動と呼べるものがまったくついとらん、スーパーアナクロカメラじゃけん。
「オリンパスＯＭ−１Ｎ」
わしの歳と大差ない、旧型ですけん。今、使うとるのは２台目じゃけん。
フォーカス、アイリス、シャッタースピード、全部手であわせんといかんけん。さらには、シャッターさえ、電磁リリースでのうて、メカニカルシャッターじゃけん。つまり、電気仕掛けなところをまったく持っとらん、バネと歯車を使うた、精密機械じゃけん。
唯一、電気使うとるのは、内蔵したＴＴＬダイレクト測光かのう。だけど、けっこうカンであわせとるけん、目安程度にしか使うとらんけん。
ついでに、電池がのうても動くけん。

　写真は、１５０ミリレンズを手持ち、Ｆ4.0でシャッタースピードは1/30。フィルムは、最近お気に入りのアグファＩＳＯ１００。
ちょっとピンもあまいかのう。
夕刻で、色温度の低い映像になったトコロを、スキャナが赤味を強調してしもうたけん。

きょうの いぬちくしょう

「ま、ま、立ち話も何ですけん、このベンチに座っていかんか！」
と、吠えながら、誰もベンチに寄せ付けない、フレンドリーなしばわんこなのでしたー。