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ベクトル型スパコン(NEC)

2007-12-17 13:21:18 | メモ(科学)
【IT】世界最速ベクトル型スパコン、NECがSXの新モデルを市場投入…単一コアで100GFLOPS超を達成[11/27]

1 :まゆ毛 ボン吉φ ★:2007/11/28(水) 13:15:10 ID:???
 NECは、世界最高速のベクトル型スーパーコンピュータ「SXシリーズ モデルSX-9」を製品化して、10月25日から世界で同時発売した。これは、単一チップ当たりで100GFLOPS(1ギガフロップス=毎秒10億回の浮動小数点演算性能)超という極めて優れた演算性能をもった、世界で最速の一チップベクトルプロセッサを実現したもの。1ノード当たり16個のCPUを搭載して演算性能1.6TFLOPS(1テラフロップス=毎秒1超回の浮動小数点演算性能)を、さらにそれを最大512ノード接続した、総合演算性能839TFLOPSの超大規模マルチノードシステムを実現した。

 SXシリーズは、最先端科学の研究支援ツールとして、研究者にとって「使いやすさ」と「高性能」を提供するスパコンだとNECは強調する。世界中で、これまでに約1100台の累積販売台数を誇り、特に、気象・気候解析をはじめ航空宇宙、環境、流体解析などで高い評価を得ている。
 SX-9は、従来のSX-8の13ノード(1.66TFLOPS)に匹敵する性能を、1ノード(1.6TFLOPS)で実現する、驚異的な演算性能をもったスパコンである。
 心臓部のプロセッサは、基本的に従来のSXベクトルアーキテクチャを継承。これに演算機の追加、ベクトルパイプライン数増強などのアーキテクチャ改良を加えた。
 また、これまでの壁を破る高速化、低消費電力化など最先端技術を採用した
65nmCMOS11層銅配線LSIにより3.2GHzという高周波数化を達成して、単一コアチップとしては、世界初の102.4GFLOPSという演算性能、256Gバイト/秒のメモリバンド幅を実現した。

 同社の丸山好一・執行役員常務は、SX-9製品発表会の席で「例えば気象予測計算分野でSX-9はスカラ型の機能より3~4倍、物性計算分野でも4~7倍優れている」と、ベクトル型SX-9の利点をアピールした。
 さらに、設置面積と消費電力において、従来のSX-8の13ノード対し、同等の性能のSX-9の1ノードはいずれも約4分の1と小型・省エネ化している。コストパフォーマンスでは、従来機の約6倍である。
 同社の西川岳・第一コンピュータ事業本部長は「HPC(ハイ・パフォーマンス・
コンピューティング)分野でも、従来の速さだけではなく、最近はECOの観点も重視されるようになってきており、世界のスパコンランキングトップ500では補完的リストとして、世界で最もエネルギー効率のよいスパコンランキングが発表されているが、SX-9は電力性能比なら世界トップ」と説明した。
 レンタル価格は月額298万円(税込)で、今後3年間で700システムの販売を見込んでいる。
既に受注もあり、20ノードのSX-8Rを導入した大阪大学サイバーメディアセンターが、10ノードのSX-9を来夏に追加導入する。

ソース知財情報局 http://tech.braina.com/2007/1127/it_20071127_001____.html
「SX
NEC、世界最高速のベクトルスパコンを発売

追記
太陽コロナ超高温の謎に迫る 衛星「ひので」
「ひので」が撮影した太陽=宇宙機構、国立天文台提供

「ひので」が撮影した筋状のプロミネンス=宇宙機構、国立天文台提供>

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