ふわり綴り

不安定なアッチの続き。気ままに気に止まったコトをメモメモ。

身体の痛みからの解放に期待

2008-07-05 07:57:03 | 医療
【化学】マリファナ等の成分『ベータ・カリオフィレン』が、強力な医薬品に?
1 : ◆NASA.emcN. @びらぼんφ ★:2008/07/04(金) 20:43:17 ID:???
マリファナ(大麻)には、「ベータ(β)・カリオフィレン」という驚異の化学物質が
含まれている。これまでの詳細な研究により、痛みや炎症、アテローム性
動脈硬化症、骨粗しょう症などの治療に、この成分を利用できることが
ほぼ実証された。

チューリッヒ工科大学のJurg Gertsch博士は、他の3大学の研究者たちと共同で、
ベータ・カリオフィレンの天然分子が、「カンナビノイド受容体・タイプ2」(CB2)と
呼ばれるタンパク質を活性化することを突き止めた。
[カンナビノイドは、大麻に含まれる化学物質の総称。]

活性化されたCB2は、免疫系を落ち着かせ、骨量を増やし、痛みの信号を
遮断する。この際に、[一般にマリファナの作用とされる]多幸感をもたらしたり、
中枢神経系に作用を及ぼすようなことはないという。

(略)
Gertsch博士のチームは6月23日(米国時間)に、この研究成果を『米国科学
アカデミー紀要』(PNAS)で発表した。研究では、この興味深い物質の抗炎性に
焦点を当て、マウスにおいて、単球と呼ばれる免疫細胞に関してテストを行なっている。

強力な作用を持つことが見込まれるベータ・カリオフィレンは、多くの自然食品に
含まれている物質であり、摂取してハイになることもないので、理想に近い薬品に
なる可能性がある。
[ベータ・カリオフィレンはクローブやイランイランの精油に含まれる香り成分として、
アロマテラピーにも利用されている。]

しかも、その有機成分は並外れて安い。[科学研究用の試薬などを扱う]米Sigma
Aldrich社のサイトでは、合法的に、かつユダヤ教的にも正統な素材[コーシャー
(カシュルート)]として、ベータ・カリオフィレンを1キログラムあたり42ドルで販売している。

残念なことに、大手製薬会社は、天然薬品については米食品医薬品局(FDA)の
承認を得ようとしない傾向がある。また、医師のほとんどは、規制機関から正式な
許可を得ていない薬品の処方に消極的だ。

したがって、研究者たちの果敢な努力によって、[薬品としての]ベータ・カリオフィレンが、
人間でも安全で効果があることを証明してもらう必要がある。

たぶん、それが実現するよりも先に、この天然成分は健康食品店のハーブや漢方薬の
棚に並ぶことになるだろう。

ソース:http://wiredvision.jp/news/200807/2008070421.html
画像:http://wiredvision.jp/news/200807/2008070421-1.jpg
Wired Vision 2008年7月4日
※依頼スレ#817より立てました
ベータ・カリオフィレン

【参考】
■Wired Vision 原文
http://blog.wired.com/wiredscience/2008/06/proof-that-mari.html
■Wired Vision 原文
■PNAS - Beta-caryophyllene is a dietary cannabinoid
http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/0803601105v1
■PNAS - Beta-caryophyllene is a dietary cannabinoid

漢方やハーブにして、不純物そのままで馬鹿高い値段や、
偽装、類似品で売られることになったら不幸だなあ。
日本の場合は、その可能性が高すぎる。
慢性の痛みは、人間の精神を壊すというコトを日本の厚労省は理解しなさ過ぎ。
死へのカウントダウンが始まる末期にすら、救いの手が薄すぎる。

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