ぱーぷるさんの野いちごサラダ記念日

８６歳瀬戸内寂聴さんがケータイ小説　筆名「ぱーぷる」(朝日新聞) - goo ニュース
　彼女の源氏物語は、未読のままであるが・・・出来ることなら高校時代に古典を勉強するついでに、辞書を片手に現代語訳しながら読み進めて愉しむことを奨めたい古典小説（物語）の一つだ。
今なら、情景描写が脳内に映像化出来ない時の手助けに漫画「あさきゆめみし」等もある。
　日本文学の中で、すでに源氏物語の中にあらゆる恋物語の有り様が描かれ、後半になれば政治謀略ものに変わりと、物語の秀でたテンプレート集だと色々な小説家の物語を読みながらも、未だに物語りとしての彩りや自由さで源氏物語以上の完成度を持つものを、自分は知らない。
　源氏物語とギリシア神話の枠からは、人は出られないのではないか。
という寂しい結論を、平成以降の小説を読んでは寂しい個人的感想を抱く事が多い。

さて、ケータイ小説というモノを、真面目（ｗ）に読んだ事のない自分には、ジュニア小説（スニーカー文庫）やボーイズラブと同じような（これも一冊読んで挫折）感覚で、取り扱い不可状態だったのだが、86才という御大が果敢に挑戦していることに尊敬の念を込めて、読むことに挑戦・・・とは、やはり無理です。

読んでいて、苦痛が・・・。
ケータイ小説野いちご
彼女の初期作品は、読んだことがあるが、さすがにケータイ小説は、精神が硬直年寄りの自分には無理だ。

ケータイモノを読むのならどちらかというと、苦悩している青く輝く若手の詩人さんが書いているＮＯｔｉｔｌｅの詩を読む方が、懐かしかったり、胸に突き刺さる言葉の破片や、ジッとしていられない感情がもっと激しく揺れたりと繊細さと荒々しさにディスプレイ越しに伝わる熱がある。

どこかルーチンワーク的な気恥ずかしさを、パープルさん（笑）のケータイ小説で読むよりは、【文化】 "「こんな小説読んだことない！」と絶賛の声" 日本ケータイ小説大賞、「あたし彼女」に決定…なんと他２つの賞も獲得★４での、苦痛を味わう方が、会話のネタになる。（不謹慎だろうが）
しかし、両方同時期に記事になるって事は、相乗効果を狙ってるのかな。
ちなみに「あたし彼女」の一部。
※一部引用：http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001
アタシ
アキ
歳？
２３
まぁ今年で２４
（中略）
女って
働くモン？
アタシ
別に
上目指す？
そんなの
論外だし
てか
やりたい奴は
勝手に
やってろよ
みたいな
男が
頑張って下さ～い
てか
アタシの為に？
みたいな

選挙の秋は延長戦でなさそうなので、とりあえずケータイ読書の秋か。。。。