ふわり綴り

不安定なアッチの続き。気ままに気に止まったコトをメモメモ。

骨粗鬆(ネオリベ)の骨太方針と心中したくない。

2008-12-03 17:20:30 | 経済
歳出抑制方針、首相「維持する」 党内から撤廃論大合唱(朝日新聞) - goo ニュース
これほど世界中が恐慌へと陥るのを必死で食い止めようとしているのに、
(マス・メディアは社会荒廃してる方が楽しいのかもしれないが、今のような状況で緊縮財政・財政再建・清貧カルトを連呼していると本当に報いが行くと思うよ。それが、どのような報いなのかは知らないが、2000年以降と以前では後から自分は正義でした・・と言うような恍けた言動で情報を上書きしようとしても、それは成功しないであろう。特に肩書きを利用し、デフレ不況であったのに、森・竹中・小泉を持ち上げた面々の名前や顔は忘れないであろう。)
日本だけは、すでに出ている失業者(派遣だけに留まっていないのは承知の通り)が続出し、このまま何の景気対策をしなければ失業者が大量に出てくるというのにオート・レスポンスの確認メール状態で、
・公共事業費前年度より自動的3%減。
・毎年社会保障費の2200億円減
を、維持するなんてナント馬鹿馬鹿しい。

読むとムカムカして胸が悪くなるので、あまり開きたくなかったのだが、雇用保険や必要とするべき社会保障の廃止や抑制ありきである、こんな非人道的な政策をキャッチフレーズで続けていたら、日本国内の個人消費は縮小したままで浮き上がることなど不可能である。
経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006 (経済財政諮問会議)

社会保障↓

○ 今後とも高齢化の進展等に伴い、社会保障給付については大幅に増加し、そのための保険料・税負担も大きく増大していくことが見込まれる。
○ こうした中、社会保障制度が国民の安心や安定を支えるセーフティネットとしての役割・機能を将来にわたり果たし続けていくためには、制度自体の持続可能性・安定性を確保していくことが何より重要であり、
そのためには、現役世代の負担が過度のものとならないよう社会保障制度全般にわたり不断の見直しを行い、セーフティネットとして求められる水準に配慮しつつ、給付の伸びを抑制することが必要となる。
○ また、政府・与党の公約である2010 年代初頭の基礎的財政収支の黒字化を実現するために、政府全体の歳出を聖域なく厳しく見直し、増税額を出来る限り小さくすることを目指す中で、国の一般歳出の4割を超える水準にあり、また高齢化の進展等により今後増加が見込まれる社会保障についても、国民の理解を前提としつつも一定の歳出の抑制努力は避けられない。
○ 社会保障については、これまで各般の改革を行ってきたところであるが、以上のような観点を踏まえれば、今後5年間においても、次に掲げる事項を含め改革努力を継続していく必要がある。
<雇用>
・ 失業等給付の国庫負担の在り方については、「廃止を含めて検討する」という「行政改革推進法」の趣旨を踏まえ、かつ、昨今の雇用保険財政の状況(積立金2.5兆円)にかんがみ、2007年度において、廃止を含む見直しを行う。

<生活保護>
・ 以下の内容について、早急に見直しに着手し、可能な限り2007 年度に、間に合わないものについても2008 年度には確実に実施する。
-生活扶助基準について、低所得世帯の消費実態等を踏まえた見直しを行う。
-母子加算について、就労支援策を講じつつ、廃止を含めた見直しを行う。
-級地の見直しを行う。
-自宅を保有している者について、リバースモーゲージを利用した貸付け等を優先することとする。
・ 現行の生活保護制度は抜本的改革が迫られており、早急に総合的な検討に着手し、改革を実施する。
<介護>
・ 介護については、これまで所要の改革を行ってきたが、それでも
経済の伸びを上回って給付費が増大することを踏まえるならば、保険
料の増大が避けられない状況にある。
・ 保険料負担が過度のものとならないよう、次期事業計画の開始が2009 年度であることを念頭に置きつつ、2011 年度までの間においても、公的給付の内容・範囲及び介護報酬の在り方についての見直しなど必要な改革に取り組む。


民需が弱い時に、民間の企業へ委ねる雇用対策など、幾ら補助金付けても大きな湖へ角砂糖を1個落として、甘い水に変わるとでも思っているのだろうか。
今、必要なのは住処であり、安定した雇用創出だと理解しているだろうし、
幾らマゾ属性が高い日本だとしても、
自分や自分の愛する人々が飢えや病に苦しむことになったら、どんな事をしてもその状況を打開するために、罪を犯さざるを得ない人が増えるであろう。

困窮している状態で、短絡的な思考で行動を取らざるを得ない人々や、
病む人々を【モンスター】と言う安易なレッテルを貼りをマス・メディアが作り上げてアナウンスしている所を見ると、
そういう極まれな個を拡大させて、社会保障を必要としている層を切り捨てる事の罪悪感を政治家たちから消すための祭りか。

東京や大阪、広島・福岡・高松の道を地図を片手に辿ってみたが、
もっと道路の整備が必要だと感じたし、こんなデフレ不況の時は適正価格で(今の改革馬鹿知事や一部民主の民間で工事させたら、とか・・海外ではとか、公の仕事に赤字を強いるような違法なことをやらせるような安価な価格を適正価格とは呼ばない。)どんどん工事をすれば良いのに。と何度思ったことか。

地方の道路が無駄というなら、東京の渋滞をよりいっそう緩和出来るような道を造れば良いし、介護士や看護師は準国家公務員にして、厚労省から直接、給与を支払えば良い。
医療や福祉に携わる人間が、生活基盤が安定しない低賃金や過重労働は、不幸な惨状になることは、景気の良かった頃でも民間病院に勤めている看護師の低賃金や過重労働で問題提起されたはずなのに、介護保険料導入時に若者に夢だけ見させて、意図的に介護報酬を下げ続け、純粋な気持ちで介護職を選んだ人々に絶望感を与えるという罪深いことを犯したのだ。

ともかく、ITにしろ介護職にしろ国が音頭をとって導いたのだから、それぞれの資格を持つものを、とりあえずは国が雇用を作る。

日本の内需を勝手に見限って、労働者=消費者という極当たり前のことを忘れている経団連の方々には、反省して頂いて、
政治の中心へ商売人を堂々と置くのは、議院内閣制における日本政治の瓦解に等しい。
全ての民間企業の職を辞めて、企業経営にノータッチである人を相談役にするならともかくとして、ベッタリ企業名背負った状態の立場の人が政策を買いながら作るこの【骨太の方針】とは、少なくとも一緒に心中したくない。

【アキハバラ】で人気か、どうかは知らないが、
少なくとも、【不況時に消費税上げるなんていうのは馬鹿】と言ったり、
財政出動の必要性を語ったりした麻生総理に、藁にすがるような思いで投票した自民党員も多いだろう。

金融危機の回避策や内需拡大を各国と約束してきたのではないのか。

まして給付金に対して、バラマキとかしか呼べないマスコミや政治家はオカシイ。
金額の少なさを責めるなら話は分かるが。
消費税しばらく「凍結」とお金の流れを良くするために金融政策と、法人税の減税を元に戻し(橋本政権当初くらい)累進課税強化になることを望む。

【政治】構造改革の象徴、「骨太方針2006」3年間凍結の動き - 自民党

24 :名無しさん@九周年:2008/12/03(水) 01:22:22 ID:7APic2m/0
>>1
小泉の頃とは状況が違うからな。
世界がバブルで狂ってた時代の方針でいられるわけがない。
来年は世界はますます景気が冷え込むぞ。
日本も当然そのあおりを強く受ける。
日本銀行は基本、ドル資本で構成されてるからな。
ユーロをあまりもっていない日本はアメリカが風邪をひいたら、微熱は避けられない。


まあ、マスゴミに扇動されちゃってる、
「政権交代マジック」で全てを解決できると思ってる奴らのいう事など気にするな。

55 :名無しさん@九周年:2008/12/03(水) 07:29:08 ID:CwCqO+xm0
中国 57兆円
アメリカ 77兆円
EU 25兆円

全世界が財政出動(ばらまき)。G20も財政出動(ばらまき)しましょうって結論出したからな。
日本だけ蚊帳の外ってわけにもいかなんだよ。ガラパゴスじゃねーんだから。
これはもう世界の流れ。骨太方針、新自由主義路線は死んだんだよ



経済から政治を語るスレpart291
17 :おぷーな ◆TUSjZcBBQk :2008/12/02(火) 19:05:33
トレンドは 完全に変ったようだぉ

日銀 資金融通制度導入を決定
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015738651000.html
シーリング撤廃要求で一致=財政健全化に異論-来年度予算編成・自民総務会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000098-jij-pol
>小泉純一郎元首相のように無視するというなら別だ」と述べ、
>党側の意見を尊重すべきだと強調した

はははw

19 :派遣の人 ◆6hjrl2q/B6 :2008/12/02(火) 19:25:56
>>17
リンク先の別記事見たけど秀直も相変わらず財政タカ派・経済右派は変わらんな…
小泉の秘書官だった飯島が「小泉改革路線の正統な後継者は与謝野さんなんだ」
という発言をしてたのを思い出させる。小泉閥では1番マシな秀直でもこれか…

リフレだ上げ潮だというならgdgd言わずに暗黒卿みたいに政府紙幣とか
日銀の直接引き受けくらいは提言したらどうなんだと小一時間(ry



骨太の方針(ほねぶとのほうしん)とは、2001年6月に答申された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」に際して、当時の内閣総理大臣小泉純一郎が、聖域なき構造改革とともにキャッチフレーズ的に使用し、一般国民に浸透させた言葉である。

骨太の方針 goo-wiki