momo,nice days (&nana,チビ太)

里親募集で引き取ったmomo(♂)、nana(♀)、街中で拾ったチビ太(♂)と飼い主の4人(匹)家族の毎日。

「警察署長ジェッシイ・ストーン」シリーズを観る

2016-01-02 19:20:39 | 映画・本・音楽・TV

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いしますっだ。

元旦から今日にかけて私はお出かけせず、録り溜めした 「警察署長 ジェッシィ・ストーン」シリーズ全8話を観ておりました。
このドラマ、地味ですがはまるんですよね。

田舎のヤサグレ警察署長ジェッシィ・ストーン。
元はロスの刑事だったジェッシィが、離婚と飲酒でロス警察を追われ、マサチューセッツはボストン近郊のパラダイス(架空の地)の警察署長へと流れ流れてくるのです。
仲間は犬のリジーとたった3人の署員(第8話ではいろいろあってジェッシィだけになる)と理解者の州警察の殺人課課長。
敵(?)は町の評議会の面々とそして小さな町にもかかわらず事欠かない悪党たち。
マフィアまでいるんですから恐ろし。

いったんは警察署長を解任されるものの、第8話でジェッシイの後任の警察署長が殺害され復職するジェッシイ。しかしその時点で仲間だった署員は2人とも退職していたため、たった1人の孤独な捜査で事件を解決し、最後は辞めた署員の1人だったスーツ(若手の警察官)が戻る、、で終わる第8話。
ここでドラマ化はしばし中断するのですが、 昨年アメリカで第9話が放映されたようなので、日本でもいずれwowowかスターチャンネルで放送されると思います。ああ、楽しみ。
音楽もいいし、なんかねえ、浪花節なんですよ。
損だとわかってあえて損する。
恥とかてらいを感じながら生きている。

アメリカ人のこういうところは結構日本人に近い感性だと思います。なしてだヤンキー。

で。
思い出したのが年末にデジタルリマスター版で放映された西部劇の名作「シェーン」
何十年ぶりかで観たシェーン。(最初に観たのは中学の時。亡き父といっしょに名画専門の映画館で観た)
うう、まるで長谷川伸の世界、と思いました。(古くてすみません...)

関の弥太っぺ、瞼の母、一本刀土俵入り、沓掛時次郎に雪の渡り鳥。
みーんな長谷川伸の股旅物の名作ですが、西部劇の流れ者、シエーンも作品の根底は同じ世界。
流れ者のシエーンが開拓農民のある家族を守って、自ら死を覚悟し悪徳牧場主一味との決闘に至る顛末を開拓農民の子供の目を通して語る映画です。そこには秘められた恋も。
最後、死地に赴くの図はまさに関の弥太っぺ。(ほい、個人の主観でございます)

ジェッシィ・ストーンはシェーンや長谷川伸の人物たちほどほどストイックではないものの、孤独で、いばらを背負っているところが、同じ世界なんですっ。
拳銃の名手でもありますしね。早撃シーンとか出てきますです。シエーンみたいだ~。

ついでに。
ジェッシイは古い映画ファンでもあるので、第4話のエピソードで若いスーツに「リリアン・ギッシュ」の名前を出すんですが、スーツ「それ誰です?」

うーん、笑った。
確かにリリアン・ギッシュを知らない米国人がいてもおかしくないですが、日本でいえば田中絹代のような位置づけのハリウッド創世記の名女優です。
そういえばシエーンのヒロイン役はジーン・アーサーですが、こちらはトーキー後のハリウッドの一時代を代表する名女優。
日本でいえばうーん、高峰秀子さんのような感じかな。。ちょっと違うかな。。




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