momo,nice days (&nana,チビ太)

里親募集で引き取ったmomo(♂)、nana(♀)、街中で拾ったチビ太(♂)と飼い主の4人(匹)家族の毎日。

家事も見識

2014-05-17 12:50:17 | 映画・本・音楽・TV

長く絶版だった佐藤雅子さんの「季節のうた」が重版販売されてます。

 

「昭和40年代から50年代にかけて婦人誌等で家族への愛情にあふれた料理やすみずみまで行き届いた暮らしぶりを披露し、女性達の憧れの的だった主婦・佐藤雅子さん」と本の裏表紙に書かれています。

はい、でこの佐藤雅子さん、ご主人は現、日本国憲法起草にも携わり、法制官僚としては法制局長官まで勤めた方だそうです。
かって内閣法制局というのは大変な見識を有した法の解釈判断機関と聞いていますが、そうした法の番人の奥様ですね。
(安保法制懇から集団的自衛権の行使容認を求める報告書が提出されたタイミングで、偶然にこの本を読んだので感無量。。)

そうしたご主人を持つ佐藤雅子さんですがいや凄い。
家事も見識と思いましたです。
家計にゆとりがないととか、恵まれていないととか、そんな言い訳は佐藤雅子さんには通用しないです。
なんせのけぞったのが「1月」の章にある「台所のこと」という短文で、「私の台所覚え書き」という記載があるんですが、その中の37番目。

「ドレッシングを作るとき、はじめに油をスプーンではかり、次にそのスプーンで酢をはかると、スプーンについた油がむだなく流れとれます」

この一文にノックアウトをくらった私...

だって、いつも酢を先にはかって、次に油をはかって、最後に醤油をはかってドレッシングを作っていた私は、油がいつもスプーンに残るのをなんだかなあ、と思っていた矢先だったんです。
油、酢の順番なのね。。。
恐るべし、主婦の見識。

さらに。

「牛乳を温めるとき、なべの中を少量の水でしめしてから牛乳を入れて温めますと、もし焦がしても、簡単におなべの汚れが落ちます」

とか。。

いや、これは毎日こなす家事を、対象に対する真摯な姿勢と自分への問いかけで見事に科学へと昇華させた見識の1冊だワ、、と思った次第です。
裕福な家計とか主婦のゆとりなんて関係ございません。

こういうの(理屈に合う、ということですね)が大好きな私は、楽しく読ませていただきました。
佐藤さんの見識は、「知得、体得、納得』から生み出されたもの、要は「実際」から生み出されたものなのでは?
見識というのはそうした「実際」から育まれるものなのでは?
理論・理屈だけでは机上の空論、と思ったりして。。

はい、失礼しました。
閑話休題、ベランダのツル薔薇(シンデレラ)が咲き始めました。

小ぶりの花が房になって咲きますですね。 

 

↓隣家に越境しそうな勢いなので断っておかねばならん..

 

↓花が重くておれそうになっていた一枝をカットし花瓶に

 



 

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センスはどこから来るか

2014-05-09 10:22:44 | 映画・本・音楽・TV

先般、インテリア洋書の「LIVING WITH MID-CENTURY COLLCTIBLES」を購入しました。
いや、素晴らしい。

Y

私はMID-CENTURYが格別好きという意識はないのですが、こういうデザインの美しさに惹かれるということは隠れMID-CENTURY派かも?
装飾性を排し、機能とフォルムが融合したデザインは美しい。

ただミッドセンチュリーは光と風と空気感が大切な気がする。
考えて導入しないと違和感が満載になるかな、と思っています。

「センスがいい」という言葉がありますが、センスは思考の結果と思う。。
はなからセンスが良い人はごくわずか。考えてモノを見、失敗してモノを見、そういう繰り返しがセンスを磨くのかな、と思うのです。

そうした感覚を磨くために、自分で「好きだ」と思う洋書やインテリアを真似る事は大事かもしれません。そうした真似から始まっても、最後は自分の感覚。
だからモノを見ながら考える、これがとても大切なのではないでしょうか?

ちなみに。
好きの方向性は違いますがセンスが良いと思うのは堀井和子さん。
堀井さんの芯の中にぶれない物差しがあるように思うのですが、その物差しはきっと考える力が目盛りを作っているのかなと思うのです。なにげにみえて、もの凄く考えている方だと思う。
勝手に解釈いたしました。

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くるみのお盆

2014-05-01 21:31:46 | キッチン用品

(昨日の続き)ということで私も買ってきました、木の小物。

はい、くるみのお盆です。作者はサノアイさん。
中央に焼きペンでイラストが書かれています。

 

 

↓イッタラのオリゴと。

 

↓アラビアのアピラと。

 

ところで、このアピラ、廃盤になったせいか市場価格が馬鹿高いのを初めて知りました。
商品名に間違いがないか確認のためネットで検索して知ったという鈍くささ。もともと食器にあんまり興味がないんです。
じゃ、なぜ買ったか?
たまたま通りかかったショップで見て気にいったんですね、これが。多分、アピラが復刻した直後と思います。
珈琲カップとソーサーのセットを4客持っていたはずですが、2客しか見当たらない。なして?
(仕事場においてあるかも。←馬鹿高いと知って、態度急変)

もとい。
くるみのお盆、どういうモノを載せたら素敵に見えるかこれからいろいろ試してみます。
私はテーブルコーデイネイトのセンスがないので、お盆とはいえ良い勉強になるかと思われ。
テーブルコーデイネイトというと花やナプキン、お皿を何枚も重ねて豪華にアレンジするイメージがありますが、そうした華やかなテーブルコーデイネイトではなく、テーブルクロスの上にトレーと器とカトラリー、ただそれだけで日常の食事シーンを見事に演出する堀井和子さんは、ただただ凄いと思っていいます。
くるみのお盆もそんな風に質実に使ってあげたいです。

 

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