木浦すみつけ祭り

大分県宇目町大字木浦鉱山。
鉱業は中止され、本祭も休眠状態となっています。

宇目の木浦鉱山もユネスコエコパークの一部らしいです

2016年08月15日 | 記録
 祖母・傾・大崩山系がユネスコエコパークの国内推薦地域に決定されたらしいです。
 詳細はこちらをどうぞ。

 田舎に住んでいると自分が暮らしている環境の素晴らしさに疎くなるものです。
 エコパークに認定されたところで何のメリットがあるのか知り得ませんが、少なくとも世界的に評価されたエリア内で暮らすことができていることへの感謝とか誇りとかを再認識することはできるのかもしれません。
 本祭も、祖母傾山系の麓である木浦鉱山の歴史の名残で行われています。
 「自分の故郷は『ユネスコエコパーク』なんだよ!」って、遠くで暮らすみんなの誇りに繋がったらいいな…。

 大人になるまでは「僻地出身」であることが正直恥ずかしかったです。
 なので、周りには木浦出身であることを進んでは話していなかったように記憶しています。

 そもそも「僻地」という言葉が悪い。
 僻=まともでないという意味らしいです。
 今更ですが差別用語ですよね。
 特に、学校は僻地等級をつけて管理されていました。
 「僻地」ではなく「桃源郷」とか、そんな言い方をしてくれれば良かったのに…。
 実際のところ、宇目の小学生の修学旅行は木浦・小野市・重岡の3小学校が合同で行っていましたが2泊3日でした。
 今も昔も小学校の修学旅行の定番は1泊2日の様です。
 しかしながら、木浦小学校が「僻地指定」されていたため「外部交流の機会をより多く与えるために1泊おまけ」ということの配慮の様です。

 そういった意味では、当時の小野市・重岡小学校区のみんなは木浦に感謝してね。
 親は余計な出費で迷惑だったかもしれませんが…。

 さてさて、その僻地「木浦鉱山」も含めてユネスコに認めていただくチャンス到来です。
 私たちの祖先が、祖母傾山系の自然の恵みを享受しながら営々と励んできた歴史が、今改めて評価されようとしているのかもしれません。
 その歴史の上に、今日の私の日常があることに改めて感謝です。

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