勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

深夜映画鑑賞の感想文

2016-01-02 04:12:54 | 徒然
恐ろしい映画を観てしまった。

すーちゃん
まいちゃん
さわ子さん

繕い断つ人を観た時も、息ができなくなりそうな瞬間が連続して襲って来たが、この映画は心臓が止まるんじゃねえのこれ。という瞬間が…。

どの道を選んでもつきまとう不安と、選ばなかった道への憧憬と。
変化する事の恐怖に、しない事の恐怖。
どうしたって悩む。

主人公のすーちゃんが自分と同い年の34歳という設定で、その年代の悩みや不安を描いているため、見ないようにしている物をオブラートに包む事もなく核心だけを抉り出して突きつけてくる。

勘弁して、と内心思っているのに、面白いし、出演している女優さん達の素敵さにうっかり観てしまった。

だって、柴咲コウ、真木ようこ、寺島しのぶの3人ですよ。
順番に、すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんだ。

ものすごく共感して、辛くなって、でも何か優しい映画で…うっかりすーちゃんに己を投影してから鏡を観たら、、、

現実って厳しい。
あたしのかそけき目は、柴咲コウの3分の一ほどしか無い。
鼻の高さも3分の1だし、なのに顔面の面積は…。
共感、どっか行くよね…。

おしゃれな映画で色々抉られ、鑑賞後は現実に抉られる、なんとも恐ろしい映画であった。

繕い断つ人もこの映画もDVD欲しいけれど、どうも己のダメージが凄そうなので、踏みとどまっている。

間違いなく面白いしおしゃれ映画であるので、みんな観ると良い。
さぁ。ご一緒に身につまされましょう。

なんで好きなんだろう。
とほほ、である。

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