勿怪の幸い。

福長千紗の制作日記とあれこれ

映画2本!感想文

2016-01-02 20:02:00 | 徒然
朝一からリトル・プリンスを観て、そこからオダギリジョー主演の藤田嗣治の映画をハシゴ。
直後にもう一本と思ったが、睡眠時間2時間で映画3本ハシゴちょいときつかったので、諦めて帰宅。

さて、リトル・プリンスはとても良かった。
星の王子様スキーとしては、下手な事をしていたらディスるからな!という腹で行ったが、泣いた泣いた。
3Dで泣いたら、メガネはずせないし、シャァなし、メガネと顔面の間に、ハンカチを挟みましたよ。
上手に原作を使ってたし、何よりストップモーション・アニメーションが良かった。
人形がめっちゃよかった!!
パンフレットで確認したら、主任がナイトメアの人だった。
納得納得。
吹き替えの声が、声優さんではなく俳優さんや芸人さんだったのだが、これも良かった!美味い!!滝川クリステルが滝川クリステル過ぎてニヤニヤしたが、薔薇の役だったので、間違いではなかった。
DVD購入決定。

ここまでは良かったんだ。

次だ、次。
次が問題だった。
私は、藤田嗣治の映画に、ココシャネルやイヴサンローランのようなものを求めたんだ。

なんなんだ、あの正月の二日目である事を忘れ去る陰鬱な出来は。
陰鬱な上にファンタジーで、全編にわたり感傷的。
ずーっとヒリヒリする感覚があった。
昨夜見た映画もそうであったが、凄くよくできた映画だったから面白かったが、藤田嗣治映画は申し訳ないが、ダメだ。
いつ面白くなるのだろう、と思っていたら、終わってしまった。
ダメだよ、精神性を表現するのに、下手なファンタジー使ったら。
夢十夜のような感じにしたかったの?
にしても下手したな…て話で。

時代の変化、藤田の立ち位置、何故戦争画を描くことになったか、が説明できていないから、藤田という画家のプロフィールを知らずに、藤田ってどんな人かしら?で観に行ったらアウト。
意味わからんかった、で終わる。(知っていても意味がわからなかったが。)
そこにファンタジー混ぜて、かれのアバンギャルド感とか変人感なんかを表そうとするから、、、。
彼の思想にも触れていないし、大事なとこかたっぱしから端折るから、戸惑いしかない。

誰に向けて作ったんやろ?

オダジョーの入浴シーンがあったのだが、体の背面が映っていた。
オダジョー細くない、めっちゃかっこいいしっかりした体をしていた。

あ。これを観るための映画だったのか!!

頼むから、中谷美紀とオダジョーの無駄遣いしやんといて!!!!!

帰り際、大学2回生(2年生?)の時に見ていただいた、中川先生にお会いしました。
とつぜんの事に動揺し、おかしな態度を取ったのではなかろうかと、大後悔である。
なんて出来ないんだ、私。
中川先生も藤田嗣治映画を鑑賞されていたという事だが、よくよく考えたら、中川先生の前の列に、私は座っていた。
座る時帰る時、ばっちりご夫婦の姿を視界に入れていたのであった。。。

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