猫好きmokaの腎臓がんと日々のこと。

2015年6月人間ドックがきっかけで腎臓腫瘍が発覚、その後T1bの腎臓がん(淡明細胞がん)と診断されました。

がんと就労について

2017-07-10 11:05:31 | 術後の体調や気持ち







今年初めて蝉の声を聞きました。
季節の移り変わりを感じます。

昨夜は満月やったけど、
お天気が悪かったから綺麗な月は見えへんかったね。

今夜は綺麗な月が見れるかな…







仕事を離れて約一年が経ちました。


がん告知された時には、
「もう、仕事は続けられない」と感じて
退職の申し出をしましたが、

「辞める必要はないよ。待ってるから帰って来て」
と、有り難いお言葉をいただきました。


心地よい職場だっただけに
閉店〜退職となってしまった時には、
とても喪失感がありました。


あれから約一年…


おかげさまで、
今日まで家でのんびり生活させてもらってきました。
何も言わず、甘えさせてくれた家族に感謝です。



だけど…

そんな生活に、虚しさを感じ始めて
また、新しい仕事環境を…と
少し前から考えていました。


仕事を始めたい気持ちはあるけど、
漠然とした不安があって、
なかなか一歩を踏み出す勇気が出ませんでした。


どんな不安か…?


「面接時には、
がんの事を話さないといけないのか?」



自分では、答えを見つける事ができず
ハローワークの窓口に相談に行きました。


「今後の通院や治療において、会社を度々休むなどがある場合は話さないといけないが、そうでない場合は特に言わなくて良い」


「理不尽ですが、もしかしたらその事が原因で不採用になる場合があるかも知れない」

との事でした。



やっぱりなぁ…これが現実なんやろね。



でも、考え込んでも仕方ないし
じっとしていても何も変わらないもんね…

勇気を出して一歩前に進んでみました。







そして、6月初旬の面接の日…



「既往歴について聞いても良いか?」と
やはり、事前に問われました。


「嫌です」と言えるはずもなく…


「既往歴について合否に関わる場合があるが、
承諾いたします」

といった内容の書類にサインを求められました。


書類には、

「病名」「いつ?」「入院したか?」

「その時に仕事をどのくらい休んだか?」

「現在も通院しているか?」etc…


ドキっ…


病名を見た面接官の顔色が少し変わりました。
やっぱりね…


その後、
筆記試験と適性検査を受けて面接は終了しました。







そして…

今月から
以前と同じようなお客さまの幸せな時間と笑顔の
お手伝いをする仕事に就いています。


私は、2015年7月に腎臓がん告知されて、
8月に右腎臓全摘手術をしました。

現在は、経過観察中の為
3ヶ月に一度の検診を受けています。


お世話になっている病院は、
全てが一日で終わるシステムではないので、
通院の負担が大きいです。
(おそらく保険点数の都合で、一度にCTができないのが原因らしいです…利益重視って事かな?)

患者負担が大きいので改善を!と
主治医も病院に声を上げてくれているそうだけど…



1週目…腹部(肝〜骨盤)CT、採血
2週目…胸部(肺野、縦隔) CT〜共に造影剤なし〜
3週目…診察


3ヶ月毎、こんな感じで毎週の様に
病院通いをしている現状を考えると、

自分には、
週に数日出勤の短時間勤務が
ちょうど良いのかな…と思っています。




今後、もし治療が必要な時がくれば
また状況は変わると思うけど

このタイミングで
チャンスをいただいた事には、
何か意味があるんだと思っています。



大好きな花「芍薬」と
難を転じて福となす…縁起の良い「南天」

たとえ困難な事があっても
そこから何かを学び、
経験に変えて前に進んで生きたい。



皆さまにも幸せがたくさん訪れますように



moka


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