映画道楽

人生をいう道を楽しむために楽にするために映画を楽しみます。

Onceダブリンの街角で★★★★★

2007年12月20日 | Weblog
 全米で2館の公開から132館館まで増やした。口コミで広まったという。制作国はアイルランド。

 舞台はダブリン。アイルランド島東部の都市で、アイルランド共和国の首都。音楽の道を諦めきれない男はストリートミュージシャンをしながら電気修理屋をやっている父親と暮らしている。路上で歌っている彼の前に女が現れる。女はチェコから移民してきた。さらにピアノの才能があった。二人は恋におちるように親しくなっていく。

 二人は惹かれあっていくときの男と女の感情のずれが見事。

 さらに素晴らしいのは歌が持つ力を最大限に生かしているところ。
 音楽を効果的に使っている。
 それも歌詞が持つ力。それを映像で表現しているところがすごい。

 男と女の出会いは偶然で必然。
 出会いは突然で別れはつらいけど、
 とても大切なものを得ることができる。
 性的なつながりよりも、
 精神的なつながりを大事に描いているところが素晴らしい。

 ほろ苦いラストながら、
 観終わった後、しばらく感動の余韻に浸れ、
 爽やかな気持ちにさせてくれる傑作。