映画道楽

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あかね空★★★★☆(満点★5つ)

2007年04月01日 | Weblog
原作は時代賞説の山本一力。直木賞受賞作品を映画化。長屋の人情話。豆腐屋の夫婦物語です。大人が楽しめるドラマ。

 でも、CGがちゃちぃんです。とくに「あかね空」のうそぽいこと。センスなさすぎ。そのシーンが冒頭から出てくるので、大丈夫かな、この作品と心配してしまいましたが、役者のすばらしさでカバーしています。

中谷美紀の演技が光っています。少女時代から3人の子を育て上げた母親役まで演じるのは無謀かと思うのですが力技でこなしていました。中谷美紀は「嫌われ松子の一生」で一皮剥けた感じです。これで日本アカデミー賞最優秀女優賞かよと、ちょっと不満でしたたが、「あかね空」の中谷美紀を見れば納得です。って、これ今年公開なのですけど…製作年は2006年だから、ひょっとして、この作品が評価されたのではないかと思うほど。

 中谷の夫役の内野聖陽もいいですね。一人二役で、やくざの親分役もやっています。一人二役の内野の演技の使い分け見事。この作品、役者だけでも十分楽しめます。