旅行二日目
この日は曇天、今にも雨が降りそう。
バイキングではない朝食をいただく。大広間にわれわれ家族の分の朝食セットが並べられていました。昨晩の宿泊者はわれわれ家族だけだったようです。品数豊富、上品に調理された食材が並べられて、どれもとても美味しい。
九州でも、朝ご飯にはシャケが定番なのでしょうか。
朝食を終え、近郊のドライブに出かけました。
まず、選んだ観光地が、阿蘇の「大観峰」。この場所は、夫婦で8年前に訪ねていますが、その時には霧が立ちこめ、雄大な景色を全く眺める事が出来ませんでした(およそ海抜1000mの高地なので、雲はかかりやすいのではないだろうか)。その時のリベンジです。
現地に到着し、展望所(駐車場からは数百メートル程、坂を登らなければならない)まで足を伸ばし、遥かに見える阿蘇の外輪山とそれに囲まれたカルデラ台地を、この目でしかと確認する事が出来ました。これが、あの雄大な景色なんだと納得できました。北海道には、雄大と思わせる景色は沢山ありますが、阿蘇の景色は決して北海道の景色に負けていません。阿蘇中岳の噴煙も見えました。
上下の写真は、ある部分で重ねあわせるとパノラマ写真になります
上の2回の写真を合成してパノラマ写真に加工してくれた方が送ってくれました。
今にもみぞれが降りそうな寒い天候でした。
私は、ライナー付きの真冬に来ているコートを持っていきましたが、正解でした。
展望所で雄大な景色に感嘆の声を上げて眺めている最中に、雨が降り始めました。雨が降り始めたと思ったら、それがみぞれまじりになり、急激に霧が立ちこめはじめました。もう10分も遅く、この場に到着していると、またもや雄大な景色を眺める事は出来なかったのではないでしょうか。ついていました。
大観峰の見学を終え、次の目的地に向かいました。
われわれ夫婦は8年前に訪れているのですが、次男が初めてだったので、折角の機会の為、高千穂峡へ向かう事にしたものです、高千穂は宮崎県で県をまたぐ事になりますが、距離にしたら高々68km程度、下道ではありますが、2時間程度の距離です。次男に運転を交代してもらい、向かいました。
やまなみハイウエーを通り、高千穂に向かいます。左右に阿蘇の雄大な草原を眺めながらのドライブです。北海道ならかなり目にする「動物(鹿・狐・熊などの)の飛び出しに注意」の絵のついた標識(看板)が殆んど見当たりません。次男が、「父さん、動物の飛び出しに注意を促す看板が殆ど見当たらないね」と言うので、注意してみていましたが、確かに殆ど目にしません。そんな中、目にしたのは、下道の市街地で「おじいちゃんの飛び出しに注意」「おばあちゃんの飛び出しに注意」の看板が道路脇に立っていました。思わず、笑ってしまいましたが、微笑ましくも、現実なんだろうなと思いながら通り過ぎました。写真は撮れていません。
高千穂は残念ながら雨の降る中ではありましたが、その雰囲気を感じる事は出来ました。観光写真通りのイメージを次男も感じたのではないでしょうか。
定番の撮影スポットから撮った「真名井の滝」と
峡谷(真名井の滝はいつもより水量が少なかった)
橋の上から(上の写真の反対側から)
真名井の滝の反対側
気温は低いのですが、櫻(多分)などが咲いていました
レストランで昼食をとり、お土産を買い黒川温泉に戻りました。帰りは1時間半程度のドライブですが、帰りの道すがら、入湯手形で外湯巡りをする事にしました。
一番最初に入ったのは、黒川温泉の一番奥にある旅館 山河さん。日本の秘湯を守る会の会員旅館です。母屋棟や点在する露天風呂など、どれもしっかりした造りで趣があり、スタッフの対応も気持ちがいいもので、泊まりたくなる宿でしたね。
私と次男は混浴露天風呂の表示のかかったお風呂に入りました(うら若い女性が入ってくるのを期待して、笑)。当初、われわれ二人だけでしたが、70歳くらい(多分)の2人組の男性が入って来ました。挨拶と若干の会話をすると、東京から新幹線で来られたとの事。毎月、二組の夫婦で秘湯を巡る旅行を行っているそうです。6月には北海道の勇駒別(ゆこまんべつ)に行くと言っていました。秘湯のスタンプを10個(3年間で)集めると、希望の旅館の宿泊が1カ所ただになる朝日新聞の企画に参加しているそうです。「良くお金が続きますね。」と聞きましたら、「お金はあの世に持っていけませんから」と話され、朗らかな仲の良さそうなお二人でした。奥さん方も一緒に入ろうとしたようですが、われわれがいるのに気ずき、女風呂に行ったようです。
旅館 山河の玄関前で
次男と妻
その後、黒川温泉の中心街にある旅館のお風呂に入ろうと、車で中心部へ乗り込みましたが、黒川温泉の中心街は、道幅が極端に狭い。一方通行路でしたが、一番狭いところでは、クラウンなら通れなかったのではないでしょうか。目的の旅館に着いても、日帰りの入浴客の為の駐車スペースはとれませんと言われ、私が、車をわれわれの投宿している旅館「美里」に戻しにいき、妻と次男がお風呂を巡ってくる事になりました。美里も黒川温泉の中心街にある旅館なので、妻達が外湯巡りをしている旅館に、徒歩でいける距離なのですが、私は、旅館で夕食までゆっくり、美里の露天風呂に浸かることにしました。
夕食は、昨夜と同じ18:30です。
並べられた料理は、昨日とは全く異なります。鯛(姿煮と土瓶蒸しにも入っていました)熊本牛(陶板焼き)が中心でしょうか。とても美味しかった。このほかにも、揚げ物や当然にご飯、汁物、デザートもつきました。
翌朝、朝風呂に入った後、8時から広間で朝食です。
この日は、われわれのほかに、学生とおぼしき二組の男女と一緒の朝食でした。
チェックアウトを済ませ、いよいよ指宿に向けて出発です。
九州自動車道を利用し、片道285kmの距離(札幌〜函館と同じ距離です)で、熊本インターチェンジまでは、阿蘇のやまなみハイウエーを通りながら下道60km程度ですから、高速に入る前1時間半程度、高速に入ってから2時間半程度と4時間程度の行程を予定しましたが、案外早く到着する事が出来たため、翌日予定していた知覧特攻平和会館の見学はこの日に行う事にしました。
黒川温泉 和風旅館 美里 玄関前にて
第三日に続く
学生時代の夏休み、友人と道東を巡るレンタカー旅行の数日後、従兄弟に誘われ山口から九州に渡り阿蘇を巡った事が有ります。大阪の人から見ると夏場は北海道も九州も雄大さでは同じです。その旅行で黒川温泉にも日帰りで入りました。途中高千穂への分岐で高千穂へ行くか聞かれて、行かないと答えてしまった事が今となっては後悔しています。
雄大な阿蘇の景色は北のはげおやじさんにとっては摩周湖のように霧深いところみたいですネ(^^;; 看板は言われてみると北海道は熊がでるゾォなどの動物出没注意の看板が多いですネ。九州では見なかった。 おじいさんおばあさんは笑えますが本当に飛び出されたらシャレになりませんネ(^^;;
horibonpapaです。
阿蘇はリベンジ出来たのですね。
でも、タイミングはかなり危なかったような・・・
雄大な景色が観れて良かったですね。
やはり、山の上ということで天気が急変したのでしょう。
「おじいちゃんの飛び出しに注意」「おばあちゃんの飛び出しに注意」
これには、吹いてしまいました。(笑)
旅館の食事は1日目に続き美味しそうですね。
バイキングと違って、これぞ旅館の食事!
食器や飾りつけ、並びでも美味しさが違ってきますよね。
3日目を楽しみにしています。
大観峰へ行かれたんですね、かなり歩かれたのでは。
今回はリベンジできましたね、あのあたりはかなり高度があるためあっという間に霧の中に
入り込むことがあります、ギリギリセーフでしたね。
高千穂はまだ行ったことありません、写真は
旅行雑誌なんかでよく見る景色ですね。
自分もいつか行ってみたくなりました。
連泊もいいですね~
次は知覧へ行かれたんですね~
日中に何箇所も温泉巡りするのがごく普通の休日の過ごし方の一つでしょう。
自分の場合は車での移動しか考えられませんけど、
結構自転車で廻るパターンもよく聞きました。
その場合(厳密には違法ですが)は一杯やって廻れる利点もあるかなんてね。
学生のカップルには遠い昔を思い出すような気にもなりました(へへへ)!
最近は落ち着いてきたようです。そろそろ私も行ってみようかな。
高千穂峡は近くの宿に泊まって、高千穂神社とか賽の河原とかを見てまわりました。
自然がいっぱいで神々しくて素晴らしい所です。
宿の朝食は何故か食べ過ぎてしまうのは私だけでしょうか。
次回を楽しみにしています。桜島が心配。」
何とか晴れましたよね。
やはり北のはげおやじさんの日頃からの行いで
天気が待ってくれたのではないでしょうか。
大観峰からの眺めは幻想的に見えます。
高千穂は私も行きましたが、いかにも神様が天から降りてくる
雰囲気がありました。(笑
夏でしたからボートで遊んだ記憶があります。
日本秘湯を守る会の宿は、どの地区でも良い温泉ばかりで私も大好きです。
道東巡りをした後、数日して今度は九州旅行とは
すごいですね。
若さはいいもんです。
楽しみを前にすると疲れを感じなかったですよね。
高千穂は、一種独特な雰囲気があります。
やはり、神話の世界を感じさせます。
「おじいさんの飛び出しに注意」の看板は、
市街地に入って来てから、歩道らしきものが
ない道路に立っていましたから、それもありか
ななんて思いましたよ。
大観峰からの雄大な景色は一度見てみたいと
思っていましたから、晴天ではありませんでしたが、
正面の外輪山まで確認する事が出来て満足しました。
8年前は、霧が立ちこめ、駐車場へ行きましたが、
展望所まで行く気にはなりませんでした。
その後、やまなみハイウエーを通り、湯布院まで
ドライブしましたが、それも霧の中。昼にラーメンを
食べたくなり、漸く見つけたラーメン屋が、不衛生で
しかもまずく、最悪な印象になってしまいました。
それがリベンジできました。(笑)
投宿した旅館の料理は、息子が、手抜きの
ない仕事をして、調理師の人がらが
料理を見てしのばれると言っていました。
二日間とも美味しかったですね。
黒川温泉の宿泊料金は、高めです。
今はオフシーズンだと思うんですが、
それでも一人15,000円は下らない
ところが多いと思いますが、美里は
黒川温泉の中では安い料金でした。
それなのに、料理は良かった。
ここを選んでよかったと思いました。
大観峰の展望所までは結構な上り坂でした。
300mくらいあるのかな。
息子は、良く来れたねと感心していましたが、
頑張って登りました。
鳥取砂丘に行った時にも、あの砂丘の上まで
行きました。今は、もう無理かもしれませんが。
高千穂は雰囲気がありますね。
知覧には、4日5日と二日続けていきました。
第3報で報告させて頂きます。
8年前には内牧温泉(黒川温泉から28km)に泊まり、
楽しい思いでがありました。
私は、今回もそこに泊まりたかったのですが、
妻の要望は無視できません。(笑)
二日目の朝食を一緒にした学生は、院生の
ような印象でした。挨拶だけで、会話はしませ
んでしたが、聞こえてくる会話のなかに、「○○
研究室」と言うような言葉が入っていましたし、落
ち着きがある様に見えました。
黒川温泉はこじんまりした温泉街で、散策しても
風情があり、お薦めです。
桜島は、38年くらい前に、妻と長男を連れて
行きました。
訳があって、子連れの新婚旅行でした。(笑)
その時には、桜島の観光バス(国鉄バス)に
乗りましたが、われわれ家族だけ乗せて出発、
独り占めでした。
今回行った時には、その時よりも大規模な
噴火をしていましたが、幸い、噴煙は対岸の
大隅半島の方に流れていっていました。
昨年のオフ会は、何とか天候が持ちましたが、
その前(2012年)に行ったオフ会の時には、
ざんざん降りで、車でのミーテイングは散々でした。
日頃の行いは、良くない?
黒川温泉の山河さんは、宿泊施設としての質(
建物とスタッフの質)が、とてもいい様に思いました。
私達が行った時にも、8年ぶりに来ましたという夫婦
が女将さんに迎えられて、楽しそうに談笑していました。
そう言う風景っていいですよね。
6月のオフ会の後には、東北の秘湯巡りでもしようかな
と考えています。お薦めのところがありましたら、教えて
ください。
妻は、フェリーでいくので、折角行くのだから1週間くらい旅行
したいと言っています。(笑)
長くなりそうなのでmailでお知らせします。
暫くお待ち下さい。
阿蘇の大観望は何とか見れたんですねぇ。阿蘇五岳が眺められていますね。
お釈迦様が仰向けに寝ているように見えましたでしょうか?
北海道の景色も雄大ですが、阿蘇の外輪山からの眺めも良かったんではないかと思います。
高千穂峡は雨で残念でしたが静かな渓谷を楽しまれたようですね。
ドライブして行くと時間をあまり気にせずマイペースで回れるのが良いですねぇ。
朝食も夕食もボリュームがあり良いですね。^o^
温泉も楽しまれた様子。
次回はいよいよ指宿編ですね。
楽しみにしております。
北のはげおやじさんの卒業後の生活、理想的ですね。
御夫婦、御家族での定期的なご旅行やお集まり、、、
ブロガーさんやお友達との交流もあり、、、(^_^)/
クルマもいつかはクラウン!
現役時代の功績があってのことですね!
私、、憧れます。
九州は20代の頃に出張でしか行った事はありませんが、電車の車窓からの近郊湾越しの桜島が綺麗だった印象があります。
仕事は実作業10分待ち時間2時間で一泊させて貰いました。(^^;)
阿蘇五山はお釈迦様が仰向けに寝ている様に見えるんですか。
知らなかったので、そういう見方をして眺めませんでした。
残念でしたね。
もう1回チャレンジかな?(笑)
レンタカーなどで廻ると、時間の取り方を自由に設計できる
利点があります。思いもかけない施設が目の中に飛び込んで来て、
急に立ち寄ったり、気ままな旅が出来るのがいいですね。
しかし、旅行会社のツアーも見所を要領よく取り入れ、
しかも安く(われわれが個人で予約すると、あのような金額では
絶対納まりません)、そして、何より運転を気にしなくていいので、
お酒を飲めるなど、いい面もあるので、ツアー旅行も利用しようと
思っています。
友人の多くは、いまでも何らかの仕事に就いている
のが殆どで、友人などは、私も何かしなければ惚け
るぞなぞと気遣い(?)してくれますが、この生活を
はじめると、もうあのような生活には戻れませんし、
もう無理です。精神の緊張の糸が切れてしまいました。(笑)
それでも3月11日マイカーの1年点検で職場のそばのDr
へ出向き、待ち時間に職場を訪ね。後輩にあっていろいろ
話を聞いていると、何となく、シャキットして、気分が高揚し
ている自分に気付き、長くつとめた職場の心地よさを感じて
帰って来ました。4月に飲み会をする約束もさせられました。(笑)
母の施設訪問も週に2〜3回程度できるので、調度いい時期に
止める事が出来たと思っています。
桜島から勢いよく噴煙が上がっていましたよ。鹿児島の人々は
こんな環境で良く生活をしているなと感心します。
さすが広大な阿蘇の風景、
でも、冷たい雨にみぞれ、って南国九州とはいえ、さすがに大きな山です。
高千穂の峡谷はいかにも神々が降り立った、という神聖な雰囲気の景色、
北海道の 神々の遊ぶ庭 の近くに暮らす者として、
こちらの神々しい峡谷もぜひ訪れてみたいと思いました。
じっくりと味わいながらのいい~旅ですね。
阿蘇の「大観峰」、さぞ雄大な景色だったのでしょう。
それに、真名井の滝と峡谷。いいですね。こういうところは是非訪れてみたいものです。
夕食も朝食も、美味しい食事を美味しくいただける。 至福のひと時ですね。
九州という言葉の響きは、北海道人にとっては
「南国」と連想しがちですが、同じ九州でも玄界灘
に面した北九州、阿蘇・天草などの中九州、そして
宮崎・鹿児島などの南九州では気候は異なるようです。
夏の暑い時期を避ける為もあるのですが、8年前に
内牧温泉〜湯布院温泉を旅した時にもみぞれに合
いました。
高千穂は、天照大神、須佐之男命など神話の世界
と関係のある土地なので、それなりの感慨を持って
眺めるべきなのでしょうが、信心化がない私は、
一般の観光客と変わりない好奇心で観光しています。(笑)
九州も見所一杯です。
北九州は福岡の中州から始まり、筑豊地帯の
産業遺跡、別府・由布院温泉・九重の日本一の吊橋、
中九州は阿蘇から天草、海を渡って雲仙から長崎・佐賀、
南九州は宮崎・鹿児島など変化に飛んで見所が一杯
のようです。
じっくり攻めようとすると、何回にも分けて旅行計画を立て
なければ制服できないくらい、見所が一杯です。
そうだ、柳川もいいですね。
九州旅行を計画される事をお薦めします。
食事がおいしいと思える身体である事に、いつも
感謝して、妻と「美味しいと思って食事できるんだ
から、今の自分たちは幸せだね」と言って、その点
だけはいつも一致しています。(笑)
待ってましたー(^^)
いい旅行ですねぇ。
これを拝見しながら、行きたくてしようがない!と思ってしまいました。
九州の景色は大好きです。
大観峰のリベンジはお見事でしたね。
確かに、黒川温泉の道は狭かったです。難儀しました(^^;
高千穂峡は、足を延ばすべきところですね~。
いい写真を見せていただきました(^^)
旅館で美味しい食事をしながら、いい景色のところへドライブ…。
最高です♪
余り天候に恵まれませんでしたが、私が
一番期待していた指宿周辺観光の日は、
晴天に恵まれました。
間もなくアップしますから、ご覧下さい。
本当はクラウンで巡りたいところですが、
金銭的な事を考えると、レンタカーの方が
安上がりなので致し方ありません。