涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

社会人のための文楽入門

2018-06-12 21:00:00 | 文楽

 

今国立文楽劇場で開催されているのは文楽鑑賞教室。
基本的に学生さんたちに文楽に触れてもらい、文楽を観に来てもらおうという企画なのです。

そして同じような理由で「社会人のための文楽入門」。
社会人は日中は劇場にこれないので、平日の午後6時半に開演となっています。
(そのため、二人三番叟は上演されません)

そのほか、外国人のために「Discover BUNRAKU」という企画もあります。

「社会人~」の方は桂かい枝さんが文楽の案内をしてくれます。 

劇場ロビーで無料で配布されている「文楽入門 鑑賞のしおり」

 舞台の様子。これは「義経千本桜」の「道行初音旅」ですね。
京都に置いてきぼりになった静御前が、佐藤忠信(実ハ源九郎狐)と、義経を訪ねて吉野山に来た場面です。

 太夫や三味線の説明。

舞台の説明。

 かしらや文楽の歴史の説明。

 主な作品紹介。

先日東京で見た歌舞伎の中の「妹背山婦女庭訓」や「夏祭浪花鑑」も記載されています。

そのほかにプログラムも無料で配布されています。

まずは「文楽のいろは」。「社会人のための~」だけの企画です。
落語家の桂かい枝さんが、落語と比較しての文楽の解説。
桂米朝さんが「大層な芸」と、たびたびマクラで説明した文楽の“ゴージャス感”を、ユーモアを交えて解説しました。
人形遣いさんをいじったり、小噺の「くちなし」を落語と文楽の義太夫とで比較して、
なんと落語だと50秒足らずの噺を義太夫だと5分以上かかる様子も上演されました。

さて、その次に文楽の「絵本太功記」です。

しばしば素性瑠璃の会や若手会、もちろん本公演でもしばしば出る演目ですが、
ほとんどの場合、夕顔棚の段と尼ヶ崎の段の上演です。
今回もそうでした。

実は平成五年にここで昼夜で通しで出たことがあり、
平成二十三年には完全な通しではないですが、大まかな筋がわかる形で多くの段が出たことがあります。

なので、筋を把握するために事前に予習です。

 

国立文楽劇場友の会の会報から。

武智十次郎と許婚初菊。

今月末の文楽若手会でも、絵本太功記の同じ段が上演されるようです。

劇場に掲げられている芝居絵はこの二つの公演の絵のようですね。

芝居が終わったのが午後8時55分。すっかり真っ暗です。

 

近鉄大阪難波駅に文楽興行の大きなポスター。

  



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