涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

大和文華館で「琳派と風俗画 宗達・光琳・乾山・抱一」展

2016-05-01 20:30:00 | 美術館・博物館

近鉄奈良駅にある観光案内所で奈良観光の冊子になったパンフレット。

  

「ならり」の表紙はしかまろくんと興福寺南円堂、不動堂の藤棚ですね。
「祈りの回廊」の表紙は長谷寺ですね。シルエットでみえているのは賓頭盧尊者。

近鉄奈良線で学園前駅まで。
そこから大和文華館まで徒歩です。

現在開催されているのは「琳派と風俗画 宗達・光琳・乾山・抱一」

 

桃山時代には長い戦乱がようやく終わりを告げ、徳川家康が慶長8年(1603)に江戸幕府を開くと、約260年に及ぶ江戸時代の太平の世の中が続きます。都市が復興し、祭礼や行事が再興され、諸芸能なども盛んとなります。新しい時代が幕を開ける中で、それまで文化を担っていた公家や武家だけでなく、富裕な町人や農民による文化も花開きました。絵画においては、伝統のある狩野派や土佐派の絵師たちだけでなく、在野の新興画派が次々と登場し、多様となった嗜好に応えました。その代表格として挙げられるのが琳派です。京都の上層町衆の出身で、桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した本阿弥光悦・俵屋宗達にはじまり、京都の豪商の家に生まれ、江戸時代中期に活躍した尾形光琳・乾山兄弟、姫路藩主の子弟として生まれ、江戸時代後期の江戸で活躍した酒井抱一など、その流れは受け継がれていきます。絵画と工芸を融合する豊かな装飾性といった特色を持ちつつ、時代の好みや各絵師の特色を反映させながら、魅力的な作品を琳派は生み出していきました。

絵画の画題に目を向けると、平和の世の中が続き、庶民層の文化も盛んになったことにより、現実世界の華やかな風俗に目を向けた風俗画も隆盛しました。

本展観では、宗達・光琳・乾山・抱一らの琳派作品と、国宝「婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」をはじめとする風俗画を展示します。琳派と風俗画は、大和文華館の絵画コレクションの中でも充実した作品を誇っています。活気に満ちた桃山・江戸の文化の粋をお楽しみください。

(ちらしより)

高級住宅地、お屋敷の中にある小高い丘の上にある美術館。
様々な花の咲く、木立の中を上ってゆきます。

ツツジはあちこちに。

ヤマブキ。

タニウツギ。近鉄線脇のタニウツギと比べると色が濃いですね。

真っ赤なノムラカエデ

マツ

奈良八重桜

ホオノキ

ベニキクモモ

梅の実が生っていて、地面にも。

美術館に到着。

 

何度も来ているのですが、こんなところに枝垂桜。
春にくれば圧巻でしょうねぇ。 

こんなに閑散としているのに、ここの美術館は凄い名品をたくさん収蔵しています。
今回も素晴らしい名品がたくさん。

例によって図録の代わりに絵葉書をミュージアムショップで購入。

扇面貼交手筥 尾形光琳筆 重要文化財。

伊勢物語図色紙(六段 芥川) 俵屋宗達筆

婦女遊楽図屏風(松浦屏風) 国宝 右隻(上)と左隻(下)

絵葉書を入れてくれた袋。

この美術館のパンフレット。

 

次回の展覧会のちらし。

 

さすがに二か所、実質三つの展覧会を回ると疲れますね。

明後日は神戸市立博物館での特別展「我が名は鶴亭 -若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?」に行き、
その翌日か翌々日に京都の国立博物館、竜谷ミュージアムを訪れようかと思案中。 

大阪市立美術館とあべのハルカス美術館も考えておかないとなぁ。



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