石和温泉を出て国道139号を南下し、一路河口湖へ向かう。何年かぶりに通ったので記憶が薄れていたのだが、河口湖までの上り坂はずっと登坂車線がついており、道幅も広く走りやすい道だ。
トンネルを抜けると目の前には大きな富士山が現れた。沼津へ釣りに行く時と反対の方向から見る富士山で新鮮だったが、日の昇り始め手間もない時間帯なので、中腹まで覆っている雪が鏡のように光っていてまぶしいくらいだった。

<年末の富士山:新年もこの天気だったのかな?>
無計画なドライブなので、最初の交差点で河口湖の北側を回るか南側から回るかを決めることに。何となく富士山と湖を眺めていたかったので、北側から回ることにした。しばらく進むとオルゴール美術館やらみやげ物屋らが現れ、その先に「猿まわし」の文字が見えた。九州へ行った時に一度猿まわしを見たことがあり、どうしようかと思ったが、子供は見たことがないのでいい機会だと思い、駐車場へ向かった。
駐車場の入り口で公演時間を見ると、1時間刻みでやっているようで、その時ちょうど11時。始まったばかりなのでもうちょっと後にくることにし、さらに西へ向かう。
大石公園に入った。施設は年末の休館日に入ったようで空いていなかったが、駐車場は止められたので、ちょっと散歩することにした。この公園の周りはアシ原で、水位が高ければバスが居着きそうな雰囲気のあるところだった。普段はどんな状況になっているのか知らないので何とも言えないが、連れる時期にはこの周りに人がたくさん集まるのだろうか。
今度は湖の南側の「道の駅かつやま」で車を止めて、湖岸沿いを散歩することにした。歩いてすぐに河口湖漁協の看板が目に付いたので写真を1枚。噂ではプラスチックワームの使用が禁止されたとか。岸から見ているとゴツゴツした溶岩がそこらじゅうにあって、自分がワームを投げたらすぐ根掛かりしてしまいそうな感じの所だったが、寒い冬の時期はこういうところにバスは居着くんだろうな。

<知らない所へ来るとすぐ看板を見る癖がついてしまって...>
延々と遊歩道が続きそうだったので、岬にあった鐘を突いて戻ることにした。来る時には気付かなかった河口湖の最高水位の標もあり、天竜川の洪水で駅舎が沈んだ飯田の川路駅にあった標を思い出した。

<富士山をバックに記念撮影のつもりが逆光で全然見えません>

<河口湖最高水位標>
その後「石ころ館」に立ち寄り、安物の宝石に目をくらませたかみさんにネックレスをせがまれ、久しぶりのプレゼント。結構お客さんが入っていて儲かっているようでした。糸魚川へ行ってヒスイ探しでもしようかと思ってしまいました。
お昼を食べ終わった頃、時刻はもう2時半。最後に「猿まわし劇場」へ直行。どうやらあの有名なウォークマン猿を輩出した劇場らしい。夕方間近で冬場の公演のせいか、お客が少なくて自分たちは一番前の正面に座って鑑賞できた。1匹だけでの芸かと思ったら、訓練中らしきかわいい小猿まで出てきて楽しめた。出口で小猿と握手をさせてもらい、子供は大喜びだった。

<立派な建物の猿まわし劇場でした>
今回は家族旅行を兼ねて河口湖も偵察することができたので、次回はバス釣りを中心にして河口湖に来てみたいと思う。
(河口湖観光の参考にさせてもらいました。)
富士河口湖総合観光情報サイト