久しぶりの更新。
まずは東北関東大地震の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
先週11日以降、ショッキングな毎日の連続で釣りに行く気分など失せていました。遠く離れた松本でも余震やガソリン品切れ等の影響を受け、このままでは日本がおかしくなってしまうのではないか?平常通り仕事を続けている場合なのか?と自問したこともありましたが、1週間が経過して平和な生活を送っている現在の状況に改めて感謝しなきゃねと思う毎日であります。
来週には身内が地震被害の最前線の地へ1週間のボランティアにいきます。心配な面もありますが、しっかりと貢献してきてくれと前向きに送り出すつもりです。万が一、自分がその立場になったら、自分では力不足かもしれませんが、少しでも力になりたいなと思います。困っている人のために前向きに行くしかないでしょ。
釣りも自粛ムードが漂っていましたが、自分にできることをすべきだと思うので、遠慮せずいつものペースで行ける時に釣りに行こうと思います。皆が沈んでいるべきではありません。元気のある人は元気を分けてあげるべきです。
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地震で気分が沈み、仕事の忙しさでも気分が沈んでいた。沈んだムードを一蹴するには何が必要か?
自分には釣りしかない。
19日、イワナの渓に入った。昨年釣り歩いたポイントのさらに上流を目指した。入ってすぐに異常を感じた。水が少なすぎるのだ。
周辺の石の色が白くなっている。コケが生えている部分より下は通常は水が流れている部分であろう。こんなに少なければ出るものも出ない。イワナが出てくる姿など想像できない。
ここ1~2ヶ月まともな雨が降っていないと思う。水位が低いので魚が出ないのかと思っていたが、今思えば川に水が少ないのは地震の予兆だったのか?そんなことを感じながら、淵のみにポイントを絞り1時間釣り上がった。
結果は魚影を1匹も確認できず。何かおかしい。増水してリセットしないと上流のイワナ釣りを楽しむのは難しそうだ。どの支流も同じなのだろうか?
続いて別の川。入渓直後、入ろうと思っていた区間にちょうど釣り人が下ってきていたため、やむなく邪魔にならない場所を釣り歩いた。
ここでも魚影らしきものはなく、確認できたのは40UPのヒレピンイワナ1匹のみ。
ここにいるということは、鱒池から逃げてきた魚か産卵を終えて息絶えた魚か、定かではないが、残念な姿だった。
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本日20日。そろそろ早朝スタートを始めたいところだが、川の減水傾向がなくならない限り早朝から頑張っても釣果は望めそうにない。
午後2時過ぎ。雨が降り出しそうな中、先日ブラウンを釣った川に入った。周囲には釣り人なし。今日は別の怪しいポイント3箇所をチェック。
結果、40~50サイズのニジマスらしき魚と1ファイト。
アップクロスで対岸の岸下にキャスト、流れに任せてスプーンを沈め、ターンをして底に付きそうなタイミングでラインを巻き取ると、足元の駆け上がり付近でガツン!と来た。
魚は上流へ走り、またすぐさま下流へ逃げて水中でエラ洗い。こちらもロッドを立てて臨戦態勢。ドラグを気にしながら岸に寄せようとラインを巻く体勢に入った瞬間、「プツン!」とスプーンごと持っていかれた。
ブラウンかもしれないが、あの暴れ方はニジだったと思いたい。ラインブレイクしたのは昨日のイワナ釣りで擦り切れたラインをそのまま使っていたのが原因だ。
狙ったポイントとスプーンの流し方、タイミングが合っていたのだ。だからあのサイズがヒットしたのだ。狙い通りの釣りができるとバラしても悔しくない。釣りをしていて常々感じることだ。
そう、前向きに行くことが肝心だ。周囲が餌やフライで釣れていても、自分が納得する釣りをする。まだまだルアーは止められない。
明日は雨の中、出ようか?