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松本市近郊のマイナー釣り場情報

長野県の松本市に住む一人の釣りびとが、渓流釣りをメインに各地を釣り歩いている姿をご紹介します。

今年最後の川めぐり・奈良井川上流

2008年12月28日 07時27分52秒 | 釣り場
たまたま伊那側から権兵衛トンネルを抜ける機会があったので、奈良井川の上流をチラ見してきました。



ここは権兵衛トンネルを抜けてすぐに上流へ向かった地点。夏場は木が覆い茂る林の中を釣り歩くような雰囲気の場所でしょうが、今は陽も当たらない寂しい場所です。



でも、川の水の透明度は高く淵の中をジッと見つめてしまいます。イワナが隠れていそうないいポイントです。



奈良井宿方面へと向かう橋の上から。姥神トンネル入り口に並行して川が流れています。ここは平瀬で水深も浅そうですが、上流側は落ち込みが連続して続く私好みの渓流です。



奈良井ダム直上流の流れ。交通量も少なく、川も荒れ気味。薄暗い雰囲気が一層寒気を呼び起こしてくれます。奈良井川上流域は釣り人が少なそうで、夏場でも薄暗いため何となく不気味な所です。



奈良井ダム湖の上流側です。うっすらと湖面が凍っていました。大型のコイが泳いでいるのをよく見掛けますが、渓流魚はいるのかな?



奈良井ダムの下流にあった橋の上からの状況です。ダム直下なので魚がいるかどうか分かりませんが、渓流の雰囲気は十分にあります。川へ降りるのに苦労しそうなので、マニアな釣り人しか入っていないかも。



国道19号の鳥居トンネルの入り口下を流れる奈良井川です。大物がいそうないい淵を発見。でも夏場は藪だらけで川へ近付くのが大変そう。



奈良井宿のすぐ上。渓流と呼べそうなのはここまででしょうか。ここより下流は集落の中を流れる里川となります。



伊那の市街地から権兵衛トンネル出口まで約20分。奈良井宿から松本の自宅まで約1時間半。奈良井川漁協の年券は5000円で解禁日は3月1日とか。

釣り人が少なそうでいい雰囲気なのは分かりましたが、ちょっと遠いかな~。

2008年の釣果

2008年12月15日 13時52分44秒 | まとめ
今年も締めの時期がやってきました。仕事が一段落したため、今日は休暇を取りました。休暇といっても特にすることがないので、今年の釣行をまとめてみました。



今年は特定の川に入り浸り、イワナを中心に釣り歩いた1年でした。犀川での大物釣りの願いは今年も叶わなかったものの、自分にはどのような釣りが楽しいと思えるのか気付かされた1年でした。

ストレス解消のため見て歩いた川は、おのずと人気のない静かな所でした。そんな場所を見つけて実際に釣り歩いてみると、そこは自分を受け入れてくれる場所であると感じ、ホッとしました。



人気のない寂しい所がほとんどでしたが、人との関わり方が下手な自分には無理をしなくていい空間がそこにありました。みんなで賑やかに釣りをしたい人もいれば、静かに釣りを楽しみたい人もいる。私はこれからも静かに釣りを楽しめる場所を選んで釣り歩くことでしょう。

さて、今年の釣行のまとめです。( )書きは昨年の結果です。

・釣行日数
  77日(82日)

・釣行箇所数累計
  122箇所(128箇所)

・釣果
  イワナ       40匹( 8匹)
  ヤマメ       17匹(22匹)
  アマゴ       10匹( 2匹)
  レインボートラウト  4匹( 9匹)
  ブラウントラウト   2匹( 3匹)
  ウグイ他       4匹( 4匹)
  ブラックバス     1匹(10匹)
  合計        78匹(58匹)



・釣れたサイズ
  イワナ       最大27㎝(最大42㎝)
  ヤマメ       最大23㎝(最大22㎝)
  アマゴ       最大22㎝(最大10㎝)
  レインボートラウト 最大25㎝(最大27㎝)
  ブラウントラウト  最大29㎝(最大43㎝)



・印象に残った釣行
  春の下伊那釣行で見つけたイワナの渓
  テンカラでの釣行で釣った女鳥羽川のヤマメ
  夏の下伊那釣行で見つけた川での短時間のアマゴ釣り
  薄川の本流・支流での数々のイワナ釣り
  新規開拓した秋の川での残りイワナ
  ボサ川で出た婚姻色混じりのヤマメ



数から見ても明らかなように、今年はイワナにハマった1年でした。代わりにブラックバスは1匹のみ。完全に川を溯る釣りが好きになってしまいました。

サイズ的には30㎝に満たないものばかりでしたが、本流のような大型は期待していないのであまり気にしてません。でも、やっぱり犀川の大物には会ってみたかったなぁ。

お気に入りのヤマメのいる川がなかなか開拓できないので、ヤマメの釣果が減りましたが、地元の女鳥羽川で釣れることが唯一の救いです。放流している川でもあっという間に数が少なくなるので、ヤマメは釣れたら必ずリリースするよう心掛けたいです。



今年も犀川漁協管内の釣りが中心でしたが、遠征をしてまで釣り歩きたいという気力がまだ湧いてこないので、来年も管内を中心に釣り歩き、管外の場所はスポット的に行くことになるでしょう。

そして来年は、できれば実行したいこととして、釣りを終えて引き返す時には川沿いのゴミを少しでも拾って持ち帰ること、です。やろうと思っていてもなかなか実行に移せないのが難点ですが、できるだけ挑戦してみます。



2008年・思い出のイワナ

2008年12月06日 22時59分17秒 | まとめ
今年はイワナに惹かれた1年でした。

数々の釣行で思い出に残った今年のイワナをまとめてみました。自己満足のためのものですが、川の様子とともにご覧ください。

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☆ 5月。



ゴールデンウィーク中に出掛けた下伊那の川です。初めて入った小さな川でしたが、川底の白い砂が印象的で、魚が隠れていそうな落差が連続する私好みの川でした。

釣り人が入渓している様子もなく、『いいとこみーつけた!』の気分でした。



その川で釣れた1匹のイワナ。アマゴしかいないイメージのあった下伊那の川で今季初めて釣れたイワナでした。痩せた体型のイワナでしたが、春になり活性が上がってきていたようで、この川での複数のイワナとの戯れが今年のイワナ釣りのカギを握っていたと思います。


☆ 6月。

テンカラをちょっとだけ実践してみました。自分で巻いた毛針でイワナが釣れるかどうか。

既に女鳥羽川や薄川でニジマスとイワナ相手に練習して効果がありそうだったので、久々に入った烏川で初釣果に挑みました。



この日は水量が多くてどこを狙ったらいいかよく分からず、毛針を狙った位置に落とすことにも苦労しましたが何とか1匹をゲット。



ここのイワナは光の当たる向きによって輝き方が違うのでしょうか、背中は黒くて横は何となく紫色がかった色をしています。

これ以降、テンカラ自体は数回の釣行でやめてしまいましたが、ラインを振り回せるだけの空間があればルアーよりも釣果が望めそうな釣り方だなと実感しました。


同じく6月。

今度は今年一番通った薄川です。ここまでに何回か薄川に顔を出しましたが、この日の釣果が今年の薄川通いを決定づけたものになりました。

この川は入るポイントが限られ、早起きして来ないと他の釣り師さんにポイントを奪われてしまうので、毎回4時半起きでした。



早起きは三文の徳と言わんばかりに、良いイワナに出会えました。サイズは小振りのものが多いのですが、目も体もヒレも黒いイワナは他ではあまり見たことがないオリジナリティーがあります。



今年はなぜかこの黒いイワナの虜になりました。そして、雨の日でも休むことなくイワナを追い続けました。

その翌週の中房川です。



このころから雨の日でも水量が多くても釣りに行ってしまうビョーキモードに突入。濁りが入る前の少しかき乱された状態の川が魚の活性を上げる一番いい状態だと実感しはじめました。

ここには白いイワナがいます。ここより北にある乳川と同じような色のイワナ。



下流域でもこんなに白い肌の綺麗なイワナがいます。スプーンを追いかけてくる姿を見てワクワク、釣り上げてジッと見つめてウットリ、最高のイワナでした。


☆ 7月。

7月はほとんど薄川本流と支流の釣行に明け暮れました。



このような川幅の狭い場所で一撃でイワナを引きずり出せるようになり、狙い通りの釣りができて最高の気分。

使っていたスプーンは全て同じ、安物のヤマメ模様のスプーンです。あまり高価なものを使わずに貴重なイワナを釣る、自己満足の極致です。



沢が違うと色が違う。何となく丸みがあって、落ち着きがあり、ここに何年も住み着いているかのようなイワナも釣れました。

イワナばかり釣り歩いていたおかげで、8月はアマゴなど他の魚に浮気してしまいました。


☆ 9月。

渓流最終月にもかかわらず、新しい川の探索に行きました。上流まで歩き尽くしたかったのですが、限られた時間の中での釣行が多くて調べきれませんでした。



どの川も普通の釣り人は入りそうにない川です。やはりそのような川には数はいませんが貴重なイワナがいます。



お腹の黄色いイワナ。細々と生き残ったと思われるイワナ。このイワナはピンと背中を伸ばしていて、何となくこの川の長老のような風格がありました。

そして最後はお気に入りの川で、お気に入りの色の濃いイワナ。写真はピンボケですが、朱点が鮮やかでした。



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松本平・安曇野平にはイワナの棲む綺麗な川が沢山あります。川によって色や模様も違うので、実際に釣ってみていろんな感動が呼び起こされる魚です。

来年もおそらくドップリとイワナ釣りに浸かってしまうことでしょう。

自己満足のイワナ釣りの世界。喜んでいただけましたでしょうか?