今日は朝から海にいる予定だったが、日本海側のライブカメラが情報提供してくれたおかげで無駄足にならずに済んだ。
雨だけなら全く苦にならないが、波が高いと釣りをする気力は失せる。今日は海に行くつもりで休みを取っていたのだが、大事な休みを無駄にせず有効に使うべく、雨でも釣りになる川に向かった。
出勤時間は午前10時過ぎだった。金曜日なので自分のような気の早い釣り人が大勢いるかと思ったが、狙っていた冬のポイントには一人もいなかった。今日はポイントを独り占め。
今日のコースは、最初に釣り上がって瀬を探り、次に深い岩場を探り、その後釣り下って最後に緩い流れのプールを狙う。それでもボーズだったら、毎回立ち寄るポイントと大波荘(笑)横の放流ポイントで、ボウズ回避の1匹を狙うフルメニューだった。
ボウズ回避が優先されるため、得意パターンのスプーンヒラヒラ攻撃で釣り上がったが、全く反応がない。そうなると、スプーンやミノーを頻繁に変え、本日の当たりルアーを探す持久戦となってくる。
午前中は釣り上がりながらサイド~ダウンクロスで攻めたが何の反応もない。仕方がないので、アップキャストして流れに押されて戻ってくるミノーを弱った魚に見せかけるようにして探ってみた。
すると、アップキャストしたミノーがピックアップのためにターンしたところで『ガブッ!』とヒットした。
アタリの強さから30~40cmくらいと想像できたが、派手に何回もジャンプする。銀色に光る魚体からニジマスと容易に想像できたが、マーカーの付いている放流魚では無さそうだった。
メジャー計測で37cmのワイルド?なニジ。今回は瀬の中というよりは流れの緩い瀬脇の広々としたプールでヒットした感じだった。
最近ニジを見飽きてきたせいか、銀色の虹を見ても感動しなくなってきた。ニジはやっぱり虹色が綺麗に見えたほうがいい。だからこれはワイルドじゃないと思っている。
成魚だが、尾鰭の張りが弱い感じで胸ビレも弱々しい。贅沢な言い方かもしれないが、もっと元気なニジが釣りたい。
その1時間後、今度は深い岩場のポイントで、誰もが狙う流心は狙わずに足元近くに複数ある岩場のスリット(割れ目)を、先程と同じように弱った魚に見せかけるようにアップクロスでチェックしたところ、今度は『ガツン!』ときた。
コイツは派手なジャンプはしなかったが、重量級。40~50cmあるかと思った。色はブラウンのような黒か茶色い色合い。久々のブラウンか?と期待したが、
あんまり好きじゃないマーカー付きの放流ニジ。青いマーカーが付いていた。これも1匹目と同じ出方をした。先程のニジと違い、黒色っぽいニジ。
重量級なのでサイズもソコソコあるかと思ったが、これも37cm。この放流ニジのほうが引きが良かったし、出方もワイルドだった。
顔は愛嬌があるのだが、どうすればそんなに体が黒くなるの? 放流魚はどういう環境で育ったのだろうか?
1匹目のヒットルアーはダイソーミノー5g・赤銀カラーで、2匹目はダイソーミノー13g・イワシカラー。13gのミノーは今までにほとんど釣果がない3軍ルアーだったが今日はいい働きをした。
その後は午後4時前までヒット無く、大波荘(笑)前の放流ポイントで2匹のタッチを確認し、放流魚も擦れてきていることを確認して終了とした。
今日の犀川の様子から想像すると、ニジは徐々に瀬の中から流れの緩い深場に移動しているように感じられた。川の水位も下がっており、水の透明度も増しているので、徐々に冬の難しい釣り場になってきている感じだ。
この土日は釣りをしない予定。
来週の土曜日は今年最後のクロダイ釣りに行きたいのだが、天気がね・・・。