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松本市近郊のマイナー釣り場情報

長野県の松本市に住む一人の釣りびとが、渓流釣りをメインに各地を釣り歩いている姿をご紹介します。

5月11日 磯デビュー!(その1)

2013年05月13日 23時34分26秒 | 磯釣り
5月11日の土曜日は、人生初の磯釣りに行った。

防波堤でのサビキ釣りや沖へ出ての船釣りは過去に何度か経験したことはあるが、比較的簡単な「レジャー」の海釣りしか経験したことがなかった。

強烈な思い出となった今回の磯釣り釣行。忘れないうちに書き留めておきたいことが沢山あるので、長々と書き記しておく。

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今日は待ちに待った磯デビューの日である。

何せ今週は仕事が忙しかった。毎日のように深夜帰宅、木曜日は飲み会、そして昨日も深夜帰宅で睡眠時間は4時間半くらい。それなのに、釣りに行く日は目覚ましが無くても出発時間前に目が覚めるから不思議である。

朝飯をしっかり食い、5時半に自宅を出て、5時45分頃には安曇野インターに乗っていた。1時間半後には休憩することなく順調に進み、未だ残雪が残る黒姫山と妙高山が目に入ってきた。



平坦な高速道路は睡眠時間が少ないと眠くなるのが常だが、今日は別だった。長野県内では小雨だったが、妙高PAでトイレ休憩をしたときにはザーザー降り。川だったらこのくらいの雨なら自分なら絶好のチャンスと思って出掛けるが、海は雨でも釣れるのか?

疑問に思いながらも、磯釣りは初めての経験であり、今日は何とか釣りになるだろうと磯釣りのベテランの人が言っているのだから、大丈夫だろうと信頼しきっていた。

自動車道から見下ろせた妙高周辺の川は完全な雪代濁りと泥濁りだった。あの状態じゃ自分でも釣れないなあ。

久々の上越方面は見るもの全てが新鮮。インターを降りても道路が走りやすく、長野県内の狭い道路を走り慣れている自分にとってはうらやましい限りだ。

目的地の釣具店には予定通りの7時半に到着。磯釣りを教えてくれるベテランは自分の職場のボスだ。ボスはすでに到着していてコーヒーを飲んでくつろいでいた。格好からしてもうベテランの風格。

もう一人の仲間の到着を待ちながら、店の中で今日の磯釣りに必要な道具を教えてくれた。

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このボス、自分が磯釣りに行ってみたいと言ったら、事前に揃えておくべき道具を細かく書き出してくれた。そのおかげで一気に道具を揃えることができた。

今後、自分と同じように磯釣りを始めたいと思う人もいるかもしれないので、必要なものを覚えている範囲で書き留めておく。

【磯竿と網】
竿は5.3m程度の長竿で、先調子・胴調子やKガイド・中通し竿など、色々種類があるそうだ。高価な竿になると10万円以上するのもあるようだが、自分は初心者なので1万円強のお得なロッドで最初は我慢した。長竿なので自重が重いと腕が疲れるのは渓流用の竿と同じである。
釣った魚を取り込む網も5~6mの物が必要となるが、これも高価な物は5万円以上もするようで、慣れるまでの短期間だけの使用と考えれば安い網でもいいかなと思い、自分は安物の網に手を出してしまった。
結果的に安い竿と安い網を買ったことが、あとで裏目に出てしまったのだが・・・。

【リール】
磯釣りの場合、レバーブレーキ付きリールを使うのが一般的だそうだ。このレバーブレーキ、ドラグのブレーキとは別のブレーキ&ブレーキ開放用のレバーで、ドラグだけでは対処しきれない事態となった場合によく使うそうである。自分の場合、渓流用のガタついた古いリールで最初は望むつもりだったが、ついつい最新型のレバーブレーキ付きリールに手が出てしまった。このレバーブレーキ、何故使う必要があるのか実釣してみてようやく理解できた。

【ライフジャケット】
自分の命を守る必需品である。万が一海に落ちた場合、波が大きければまず助からないと思うが、これがあれば本当に浮くそうだ。磯で足を滑らせて海に落ちる人は結構いるそうだ。高級なものはポケットが沢山付いていて収納量も多く丈夫でデザインも良いが、安い物は最低限のポケットが付いていて本当に浮くのか?という怪しい感じのものまである。自分は1万円ちょっとの大手メーカーのものを購入した。

【バッカンとエサ箱】
エサを入れる40リットルほどのビニール製のケースだ。ソフトタイプ(柔らかいケース)とハードタイプ(固いケース)の2種類あるそうで、これにオキアミと集魚材を入れて混ぜ合わせてコマセにする。また、オキアミの一部は針に付けるエサとしてエサ箱に入れておく。コマセは60cm前後の長さの柄杓の先端にすくい取り、海に投げ込んで魚を寄せ集めるそうだ。

【磯用スパイクシューズまたはブーツ】
岩礁やテトラなど滑りやすい岩場で転んでケガをしないようにスパイク付きの物がいいとのこと。自分はスパイクシューズを購入したが、砂浜に立つと靴下の中まで水が進入してきて砂だらけになるので、時と場所によりシューズとブーツを使い分けるほうがいいようだ。

【ウキ】
磯釣り、特に今回狙っているクロダイはウキの選択が肝心なようである。ウキは重さによって[0]や[0.5]、[G]、[2B]、[4B]等、種類は色々とあるそうだ。今回自分は5種類のおもりを揃えて望んだが、交換するのが面倒くさいので今回はやや重めの[2B]だけを使った。

【その他】
磯釣りの場合、柄杓、コマセ混ぜ棒、長いロープの付いた水くみバケツ、釣った魚を生かすためのエアーバッカン、ロッド&網入れ用ケース、打ち上げられた海水を頭から被ることが多々あるので雨カッパ等があると便利だそうだ。
他、仕掛け道具として浮き止めゴム、カラマン棒(ウキをロストしないためのゴム製の止め具)、サルカン、1~3号の針、1.5~1.75号のフロロカーボンハリスと同程度の道糸、ガン玉等があればよいとのことだ。


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道具の準備は海に来るまでにほとんど揃えたが、まだ分からないのは配合エサのこと。オキアミの他に集魚用のエサを混ぜるようだが、ボスが進めてくれた物をそのまま購入した。

他の仲間も8時前までに到着した。釣具店の店先でエサを練り混ぜて準備完了。いよいよ磯釣りの現場へ出発となった。



この現場へ到着するまでに、『潮の流れを読む』目が肝心であることを磯釣りのベテランのボスが教えてくれた。初めて磯釣りをする自分でも、渓流釣りにも通じる『読み』が肝心であるということを理解した。本当に勉強になった。

ボスの『読み』が、この日の釣果を決定付けたと言っても過言ではなかった。

(つづく)