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建築さんぽ~三田編

2023-11-17 | おでかけ
洋館大好き、
とりわけ学校建築に惹かれます。


横浜市の日吉キャンパスに続き、

都内港区の
慶應義塾大学、三田キャンパス 
出かけてみました。




注目は、演説館!(↑↓)

1875(明治8)年竣工、
国の重要文化財に指定されている建築です。

普段は非公開で、
教職員も、なかなか入る機会がないと聞きます。

そりゃあ、駆けつけちゃうでしょう♫



そもそも、近代日本で、
「演説」なる言葉を生んだのも、
福澤諭吉をはじめとする慶應社中。


それだけに建物も存在感があります
なまこ壁が印象的な和洋折衷の建築は、
いかにも明治、素晴らしいですっ!



切妻屋根の玄関を入れば
正面に演台・・・
創立者・福澤諭吉先生の肖像が掲げられています。



あ~、古い木造建築の匂い!
これが歴史好きにはたまりませんね~❤

フロアには
慶應の「ペンマーク」の椅子が並んでいます。
(「×」じゃないのよw)



ガラスをはめた上下窓に・・・
天井は、往時はいかばかりかという模様入り、
クロスかな(?)



明治の御代、義塾で学んだ若者の
意気込みが感じられるようです♫
胸がきゅんきゅんします❤



そして、もうひとつ非公開ながら、
今回、公開されたのが、
旧ノグチ・ルーム!↑

あの彫刻家イサム・ノグチと
建築家・谷口吉郎とのコラボだそうです。

この近辺には
ノグチの彫刻も多数、フツ~に置かれています!


(「無」制作年1950-51)


(「若い人」制作年1950)


(「学生」制作年1951)



イサムの父、ヨネ・ノグチが
慶應義塾で長く教鞭をとっていたことからの
御縁だとか・・・

(映画「レオニー」でヨネ役を中村獅童丈が好演♫)

2003年に、部屋は隈研吾氏の手を経て、
現在の場所に移築されました。
なんか、すごい名前がバシバシと出てきますw



この室内も、すばらしいのですが、
ネットにアップはできないとのことで、
遠慮しています・・・お許しあれ。

とにかく、
あまりの美しさに、声も出ませんでした。



以上は非公開の建築ですが、
1912年竣工の旧図書館(↑)は中に入ることが出来ます。

館内も堪能できるんです!

ただいま、
展示中。

こちらについては、いずれまた♫




旧図書館をはじめ、慶應義塾には
曽禰中條建築事務所の建築が他にも残っています。



「第一校舎」↑(1937年竣工)も同じく!
う~、木が大きすぎて、わかりにくいですね~
スクラッチタイルが素晴らしいのに残念。



もうひとつ。

曽禰中條建築事務所 の「塾監局」(↑1926年竣工)
福澤諭吉が大坂・適塾時代に使った「塾監」によるそうで、
慶應義塾の事務行政全般を仕切っています。

荘厳!




新しいところでは・・・
大学院校舎↑(1985年竣工)。



図書館↑(1981年竣工)。

どちらも幼稚舎から慶應の
建築家・槇文彦の設計です。


(正門)


う~ん、新しい建築も洗練されていますが、
わたしは、やっぱり歴史の感じられる、
古い校舎や図書館が良いかな・・・

実際に使う立場の学生だったら、
逆の意見を言うかもしれませんがw


長くなりました。
この日は、他にもキャンパス内で
ワクワクしています。

そちらについては、いずれ近いうちに。
また、お立ち寄りいただければ、とっても嬉しいです。

***************

おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

「三田・建築」(慶應義塾大学アート・プロムナード)など
いただいた資料を元に記事をまとめました。
まちがいがございましたら、どうぞお許しくださいませ。

世界中に「優しい風が吹きますように」


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (なおとも)
2023-11-17 15:19:46
こんにちは!
今日も眼福!眼福!それに加えて本当に勉強になりました。そして、何より凄い名前がどんどん出て来るではないですか。隈研吾の建築物の一つに素晴らしい思い出が有り、隈研吾と聞くと、惹き付けられてしまいます。本当に楽しみながら学びました。有り難うございました!なおとも
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なおともさま (ぴあ野)
2023-11-18 06:22:06
なおともさん、おはようございます。
コメントをどうもありがとうございました。

眼福ですよね~
とっても良い時間を過ごしてきました。

隈研吾氏は、お小さい時を横浜市内にお住まいだったそうで、
想い出話などを読むと、よく知っている土地がでてきて、勝手に親近感を抱いています。
なおともさんの隈研吾建築の想い出、いつか伺わせてくださいね♫
楽しみにしています。
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