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交渉人 真下正義 / 容疑者 室井慎次

2024年05月18日 | 踊る大捜査線


 交渉人 真下正義 / 容疑者 室井慎次

 
 『踊る大捜査線』のスピンオフとして2005年5月と8月にそれぞれ公開された『交渉人 真下正義』『容疑者 室井慎次』。

 前者が地下鉄構内を舞台にしたノンストップパニックムービーの“動”、後者は私利私欲と信念の闘いという“静”といったところでしょうか。

 今秋、室井慎次のスピンオフ映画が2作連続で公開されるということで、紹介しますーー。





 交渉人「真下正義」

 


 クリスマスイブの夕方、東京の地下鉄は人でごった返していた。

 そんな中、地下鉄運営会社「東京トランスポーテーションレールウェイ」の総合指令室では、識別不能の不審な車両が線路を走行していることに気づく。
 




 また、警視庁のホームページが何者かにハッキングされ、画面に表示された「午後4時5分に葛西第二公園で爆発」の予告通りに公園のゴミ箱で爆発が起きた。

 第1級テロの可能性も考えられることから、警視庁は捜査チームの人選、マスコミへの対応を矢継ぎ早に決めていく。





 地上班は捜査一課の木島警視に仕切らせ、地下鉄の総合指令室へは室井が推進してきた交渉課準備室を派遣することを決定。

 そして、警視庁初の交渉人 (ネゴシエーター) である真下に、室井はこう言った。「交渉課の必要性を証明してこい。必ずだ。責任は俺がとる」






 容疑者「室井慎次」

 


 室井警視正は、新宿北署管内で発生した殺人事件の特別捜査本部長として指揮をとっていた。

 その際、被疑者として新宿北署員の神村巡査を交番で事情聴取させていたが、神村は捜査員を振り切って逃走し、車にはねられ死亡してしまう。





 これにより、事件は神村巡査による金銭目当ての犯行という形で結論付けられ、新宿北署を管轄する警視庁は謝罪会見を開き、捜査は終了しようとしていた。

 「捜査が尽くされていない」という思いを抱きながら押収物の整理をしていた室井は、被疑者と被害者が同じ栞を持っていることに気付き、捜査の続行を決断した。





 しかし、警察庁長官の座を狙う警察庁の池神次長には、同じく長官の座を狙う警視庁の安住副総監に責任を負わせて辞任に追い込みたい思惑があった。

 次長から捜査の中止を指示された室井だったが、捜査を続行。するとそこへ東京地検が現れ、「特別公務員暴行陵虐罪」の共謀共同正犯の容疑で逮捕されてしまうーー。
 





 編集後記


 今秋の室井慎次のスピンオフ映画公開のニュースをきっかけに再度観返してみましたが、ほとんど内容を覚えておらず、新鮮な気持ちで楽しめました。

 青島がいないと多少の物足りなさは感じますが、真下にしろ室井にしろキャラが立っているので、ちゃんと『踊る大捜査線』になっています。

 今年の10月と11月に公開予定の『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』も、そんな感じで楽しめると幸いですーー。

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