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【今秋映画公開】「踊る大捜査線」 伝説の全11話

2024年03月31日 | 踊る大捜査線

「踊る大捜査線」 伝説の全11話

 
 1997年1月7日から3月18日にかけてフジテレビで放送された警察ドラマ「踊る大捜査線」。

 警視庁と所轄署との力関係や署内の人間関係をリアルかつコミカルに描き、口コミで人気が広がって最終回は視聴率20%を超え、映画化もされて大ヒット。

 2012年にシリーズの歴史に幕を閉じましたが、“踊るプロジェクト再始動”の一報を受けて、全11話を簡単に振り返ってみます。
 
 




 第1話 「サラリーマン刑事と最初の難事件」


 脱サラして警察官の採用試験を受け、3年間の交番勤務を経て、湾岸警察署の刑事課強行犯係に配属になった青島俊作。

 はやる気持ちを抑えながら刑事課を訪れたが、強行犯係の人達は出払ってしまっていた。

 そこに、警視庁から「台場の有明興産ビル内役員室で倒れて死んでいる男性が発見された」との入電があり、さっそく現場に急行する青島だったがーー。






 第2話 「愛と復讐の宅配便」


 和久さん宛に大きな荷物が届いた。箱を開けてみると、中身はマッサージチェアだった。

 早速、椅子に腰を下ろす和久さん。腰痛持ちの和久さんへの袴田課長からのプレゼントと思われたが、送り主に名前が書かれていた袴田課長は自分は送っていないという。

 そんな中、警視庁で事件の被疑者を取り調べ中の室井管理官から湾岸署に電話が――。






 第3話 「消された調書と彼女の事件」


 警視庁から「晴海の交差点付近で男性が血を流して倒れている」という入電があり現場に急行したが、勝どき署の管轄だったため何もせずに署に戻った強行犯係。

 そんな中、すみれさんの元にひったくりにあって怪我をした女性がやってきた。犯人の顔を見た婦警の証言を元に、犯人の似顔絵を作成したすみれさん。

 しかし、その犯人は、警視庁上層部の大学の同級生で建設省官房次官の息子だったため、室井管理官が捜査の取り止めを指示されるーー。






 第4話 「少女の涙と刑事のプライド」


 室井管理官のたっての要請で、青島が警視庁捜査一課の湾岸署管内での被疑者の応援捜査に駆り出されることになった。

 2年前に発生した連続強盗傷害事件の容疑者を捜査一課で追っていたが、行方が掴めないまま捜査本部は解散。しかし昨日、湾岸署管内にあるバーで容疑者が目撃されたという。

 早速、捜査一課と青島は容疑の目撃情報があったバーで見張りをすることになったがーー。






 第5話 「彼女の悲鳴が聞こえない」


 深夜、職場からの帰宅途中にすみれさんが男に襲われ、顔と腕を負傷し、男は逃走した。

 犯人は3年前に彼女を襲って逮捕された男で、1年前に出所して街に戻ってきて以来、ずっと付け狙っていたという。

 同僚の負傷で怒りに燃える刑事課。そして、青島が和久さんと犯人の家の前で張り込みをしてる時、和久さんの口からすみれさんの過去が明らかになるーー。






 第6話 「張り込み 彼女の愛と真実」


 湾岸署の保安係の署員が管内のバーで、大麻を所持していた男を逮捕した。その男が自供した売人の自宅を張り込むことになった和久さんと青島。

 初めての張り込み捜査にテンションが上がる青島だったが、張り込み用のアパートの隣の部屋に住むおばちゃんに2人を引っ越してきた親子と勘違いされてしまう。

 そんな中、キムチ味のカップ麺を「気持ち(きむち)いい〜!」とダジャレを飛ばしなから食べる和久さんの口から、八王子の警官殺しの真相が明らかになるーー。






 第7話 「タイムリミットは48時間」


 ロスから日本への大麻の密売ルートを内偵中で、ロス在住の売人・岩瀬修の重要参考人である柏木雪乃を本庁で取り調べたい薬物対策課の一倉管理官。

 しかし、青島による雪乃さんの別件逮捕によって湾岸署に48時間勾留できることになった。

 果たして青島と湾岸署は、勾留期限の48時間以内に岩瀬修を署に連行し、雪乃さんの本庁での取り調べを阻止することができるのかーー。





 第8話 「さらば愛しき刑事」


 港区初芝2丁目栗の木坂付近で背中を刺されて死んでいる男性が発見され、湾岸署に特別捜査本部が設置されることになった。

 そして、刑事捜査に科学捜査を本格的に導入すること検討している警視庁は湾岸署の特別捜査本部に科学捜査研究所のプロファイリングチームを派遣した。

 今回のテストケースがうまくいけば、将来少ない人員で事件に対処することが可能になり、無駄な刑事を要請する必要もなくなるというーー。





 第9話 「湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪」


 品川区で主婦が殺害された。犯人は夫で、数年前から愛人がいたことを妻に知られたことから口論となりカッとなって犯行におよんだという。

 そんな中、事件関係者への取材のエスカレートを危惧した室井管理官の指示で、湾岸署内で容疑者の愛人を保護することになった。

 湾岸署に押し寄せるマスコミへの対応で署内がてんやわんやになる中、青島は報道陣に紛れて不審な男がいることに気付くーー。






 第10話 「凶弾・雨に消えた刑事の涙」


 定年まであと一週間となった和久さん。6年前に八王子署で働いていた頃に、自身が教育係をしていた新人刑事の殺害事件の犯人を捕まえられていないことが心残りだった。

 そんな中、青島が犯人と思われる人物の目撃情報を掴み、警視庁に動いてもらうよう室井管理官に依頼した。

 しかし、刑事局長は「信憑性がない」と言って取り合おうとしない。その判断が後に、警察庁と湾岸署を巻き込む重大事件を引き起こすことになるーー。






 第11話(最終話) 「青島刑事よ永遠に」


 3月17日午後6時59分、事件発生。現場を中心に10km圏への緊急配備が発令され、全ての捜査員に拳銃携帯命令が下った。

 同7時11分、湾岸署及び第一機動捜査隊によって初動捜査が展開されたが、犯行後の犯人の目撃情報は無く、足取りも不明。

 同日、湾岸署に特別捜査本部が設置され、情報収集を開始。そして、翌18日午前5時12分、第1回捜査会議が開催されたーー。







 編集後記


 「踊る大捜査線」が視聴者の支持を得た理由。

 それは、登場人物の描き分けが絶妙で、人間味溢れる魅力的なキャラクターが多く、それらが綺麗な円を描いていることが挙げられます。

 また、従来の刑事ドラマの「死体発見→捜査開始→犯人特定→犯人よる自白」という典型的パターンを創造的に破壊したことも爆発的ヒットになった要因といえます。

 しかし、私自身、第1話からリアルタイムで見ていたか定かでないほど、世間的にもドラマ放送開始時はそれほど注目されてはいませんでした。

 本当に良いものというのは、世間がその作品の価値を理解するのに時間がかかるということなのでしょうか。

 ロケ地が気になる方は、こちらにサイトがあるので確認して行ってみて下さい。(初代湾岸署の建物も現存しているようです)


 
 
 
【出典】「Wikipedia」 「FODプレミアム」「Prime video」「Apple TV
    「ゲオ宅配レンタル」「U-NEXT


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