
大河ドラマ館『べらぼう 江戸たいとう』
大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』の主人公・蔦屋重三郎ゆかりの地である台東区に大河ドラマ館がオープン。
台東区民会館9階にある館内は撮影自由ということで、展示されている衣装や小道具、パネルなどの写真を撮ってきたので、紹介します——。

館内図
エントランス
べらぼう入門編
蔦屋重三郎の撮影で使用された衣装の展示や、主要キャスト・スタッフが紹介されています。
五十間ゾーン
版元・蔦屋重三郎ゆかりの小道具や、パネルを展示。蔦屋の再現セットで記念撮影もできます。
企画展示コーナー
蔦屋重三郎ゆかりの人物などをテーマにしたミニコーナーで、現在は平賀源内の衣装などが展示されています。
蔦重が見出した才能
歌麿・写楽の浮世絵の高精細映像の上映や、蔦重と台東区の関係をひも解くパネルの展示。
仲ノ町ゾーン
吉原一の大通りのビジュアルを背景に、花魁・瀬川の衣装や、吉原を掘り下げる特集パネルなどが展示されています。
※瀬川の白無垢の展示は5月11日(日)まで
江戸城ゾーン
将軍家や幕臣たちのパネルを展示。番組美術や撮影の舞台裏も紹介されています。
べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館
場所:台東区民会館9階 (台東区花川戸2-6-5)
各線浅草駅下車徒歩5分
期間:2025年2月1日 (土) ~2026年1月12日 (月・祝)
開館時間:9:00~17:00 (最終入館時間 16:30)
料金:大人 800円、子供 400円
チケット
・券売機 (現金のみ) 、受付窓口 (現金、キャッシュレス) / 台東区民会館9階
・WEB販売 webket
休館日:毎月第2月曜日、年末年始等
※第2月曜日が祝日の場合は翌日 、年末年始
編集後記
大河ドラマ館は台東区の区民会館が会場ということで、昭和館あふれるこじんまりとした建物で開催されていると思って訪れたら、近代的なビルだったのでびっくり。
会場内も、撮影で使った衣装や小道具が惜しみなく展示されていて、見ごたえがありました。
『べらぼう』が人気を博しているのは、主人公・蔦重が二枚目だけど三枚目的な人柄で多くの才能を見出しながら、夢に向かって邁進する姿に多く人が魅了されているからだと思います。
周囲の反発や裏切りにあいながらも、自分が“正しい” “面白い”と思ったものに真っすぐ向かっていく生き様に勇気づけられているのかもしれません。
そんな中、学生時代からお世話になっている「蔦谷書店」の店名が、蔦谷重三郎にあやかってつけられたという事実を知ってびっくり。
しかも、喜多川歌麿と東洲斎写楽という浮世絵の二大スターを生み出したのが蔦重だったということで、江戸のメディア王といわれるのもうなずけます。
ヤスケンも、『水曜どうでしょう』に出演していた90年代半ば頃から知っているので、「いい役者になったな~」と感慨深いものがあります。
ちなみに、大河ドラマ館のある浅草は、学生時代にこち亀サンバカーニバルの出場者デザインコンテストで大賞を獲って、招待された時に泊まったホテルがあった場所。
さらに、蔦重が逝去した年齢と同じ47歳の時に『べらぼう』に出会うのも何かの縁かと思うので、蔦重のように価値あるものをこの世に遺すべく精進していきたいものです——。
【出典】「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」