タイ・バンコクの庶民の生活に迫る!

~タイの庶民の生活とは? 一歩でも近づくために~

2012.08.05 大雨だが

2012年08月06日 | 今日の出来事
家族を田舎に残してきているので、例の通りまったく仕事にやる気が出ない。
仕事/家族は実は表裏一体なのだ。

 家(アパート)に帰るわずか350mの距離の間にある喫茶室で一服。コーヒーは悪くない。外は大雨が降ってきた。
 雨といえば、今回東北に行って水田を見たがほとんど水が張っていないばかりか、カラカラである。本当は今頃、田に水を引いて田植えを行っていなければならないころだ。

これでは水が足りず、降ったとしても9月。収穫は12月になってしまうかもしれない。
昨日JICA専門家のO氏とお話しした際、RID(กรมชลประธาร/王立灌漑局)は当然堰やダムを作ってそこからどうやって田畑に水を引くかを一生懸命やっているわけで、雨水を利用していている水田は何ら支援の対象になっていないようだし、そのデータも無いようである。

 しかし、実は灌漑を進めるより、雨水利用、ため池を掘ることを勧めた(進めた)方がおそらくタイの場合有効である。
(RIDは灌漑が仕事だからこれは仕方がない、しかもなまじ王立であるから、灌漑よりため池のほうが有効かも知れないと誰も言えないわけである)
 
 まだまだ森林が多く残されていて山に水の保水能力があれば、ダムと水路での感慨で多くの農家に水が供給できると思うが、今のタイは森林保有率が26%、おまけにほとんど平地だ。
実際ククリット・プラモート首相の時、あちこちにため池を掘って、今でも「ククリットため池」といわれる当時の公共事業で掘ったため池がいくつも残っている。
ため池と雨水の有効利用がタイの米作をある程度安定収入をもたらすことができると思うが、いずれにしても規模は大したものにならず、せいぜい5ライ程度の田んぼくらいが限界だと思う。


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