はと@杭州便り

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基礎、基礎。

2006-08-13 01:40:09 | 二胡
相方は今週から長期出張。
一人の時間が増えたので、ほぼ毎日二胡の練習をしている。

しかし間の悪いことに先生も広州へ長期出張に行ってしまったため、レッスンは休止中

相変わらず「賽馬」と「月夜」をやっているのだが、
前回のレッスンでは、曲以前の基礎について色々注意されてしまって、結局曲はほとんど見てもらえなかった…

習い始めてもう随分経つし、私としては早く二胡のCDに入ってるようなあ~んな曲やこ~んな曲弾いてみたいのだけど、曲を弾くには基礎練習の練習量が絶対的に不足しているのだ

前回のレッスンではまず「月夜」を弾いたのだけど、
自分ではもう譜面も覚えたし、換把(ポジション替え)もつっかえずにうまく弾けた…つもりだったのだが、先生は浮かない表情。

習い始めた頃からずっとついている、左手のマンドリンのくせがやっぱり直ってない。
くせがあっても弾けることは弾けるので、これまでごまかしながらやってきたのだが、
「このくせが直らない限り、次の曲には進めない。」とはっきり言われてしまった。

「曲を覚えて仕上げることばかり考えて、左手のくせを直す努力、してないでしょう?」
と言われて、本当に図星返す言葉もない。

自分で鏡を見て直せればいいのだが、できないので3小節弾くたびに止まって手の形があってるかどうか確認しながら、地道に直していくしかない。
随分前からわかっていたことなのに、地道な努力を怠ってきた自分が悪い

左手を意識して直して弾いているうちに、左肩や腕の筋が痛くなってきた
私にとってはムリに不自然な形にしているため、肩や腕に力が入ってしまうのだ。
先生には力を抜くように言われたけど、力を抜いた途端、もとの間違った手の形に戻ってしまいそうで、怖くてできない。
一時間も弾くともう、左肩が痛くて泣きそうになった。

落ち込んでいても仕方ない、もう一回基礎に戻ってやるしかない

楽器の練習と外国語の勉強って、すごく似ていると思う。
中国語だって最初は結構好調にどんどんテキストを消化していったけど、
途中で何度も文法や発音の壁にぶつかって、その都度また元に戻って復習、復習、だった。
初級のころはしばらく勉強を中断すると、あっという間に忘れてしまってまた復習、なところも楽器の練習と似ている気がする。
やっぱり地道で、気の長い努力が必要なのだ。

ここ2日ほど左手の形が落ち着いてきた(ような気がする)ので、また通しで弾き始めた。
しかし、先生に見てもらわないと、この形であっているのかやっぱり自信がない~

練習も日によって波が激しくて、もう何分、何時間練習しても全然スムーズに弾けなくて
「も~!!今日はどないなってんねん~~!!」と叫ぶときもあれば、
「ちょっと、今日の私ってすごくない??」と自分で酔っちゃうくらいノリノリ(??)な時もあったりする。

モチベーションを上げるために「月夜」と「賽馬」の入っているCDを何度も聞いてみたりして、
「これを乗り越えれば一皮むけた(?)演奏ができるようになるかも!!」
自分を励ましながら

広州から帰ってきた先生をびっくりさせてやらなきゃ、と日々思うようにならない左手と、格闘中です。

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