はと@杭州便り

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ユキの言葉

2010-06-12 22:58:11 | 杭州で子育て
間もなく1歳半のユキの言葉。

「パパ」「ママ」は1歳頃から言い始めたものの、
はっきりと意味を理解して使い始めたのは1歳3ヶ月を過ぎた頃。
「ママ」は最初のうちはうまく言えなくて、「アヤ」と言っていた。

家族の名称:「パパ」「ママ」「アーイー(おばさん)」のほか、
外へ出ると「ガガ」(お兄さん)も言えるようになった。
ご飯は「マンマ」
お菓子は「ガガ」
「いないいないばあ」は「ナイナイバー」。

先月あたりから「ジェガ」(=「這個」中国語で「これ」)を頻発するようになった。
これはものすごく画期的なことで、
食事中にテーブルの上のほしいおかずを指差して「ジェガ」。
棚の上の取って欲しいおもちゃを指差して「ジェガ」。
本の中に知っている動物を見つけて「ジェガ」。
…というように、自分の意思を私達に伝えやすくなった。

ユキにとって、現時点での意思表示は全部
「パパ、ジェガ」(パパ、これ)
「ママ、ジェガ」(ママ、これ)で済んでしまうことが多いのだが、
たまにこれだけでは自分の意思を伝えることができず、
必死になって「○×△※~!」と話すのだが、残念ながら中国語でも日本語でも紹興語でもないので、私達には理解不能。
そんなときはもどかしいのか、顔を真っ赤にして怒る。

…と、話せる言葉はまだ上記のようにほんの少しなのだが、
聞いてわかる言葉は随分増えた。

本を見て、色んな写真や絵ののっているページを指差して
「ゾウさんはどこかな?キリンさんはどこかな?」と聞くと、
「ジェガ」と言いながら指差してくれる。
逆にユキが写真や絵を指差して、「ジェガ」と聞くと、
「これはペンギンさん、これはライオンさん」と教えることもある。

物の名前のほか、「お出かけしようね」と言えば自分で靴箱を開けて靴を持ってきて自分で履こうとするし、
「ユキちゃん、新聞持ってきて」と言えば、テーブルの上の新聞を取ってきてくれるし、
「そろそろ歯みがきしようか」と言えば、寝室に逃げる。

しかし母親が日本人とはいえ、平日はほとんど一緒にいられないし、
私が家にいても相方、二姐とは中国語で話しているので、
ユキの理解している言葉は、圧倒的に中国語。

それでもユキにはできるだけ日本語で話しかけようと頑張っているのだが、
同じ写真のページを見ても、アーイーやパパに教えてもらった名前と、ママに教えてもらった名前が違うので、混乱して固まってしまうユキを見るとかわいそうになってくる。

あまり良くないかもしれないが、最近は
「ユキちゃん、キリンさんはどれかな?」と聞いて、ユキがキリンの写真を指差すと
「キリンさんだね、チャンジンルー(長頚鹿=中国語でキリンのこと)だね。」という風に
日本語の後で中国語も付け足すようにしている。
それでもなんとか、絵本を読むときだけは全部日本語で通している。

親戚に送ってもらった「いないいないばあっ!」のDVDも大好きで、
毎日夕方に半時間~1時間程度見ている。
もちろん全編日本語なので、もう少し大きくなれば番組の中で話されている日本語も、マネしたり覚えたりするかもしれない。

けれどユキの接している言葉は中国語9割、日本語1割(…もあるか?)なので、中国語の方を先に覚えるのは当然のこと。
ここは中国だし、家庭内の言葉も中国語だし、来年の秋には地元の幼稚園に上がることを考えると、日本語より中国語の方を先に覚えてもらわなければ困るのも事実。

頭ではわかっていても、日本語で話しかけても中国語で言い換えないと反応しないユキを見ると、時折寂しい気持ちになってしまう。
思えば妊娠して、子供をどちらの国籍にするのかで相方と連日話し合っていたときに、
相方がポツリと、
「ここは中国だし、子供も中国人にしてしまったら、はとちゃんもはとちゃんの両親も寂しいんじゃないの?」と言ってくれたのを思い出す。

同じ日中カップルでも、日本人のママがずっと家にいる家庭のお子さんは日本語が達者で、それを見ると羨ましくなることもあるけれど、
ユキももう少し大きくなったら、ゆっくりでも日本語を理解できるようになると信じて、あまり悩まないように自分に言い聞かせてます。

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