実は行く前に二姐に相談されていたことがある。
従妹のハンちゃんとユキは3週間しか違わないのだが、
聞くところによると、もうとっくにオムツを卒業しているとのこと。
…というか、中国では早くからおまるを使わせるので、1歳半を過ぎてオムツをしている子は少ないらしい。
まだトイレトレーニングすら始めていないユキは、この夏の間中、
うちのマンションの敷地中でしょっちゅう
「まだオムツさせているの?」「こんなに暑いのにかわいそう。」と言われ続け、
さらに「何で股われズボンをはかせないの?あれはすごくいいのよ」と説教されたこともあった…。
日本の育児書では言葉がもう少し出るようになってから、トイレトレーニングを始めたほうがいいと書いてあるし、
ユキはおまるをすごく嫌がって暴れる上、
小さいときから他の子のように家でも外でも所かまわずおしっこをさせたことがないので、今更中国の子供と同じようにさせようとしても無理だろう、と思う。
しかし義母にそんな説明をしても…、
いや、義母だけじゃなくて福州にはおじいちゃん、おばあちゃんが3組もいるので、絶対通じないだろう。
そこで二姐と口裏を合わせて
「ユキは家のおまるではちゃんとできるけど、外のおまるでは勝手が違ってちゃんとできないんです。」
と言う事にした。
(相方がしゃべるとボロが出るので、この話題における相方の発言は禁止)
さて、行ってみると。
初日の夜、義弟の家に到着すると、玄関で出迎えてくれたのはハンちゃん。
靴を脱いでスリッパに履き替えたその時、スリッパがぬれているのに気づいた。
同時に義弟が「あ~母さん!ハンがおしっこしたみたい~~!」と大声で言った…。
こっちはも、もう踏んでしまった後なんですけど
見ればハンちゃんは下半身ずぶぬれ。
どうやらそのままの状態でしばらく経っていたらしく、床にはハンちゃんの作った水溜りが点々と。
義母は部屋の隅においてあったモップをつかんで大雑把に拭き取り、ハンちゃんを抱き上げて連れて行った…。
その間、わずか10秒(もない?)
…びっくりして、声も出ませんでした。
ハンちゃんは1歳の誕生日前から義母が数時間おきにおまるに連れて行っていたのだが、
見たところ、まだトイレトレーニングは終了していないらしい。
やっぱりまだ小さすぎるんじゃないかと思うのだが、お尻丸見えの尻割れズボンで、オムツは「卒業」していた。
体重は前回、1歳前に会ったときにすでに13キロ。
今回は13.5キロでそれ以上に身長が伸びたので、ずいぶんスリムになっている。
ユキは今11キロ強なので、まだハンちゃんの方が大きいけれど、前回に比べたら随分差が縮まった。
…考えたら、前回会ったときにはもうXLのオムツを使っていたハンちゃん。
オムツ代も馬鹿にならないからと、オムツがずっしり重くなるまで換えてもらえず、
真冬でお風呂にあまり入らないせいもあって、真っ赤なお尻が可哀想だった。
それを思うと、家でも外でも所かまわずおしっこしていても、股割れズボンでお尻丸見えの今のほうが、ハンちゃんにとっては快適で幸せなんだろう、多分…。
日本でそんなことを子供にさせたら、次の日からご近所を歩けないかもしれないが、
ここは中国。
それが当たり前で、むしろオムツをさせていたら非難されるのである。
…私もだいぶ中国式育児に驚かなくなってきたなあ、としみじみ感慨にふけっていたのだが。
次の日、羅源まで片道2時間のドライブに出かけたところで、再びカルチャーショックな出来事が。
羅源へはハンちゃんは連れて行かず、姉のウェンちゃんだけ連れて行ったのだが、
ウェンちゃんが車中で突然
「パパ、おしっこ~~!」と叫ぶと、義弟はどこでも車を泊めて道端でスカートをまくりあげて、させていた。
あと数百メートルでドライブイン(公衆トイレがある)場所でもおかまいなし。
日本だったら「何で車に乗る前に、ちゃんと行かないの」と怒られる場面かもしれないが、もうそれが当たり前になっているのだろう。
一番度肝をぬかれたのが、住宅展示場。
義弟一家が新しいマンションを購入し、しかしまだマンション自体が完成してないので、モデルルームを見に行ったのだが。
そのホテルのようなきれいな大理石のロビーの玄関先で、スカートをまくりあげておしっこをするウェンちゃんには、さすがに驚いた…。
戻ってきたウェンちゃんにウエットティッシュを渡したのだが
「こんなの要らない」と言われるし、
第一本人はウエットティッシュどころか、ティッシュも持っていなくて、借りる気配もない…。
1歳9ヶ月のハンちゃんなら何とも思わないが、
小学2年生のウェンちゃんにそれをやられて、固まってしまった日本人、約一名…。
ちなみに後日、イーファン(小学6年生)にそれとなくその件を話すと、
彼女もちょっと固まってしまったらしいので、紹興の田舎でそれが一般的かと言われると、それも違うようなのだけど。
お小水の話でした。
ユキとハンちゃん&おばあちゃん
従妹のハンちゃんとユキは3週間しか違わないのだが、
聞くところによると、もうとっくにオムツを卒業しているとのこと。
…というか、中国では早くからおまるを使わせるので、1歳半を過ぎてオムツをしている子は少ないらしい。
まだトイレトレーニングすら始めていないユキは、この夏の間中、
うちのマンションの敷地中でしょっちゅう
「まだオムツさせているの?」「こんなに暑いのにかわいそう。」と言われ続け、
さらに「何で股われズボンをはかせないの?あれはすごくいいのよ」と説教されたこともあった…。
日本の育児書では言葉がもう少し出るようになってから、トイレトレーニングを始めたほうがいいと書いてあるし、
ユキはおまるをすごく嫌がって暴れる上、
小さいときから他の子のように家でも外でも所かまわずおしっこをさせたことがないので、今更中国の子供と同じようにさせようとしても無理だろう、と思う。
しかし義母にそんな説明をしても…、
いや、義母だけじゃなくて福州にはおじいちゃん、おばあちゃんが3組もいるので、絶対通じないだろう。
そこで二姐と口裏を合わせて
「ユキは家のおまるではちゃんとできるけど、外のおまるでは勝手が違ってちゃんとできないんです。」
と言う事にした。
(相方がしゃべるとボロが出るので、この話題における相方の発言は禁止)
さて、行ってみると。
初日の夜、義弟の家に到着すると、玄関で出迎えてくれたのはハンちゃん。
靴を脱いでスリッパに履き替えたその時、スリッパがぬれているのに気づいた。
同時に義弟が「あ~母さん!ハンがおしっこしたみたい~~!」と大声で言った…。
こっちはも、もう踏んでしまった後なんですけど
見ればハンちゃんは下半身ずぶぬれ。
どうやらそのままの状態でしばらく経っていたらしく、床にはハンちゃんの作った水溜りが点々と。
義母は部屋の隅においてあったモップをつかんで大雑把に拭き取り、ハンちゃんを抱き上げて連れて行った…。
その間、わずか10秒(もない?)
…びっくりして、声も出ませんでした。
ハンちゃんは1歳の誕生日前から義母が数時間おきにおまるに連れて行っていたのだが、
見たところ、まだトイレトレーニングは終了していないらしい。
やっぱりまだ小さすぎるんじゃないかと思うのだが、お尻丸見えの尻割れズボンで、オムツは「卒業」していた。
体重は前回、1歳前に会ったときにすでに13キロ。
今回は13.5キロでそれ以上に身長が伸びたので、ずいぶんスリムになっている。
ユキは今11キロ強なので、まだハンちゃんの方が大きいけれど、前回に比べたら随分差が縮まった。
…考えたら、前回会ったときにはもうXLのオムツを使っていたハンちゃん。
オムツ代も馬鹿にならないからと、オムツがずっしり重くなるまで換えてもらえず、
真冬でお風呂にあまり入らないせいもあって、真っ赤なお尻が可哀想だった。
それを思うと、家でも外でも所かまわずおしっこしていても、股割れズボンでお尻丸見えの今のほうが、ハンちゃんにとっては快適で幸せなんだろう、多分…。
日本でそんなことを子供にさせたら、次の日からご近所を歩けないかもしれないが、
ここは中国。
それが当たり前で、むしろオムツをさせていたら非難されるのである。
…私もだいぶ中国式育児に驚かなくなってきたなあ、としみじみ感慨にふけっていたのだが。
次の日、羅源まで片道2時間のドライブに出かけたところで、再びカルチャーショックな出来事が。
羅源へはハンちゃんは連れて行かず、姉のウェンちゃんだけ連れて行ったのだが、
ウェンちゃんが車中で突然
「パパ、おしっこ~~!」と叫ぶと、義弟はどこでも車を泊めて道端でスカートをまくりあげて、させていた。
あと数百メートルでドライブイン(公衆トイレがある)場所でもおかまいなし。
日本だったら「何で車に乗る前に、ちゃんと行かないの」と怒られる場面かもしれないが、もうそれが当たり前になっているのだろう。
一番度肝をぬかれたのが、住宅展示場。
義弟一家が新しいマンションを購入し、しかしまだマンション自体が完成してないので、モデルルームを見に行ったのだが。
そのホテルのようなきれいな大理石のロビーの玄関先で、スカートをまくりあげておしっこをするウェンちゃんには、さすがに驚いた…。
戻ってきたウェンちゃんにウエットティッシュを渡したのだが
「こんなの要らない」と言われるし、
第一本人はウエットティッシュどころか、ティッシュも持っていなくて、借りる気配もない…。
1歳9ヶ月のハンちゃんなら何とも思わないが、
小学2年生のウェンちゃんにそれをやられて、固まってしまった日本人、約一名…。
ちなみに後日、イーファン(小学6年生)にそれとなくその件を話すと、
彼女もちょっと固まってしまったらしいので、紹興の田舎でそれが一般的かと言われると、それも違うようなのだけど。
お小水の話でした。
ユキとハンちゃん&おばあちゃん
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