急激な円安と株の上昇を、皆様、どのように見ていらっしゃいますか?プラスの面とマイナスの面があると思いますが、ひとまずは、プラスと考えましょう。氣持ちは、少し楽な感じがしています。
上場企業の株式時価総額が31%増
去年11月半ばからの株価上昇で東京証券取引所の第1部に上場する企業の
株式の時価総額がおよそ3か月の間に30%以上増えたことが分かりました。
東京株式市場では、去年11月半ば以降、海外の機関投資家などが活発に買
い注文を出し、株価の値上がり傾向が続いています。
これに伴って、東京証券取引所の第1部に上場するおよそ1700社の株式
の時価総額は、今月8日時点で合わせて330兆4392億円に上り、およそ
3か月の間に31%増加しました。
また、大手証券会社のSMBC日興証券によりますと、時価総額が1兆円の
大台を超えた企業も71社と、3か月前の47社からおよそ1.5倍に増えて
います。
このうち、最も上昇率が高かった企業は大手鉄鋼メーカーの「JFEホール
ディングス」で、時価総額はおよそ1兆3000億円と2倍近くになりました。
次いで、証券最大手の「野村ホールディングス」が85%、大手電機メーカ
ーの「パナソニック」が84%、自動車メーカーの「富士重工業」が73%の
上昇となっています。
株式の時価総額は、上場企業に対する市場の評価を示す指標の1つで、時価
総額の急上昇は、投資家が円安を背景とする日本企業の収益力の改善と、それ
に伴う景気の回復に期待を寄せていることを示す形となっています。
NHK NEWS 2月11日