ほんとの像は上、下? 何度くらいあるのか、湖面がボーッとし実と虚の境い目がわからない。いくら暑くても、釣り人は竿先をじっと見つめている。釣り人にとって時間は経っているのか、いないのか。
竿先よりも水面の中の魚をじっと見つめている。懐かしさを感じるのは、あの日、同じように泳いでいる魚に夢中になったことがあるから。海でマットの上で水中眼鏡をつけて、海中をのぞきこんで魚を釣ろうとしたこともあったっけ。なんでも食らいつく小さなフグが釣れて、お腹をふくらませていたっけ。
いくら猫でも暑くはないのか。水飲み場だけど涼しくはないだろう。ちょうど体がぴたりとおさまって寝やすいのか。猫が考えていることは、漱石でなければわからない。
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