ここで部誌についての補足説明を・・・。
我々が現役の頃(昭和50年代初め頃)には現役の選手が年1回サッカー部の部誌を自主製作してOBの方々にお送りしていました。
その部誌の中では、その年の試合の成績や試合の経過などと一緒に、卒業されたOBの方々に寄稿文を御願いして書いて戴いていました。
当時は今と違ってインターネットなど無い時代ですから、この部誌がOBの方々と現役選手を繋ぐ唯一の手段だったのです。
そして、毎年夏の合宿の時に、お盆休みを利用して帰省されたOBの方々が合宿所を訪ねてこられて、現役選手vsOB選手で紅白試合をしたりしていました。
さて、三谷さんの寄稿文の続きです。
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ようやく片目が開いたのは、私が無事2年目になり、新入部員として、池上、沖野、渋江、村山たちが入部して来た年で、富士高校(現:新日鉄高校)戦で、グランドは前日の雨でぬかるみ、泥試合であったが2-1で初勝利をかざった。
試合後に新日鉄の風呂に入れてもらい、気持ちのいい湯であった。
この年より今の監督の細川氏がコーチとしてサッカー部に来られる様になった。(おくれましたがコーとして電気科の塚原さんにもみていただいていた。
まがりなりにも優勝を経験したのは、私が3年目になっつた年で、秋山、西山、竹岡たちが入部してきた年である。
この優勝は室蘭市長杯で、実際には新日鉄が出場しなかったので優勝できたのだが優勝カップでのビールは非常においしかったと記憶している。
また、私が大学選手権(道)で入賞したのは4年目の時で、この時3位に入賞したのが私の学生生活の最高の成績である。
4年間と通じて一番残念だったのは、今北海道一の札大との試合で(私が3年目で函館での試合であった。)私はキーパーを抜いてフリーになりゴールをはずし、4年目の菅さんのシュートがポストに当たるなど終始押しっぱなしであったのに、コーナーキック一本にて1-0で負けた試合である。(あの時工大が勝っていたら今の札大はなかったかも?)
以上、おおざっぱに私の四年間を思い出してきましたが、先輩、後輩諸氏は元気に仕事に励んでおる事と思います。
私も入学して以来、10年間室蘭に住み着き、サッカー部を見続けて来ましたが諸先輩が残して行った伝統は立派に受け継がれ、すばらしいチームになっております。
何かの機会に来道、来蘭のおりにはグランドの後輩に声をかけてやってください。
また、昨年より8月には紅白試合を行なっております。
昨年は5-2で我々が現役に敗れました。(前半は0-2で勝っていたが、息切れで後半に5-0)
今年は0-10で勝つ予定ですので、都合をつけて大いに参加して下さい。
15名位でないと息切れ組が多くなっている。(残念ではあるが)
試合の後ジンギスカンと酒で大いに盛り上がろうではありませんか。(私はこれが目的)
追伸
昔のサッカー部のかまどとおなじで火の車でありますので、先輩諸氏及び後輩諸君にカンパを御願いいたしたいと思いますのでよろしく御願いいたします。
おわり。
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