東禅寺から桂坂を上ると右手にレトロな建物が見えて来ました。
円塔形の望楼(火の見やぐら)に立つ青いタワーが目を引きます。
高輪消防署二本榎出張所(旧高輪消防署)です。
1875年(明治8年)に建てられて東京都選定歴史的建造物の一つに登録されています。
施設内を見学する事ができます。
緊急出動時に使われた2階から1階へ下りる「すべり棒」です。
現在は使用されていないそうです。
3階の展示室では消防の歴史を知ることができます。
古い消防服が展示されていました。
手榴弾消火器はガラス製の球状消火器で昭和30年代まで使われていたそうです。
江戸時代から使われていた消防ポンプ「龍吐水」です。
これは1985年に東禅寺から寄贈されたものだそうです。
色々なメディアでも紹介されていて芸能人も大勢来ています。
円形講堂の天井は中央に向かって8本の梁が集まっていて曲線が綺麗です。
1階にはクラシックな消防車が展示されています。
運転席がレトロです。
日本で作られた初の国産消防車です。
1945年から19年間、実際に高輪消防署で活躍していたそうです。
続いて向かったのは「味の素グループ高輪研修センター」です。
広いロビー
正面には日本庭園が見えました。
2階に「味の素食の文化センター」や「食とくらしの小さな博物館」が併設されています。
時代ごとの世相や人々のくらしの雰囲気を楽しみながら、味の素グループの100年にわたる歴史と、将来に向けた活動を知ることができます。
高輪周辺の散策も終わりに近づいてきました。
最後に訪れたのたグランドプリンスホテル高輪の日本庭園です。
ホテル内にある日本庭園ですが、誰でも無料で入園することができます。
広さは約20,000m2(東京ドーム0.4個分)で隠れた桜の名所としても知られています。
2023年の春からはじまったライトアップの名称は「高輪廿六夜(たかなわにじゅうろくや)」。
庭園内に400個以上もの竹あかりが設置されています。
池にも優しいあかりを放つ竹まりが浮かんでいます。
夜は幻想的な雰囲気になるのでしょうね。
立派な錦鯉がたくさん泳いでいました。
こうして高輪周辺の散策を終えて品川駅へと来ました。
沢山歩いてお腹も空いてきました。 懇親会の会場へと向かいます。
続く・・・