走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

閲覧できるカレッジ

2020年08月06日 | 仕事
この話の後日談を書くのを忘れていた。絶対カッレジにプアプラクティスと報告するんだ!と決めていた私。薬剤師のカレッジのサイトを見る。そこにはまず本人と話して改善がない場合、、、と書いてある。それにその薬剤師の名前も免許番号も知らない。働いている薬局名だけでは報告できない。

薬局に電話をすると同じ薬剤師が電話に出たのでフルネームを聞いた。何故名前を聞くのか?と言われたので、先日の件についてはっきりさせたい事があるから、と答えた(普通はフルネームを聞かれた時点で免許に関わる事だとピンとくるものだが、、、)

会話の中で彼女は沢山の言い訳をした。拮抗作用のある薬を患者にそのまま手渡す事を悪いとは思っていない態度。それに患者のケアマネの看護師が美加に確認するから、と言ったから、とか。デリゲートしたから自分はアクションを起こしたので間違っていないとか、この人本当に免許を持つ薬剤師なのか???と

患者に手渡す前に処方者に聞くのが貴方の仕事ですよね、他にデリゲートするべきでないタスクですよね、とはっきり言ったらようやく自分の間違えを認めた。しかし次に
これから美加の患者の処方に疑問点が有れば美加に直接電話するわ、と言う。

私の患者だけではなく全ての患者のケースでしょう?!

そうね、全ての患者と処方者に対してよね、と。まさかいちいち言われないとわからない?
しかし一応わかってくれたようなので今回はカレッジへの報告はしないことにした。2度目はないですよ!!!

私の免許があるカレッジに私の名前をエントリーしたら免許番号や免許がいつまで有効かが出てきます。誰でも閲覧できるようになっています。もしカレッジが介入して免許のサスペンション(一時停止)、失効などが有ればそれも閲覧できるようになっています。プロの免許ってそう言うものなんですよ。医師も歯科医も理学療法士も作業療法士もソーシャルワーカーも呼吸療法士もマッサージ療法士も栄養士も薬剤師も皆同じシステムです。だからプロなんです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。