シリーズはお休みして、ちょっとスタンダードについて。スタンダードについては今までも何度も書いています。診療報酬改定に麻酔系の看護師による特定行為が加算されたニュースを聞いたので、今一度書きたいと思います。診療報酬は、それにより雇用主が支払い請求をできるもの。つまりお金について。行為をする事が収入に繋がる。看護師による麻酔行為が収入の繋がるのだから、雇用主にとって朗報。しかしその行為 . . . 本文を読む
昨日の続き。客観的に証明されるまで患者の言うことを信じるな、は診断治療において重要な事です。しかし客観的な証明ができない時が厄介なんです。先日書いた薬物依存コンサルチームの医師からの助言でこの事についてひしひしと感じました。薬物依存医療をしている時に尿検査をして、処方している薬を服薬しているか?違法薬を服用していないか?確かめなければなりません。最低でも年に10回は抜き打ちで確認を . . . 本文を読む
人を信じる。この根拠はどこから来るのでしょうか?長年知っているから? 良い印象を受けるから?直感?保証人になるとかお金を貸す以外では、収入や職歴、クレジット歴を調べるなど深入りすることなく人を信じ、裏切られれば自分の愚かさを嘆けば良いでしょう。診断治療の世界では人を信じると好ましくない結果をもたらす事があります。ここの「人」とは対象者である患者です。例えば、妊娠可能な年代の女性であ . . . 本文を読む
昨日のブログでもう1人の自分は完璧症で、、、と書きました。以前に北米で完璧主義はネガティブな印象を与えると書きました。完璧症について少し。日本人は「物事を極める」事を好み、そしてそれができる国民だと思います。伝統工芸と言われるものは全て職人技によるもの。何年もかけた技術によるもの。より良いものを作りたい、と言う信念の元に作られています。私がカナダへ来て紙の角と角を合わせて折れないカ . . . 本文を読む
もう1人の留学生は優等生です。有名大学の推薦に選ばれそうな頑張り屋さんです。夢も目標も高く掲げています。彼女は自分は2人いると言う。優等生の自分と本当の自分。優等生の自分は完璧で本当の自分はそうでないと。その間で最近は眠れないし、気分が沈み学校をサボる事も始めたと。中学生時代に母国の学校で陰湿ないじめを受けた彼女。その頃は幻聴も幻覚もあったと言う。近頃は眠れないからあの頃に戻って行 . . . 本文を読む