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走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

就職口

2018年11月30日 | 仕事
NPになるための準備で看護師時代の経験を以前書いた。

ナースプラクティショナー(NP) 希望をする看護師はICUや救急の出身者が多い。しかし就職先は病院ばかりではない。こちらがカナダの統計。アメリカも似たようなものだ。



病院はたった1/3 ちょっとで残りは病院以外になる。

日本の診療看護師課程はクリティカル課程が大半を占めている。 政府は少子超高齢化を迎え、お金のかかる病院での経費をを抑え安価なコストで療養できる在宅を推進しているのではないでしょうか?

それを思うとNP協議会の方々は先見の明がないのか?!と言いたくなります

診療看護師の活躍の場は将来、無医村など過疎地域、ビジネスとしてまだ新しい分野の在宅ではないでしょうか?法整備は進んでいませんが、プライマリーにも力を入れて欲しいものです。

クリティカルをしていればプライマリーがわかる、、、的な声も聞きます。そうなのでしょうか?医療機器に囲まれ、多種職が働く病院内で働くのと、何もない環境で診断治療を始めなければならないのは大きな違いです。それに何か勘違いしていませんか?プライマリーは医療の基本です。医師はプライマリーをまず学び医師になり、専門医になりたい人はそこから専門へ進みます (欧米はそうですよ)。ファミリーNPを持っている人は急性期でもどこでも働けるようになっています。しかし急性期はファミリーは出来ないので、ファミリーをする為には学校に戻らなければなりません。だからBC州はファミリー一本に絞った経歴があります。

声を出して言いたい。プライマリーは専門分野ではなく、基礎分野です。数日前ツイッターではりんごとバナナと言いましたが、言い換えましょう。プライマリーはフルーツバスケットで急性期を含む専門分野がフルーツたち。如何でしょうか? どちらが優れているかを言っているのではありません。日本では何か勘違いされているような気がして書いてみました。

続く

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