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走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

G7から学ぶこと

2025年06月17日 | 仕事

G7 が始まりましたね。そのニュースを聞いていて、おお!と思ったのでシェアを。


それは、


合意に至らなくても意味がある。合意を得るために時間を無駄にする。


これに反応しました。



これを聞いて何を思い出したか?と言うと診療看護師(NP)に関する3団体合意に至らず何年、、、と言うこと。


日本でNP課程が作られて、資格試験を始めたのが2008年。厚労省をはじめとする保助看法改正の会議は特定行為に止まったのが2015年。もう10年も前のことです。ここから押すのか引くのか、、、まずは定義、ではなくてコンピテンシーと、、、、日本看護協会、日本看護系大学教育協議会、日本NP教育大学院協議会の3団体が話したり、決別したり、まだ合意形成の至らないこと。


合意を得ようとするから前進できない状態が10年。


G7では合意を目指すけれど、至らない場合はどこの国がマジョリティーなのか、その中でもどの国がリーダーなのかと意思表明、位置付けをすることも重要視されます。


10年と言う年月はあまりにも長すぎる。合意が得られないから勝手にやれば!とそっぽを向く日本の悪い癖をやめれば、引っ張って行こうとする団体に一任する手立てもある。一任ということは他の団体も、一任した団体の決議をサポートするということ。一任される側はリーダーとして、EBPや世界の潮流にそうものを作り出すこと。


このようにならないかなあ、とぼんやり考えていました。日本はねえ、、、と言う返事ではなく、可能性としての意見を聞きたいな。


で、最低でもこのような会議へ関わる人は、NPの経験があり、且つ政策に長けているか、NPについて学び且つレギュレーションや政策について学んだことのある人に参加して欲しい。NP先進国の歴史も現状問題の知識もない人が集まっても石から血を搾り出すようなものですから。そこができれば日本にカスタマイズも自然とできると私は思うのですがねえ。


冒頭写真: ラトビアのリガへ移動。バスセンター横の市場。ヨーロッパで最大級の市場(ターキーをヨーロッパとしなければ)。第二次世界大戦中にドイツ軍のゼッペリンの格納庫だった建物を利用しています。バルト三国はどこも複数の国に侵攻され、統治下された歴史あり。


中世の様子を保つ街どこからでも教会の見える街でした。











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