メグブログ(美咲歌芽句)

Jeane+荒涼天使
 (ex.Mr.Kite)

ミジンコのひとりごと

2009-02-16 04:32:54 | 日記
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瀬戸内海 宮島近くの神小島



人間は本当は
この地球上に たったの一人しかいないんじゃないか。
他者など存在しないんじゃないか。と思うことがある。

見知った人も見知らぬ人も
街角ですれ違う人も
あーちゃんもけんちゃんも
みづ紀もココもミュウも・・・
過去に会った人も これから会う人も
ある日突然ネットの海で遭遇する
その言葉のみで形成された ホログラフィックな人も

いやいや、そんなもんじゃない
地球上のすべての人間
善人も悪人もひっくるめた すべての「魂を持った人間」に対して
なぜかみんな自分のような気がして
とても奇妙な感覚に陥る一瞬がある。
ただし、この地球上にはもともと「魂を持たない人間」がいる。
彼らは人間の姿をしているが、人間ではない。
邪悪な存在。
そんな「人で無し」は例外として。

それは、他人と自分は
どこか根底では共通の意識でつながっているという感覚。
人間の一人ひとりの意識は、例えるなら人間の体の細胞の一つひとつであり、
張り巡らされた脳の神経細胞、シナプスのつながりのようなもので、
それはいわば「魂のネットワーク」なんじゃないかと。
カール・ユングはそれを集合意識と呼んだのだけど。
そしてそこには細胞の、あるいは魂の集合体である一個の巨大な存在が「在る」。
つまり、そこには「一つの意思」が存在するということであり、
人間は皆、その大いなる一つの意思に貫かれているということになる。

私が他人だと認識している「あの人」あるいは「あなた」は、
本当は自分なんじゃないか・・・という感覚は、いったいどこから来るのだろう。
それはたぶん、遠く不可思議の領域から瞬時にやって来るのに違いない。

「人間は本当は
この地球上に たったの一人しかいないんじゃないか。
他者など存在しないんじゃないか。」

ワタクシ、一匹のミジンコはそんなことを思い
陸の存在も銀河の存在も知らず
それでも今日も生かされて、
元気に水の中を泳いでいるのでした。