![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/22/8def51adf0e33cdfa82820830fdc0a51.jpg)
Musées 博物館駅でトラムトレインを降りました。
前回はこちら
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/bf104bd0c0ebcd5bb29f522e7ae72570
ミュールーズ (Mulhouse) は、人口で見ると、アルザス地方第二の都市です。
しかし、木組みの建物が立ち並ぶアルザス地方の他の街や村とは違い、
工業都市のため、あまり見所はありません。
しかし、この街に立ち寄ったのは、フランス随一の巨大な鉄道博物館がお目当てのためです。
駅を降りると、だだっ広い草原に一本の道が続いています。
その道に沿っていくと、最初に EDF (フランス電力公社)の電力博物館が、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b1/7c10b1bf5d06bddf651711aaf04f39ac.jpg)
そしてその先に目指す鉄道博物館 (Cité du train) が見えてきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/fd/3c4cce44e77629359df27752d36de3a2.jpg)
カラフルな建物が目を引きます。
入り口で入場券を買い、入ります。
今日は月曜日、ほとんど入場客は居ないように見えます。
それでもすれ違う人はドイツ語を話す人が多いので、
国境を越えて観光に来ているのかもしれません。
以下、展示車両の写真、簡単にコメントをつけるだけとします。
ここに挙げた写真はほんの一部。
とにかく巨大で、展示車両が充実しているので、
予備知識がなくても見るだけで楽しめます。
入場してすぐの新館は鉄道草創期から第二次世界大戦前夜までの
「鉄道黄金時代」(Le siècle d'or du chemin de fer) をテーマとした展示。
暗い室内として、ライトアップによって展示を際立たせています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/cc/ea1b5128de2d84d0be7551b18c6e8194.jpg)
入って早々、キワモノがやってきました。
タイヤ会社の「ミシュラン」(Michelin) が、騒音低減と乗り心地向上を図って、
ゴムタイヤを履かせた「ミシュリーヌ」(Micheline) です。
JR北海道で開発中の DMV (Dual Mode Vehicle) とは違い、
鉄路の上だけを走るためです。
フランスのメトロで走っているゴムタイヤ車両のご先祖様です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/aa/961476769f489ce864b7e6f7eec2637a.jpg)
迫力の蒸気
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/96/7d486a812d41e49cea9ec938fb31bd80.jpg)
貴賓車(公用列車)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e5/5c1c8338cb7f9027c06f0b3e770b322a.jpg)
なんと、脱線転覆のシーンが再現されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/1a/23d4aca3418ffa703bc485ec065786cc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8b/fb50eadc1ef2228a92abc7ee29c956db.jpg)
オリエント急行食堂車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c6/5c29b6b6fedd7c153e4fae707b7d43b5.jpg)
オリエント急行寝台車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/fb/b65740b833aed323b20bd7c2eea18707.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4d/f230876a2e4df55f48b3207ef29a00dc.jpg)
パリのメトロで1908~1983年に使用されていた Sprague-Thomson 形車両。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/73/2bc262341fdce81994b23bae6973aef7.jpg)
9号線の路線図。古めかしい表示だけど、当たり前だが、今の駅名と変わらない。
新館を出ると、昼時でレストランは満員でした。人っ気がなかったのに。
仕方なく、屋外展示の中庭に出ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/1a/fea4ceaf8e57f473b752c6db38ce781a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/34/63259490b36f820d3640ec372096da50.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/cf/249f03d3126d58a8bdfd3c7c9f686ebb.jpg)
昨年で全車退役し、最近展示が始まったと思われる、
パリ近郊線のZ6100系電車、通称 Petit-gris 「グレーの坊や」が。
一昨年、パリ北郊で乗りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/67/6a43876f84839d53457fddedd3f8abee.jpg)
特別カラーが施された、入れ替え用ディーゼル機関車。
模型がほしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6c/f4220814e11b3713ac3d67252125aa80.jpg)
伝説の特急「ル・キャピトール」(Le Capitole) 専用塗装の電気機関車 BB9200型です。
パリ~トゥールーズ (Toulouse) 間を在来線最速の 200km/h で結んでいました。
TGVができるまでの最速列車を牽引していた機関車です。
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コライユ客車の塗装バリエーションを一両に施してしまっています。わかりやすい。
(左から、オリジナル、TER汎用塗装、コライユ・テオズ、TERアルザス、コライユ・アンテルシテ)
長くなってきたので、次回に続く!