みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

春の締め切り、投稿準備完了

2008-03-27 | 新人賞
 桑田が引退を決意した。「死ぬ気でがんばって、駄目だといわれたこと」が決意につながったようだと夫人はいっていたそうで、自分にも当てはめて考えてしまう。自分は桑田よりは年下だし、野球と違って、小説には年齢による限界はないのかもしれないが、挑戦し続けた年月は遥かに長い。桑田は巨人から戦力外通告されるまでは表舞台に立っていたわけで、挑戦はその後の1年半ほど。小説に体力の衰えは関係なくても、長い挑戦期間は気力の衰えや無力感を生む。巨人にいたころは好きではなかったが、その後の挑戦の間は結構桑田を応援していた。野球だけではなく、F1でもゴルフでも、小説の世界でさえ、若い人が持てはやされる風潮にあって、桑田の挑戦を自分のことのように見ていた感がある。でも、結果は駄目だった。
 自分はまだ「駄目だ」とはいわれていない。去年後半から書き上げた3作、桑田ほどではなくても、死ぬ気で、なかば最後のつもりでがんばったつもりだ。いままでにないスピードでも仕上がった。一度審判を通って落ちているものもあるが、最初からカラー違いと思えるところだった。MFもやはり一次も通ってなく、評価シートが来るまで落選理由はわからないが、いまはカラーの問題だと思っておきたい。そしてこの春締め切りの賞こそ、いいわけの効かない真剣勝負となる。その最後、電撃用を印刷して、投稿準備を済ませた。あとは投函して結果を待つだけだ。
 死ぬ気でがんばることや、挑戦すること自体にも、大きな意味はあると思う。でもやはり、やったことは報われるほうがいい。果たしてどういう結末になるのか、これから夏までが正念場だ。最低限どこかで、二次通過はほしい。希望のかけらすら見えないような結果なら、自分も決意して楽になろう。