気がつくとぴこりんは、桜の花びらの上にいました
花びらのじゅうたんは、ぴこりんをどこかへ連れて行くようです
「あーびっくりした!!・・・どこへ行くのかな?」
「おーい、ぴこり~ん!!」
「だれか私のこと呼んでる・・・あれは・・・キー様?」
みんな、虹の橋のたもとでぴこりんを待っていたようです
「待っとったで~。友達はぎょ~さんおるんやけどな。
まずは代表して、親戚みんなでお出迎えや」
「ありがとうキー様、マーチャン、ガンタン、・・・えっと・・・」
「あぁ、この白いのはな、サブの兄ちゃんらしいねん。
こっちに来て知り合うたんや。
兄ちゃんもなかなかのイケメンインコやで~」
「弟の許嫁なので、義妹になりますね。
ボクはアルビノセキセイインコのピーちゃんと言います。
これからどうぞよろしくね」
「お義兄さんはオネエ系じゃないのね?ちょっと素敵だわ」
(※サブには聞かせられない、ぴこりん心の声でした)
「こんにちは ぴこりん、いきなりだけど伝えておくわね」
「キー様は私のモノだから、そこんとこヨロシクなのよ」
「マーチャン大丈夫よ、私にはサブちゃんがいますから」
「ぴこりん、お疲れだったでやんしょ」
「お気遣いありがとうガンタン、全然大丈夫よ!!」
「今日はキーちゃんが軍マスターに頼んでお花見を
セッティングしてくれたから、これから行くでやんしょ」
「本当?ママのお花見がとっても楽しそうだったの。
私もお花見出来るなんて嬉しい!!」
「この場所が一番オススメです」
軍マスターが全て準備を整えてくれていました
「さ~みんな行くで~」
キーちゃんを先頭に、みんなでお花見会場へ向かいました
「エエ場所やな~さすが軍マスターや!!」
「キレイな桜~!!あら、お酒も用意してあるわね」
「お酒?私飲んだことないんだけど・・・」
「ここでは何を飲んでも大丈夫でやんしょ」
「さぁカラオケも歌うで~ピー兄ちゃんとデュエットや」
「桜はキレイだし、美味しいし楽しいし、サイコーね」
「飲み過ぎてほっぺが赤くなったでやんしょ~」
「ガンタン、それは元からやで」
「ぎゃははははは!!(爆)」
「あ~楽しかった。マーチャン、いろいろ有難う」
「どういたしまして。女同士これからも仲良くしましょうね」
「さぁ、そろそろ家に戻ろうかしら?
泣き虫なママと生意気な妹が心配だから・・・」
「そうね、うちもサラ美って新メンバーが仲間入りしてね
キレイなんだけど、これがまた女帝なのよ~」
「テンニョインコのサラ美ちゃんね。
近々ご挨拶に行かなくちゃ。元祖女帝として(笑)」
「待ってるわ♪」
「ほな みんな、そろそろ帰ろか?」
「はーい!!」
虹のたもとで、今日は解散です
「ぴこりんまたな~」 「バイバーイ」
「またね~みんな今日は本当にありがと~う!!」
そうしてぴこりんは、大好きなママの元へ帰って行きました
ママ、ただいま
今日はキー様達と一緒にお花見をしてきたのよ
たくさんお友達も出来て、みんな面白くて優しいの
だからママ、ぴこは大丈夫だから心配しないでね
これからもぴこは、ずーっとママと一緒にいるからね
みえなくても、ずっとママのそばにいるからね
ママに愛されて、ぴこは本当に幸せな一生でした
大好きなママへ
ありがとう
うちの可愛い可愛いお嫁さんを、たくさん応援し見守っていてくださった
みなさん、本当に有難うございました。心より、感謝申し上げます。
ぴこりんとぴこちゅうさんの頑張りは、私の拙い文章では伝えきれないので、
虹の橋を渡ったぴこりんが、親戚メンバーと楽しく過ごしている様子、
ずっと諦めずに闘病生活を支え続け、心配も愛もたくさん注いでくれた
ママを思いやっているであろうぴこりんの、感謝の気持ちを描いてみました。
本当だから信じるのではなく、信じるから本当になる
ぴこりんがこれからもずーっとママと一緒で、
うちのピーちゃんやキー様達、虹の橋を渡ったママのお友達のこども達と
ぴこりんが仲良く楽しく過ごしていると、おやびんは信じます。
ぴこりん、婿殿のところへも遊びに来てね。
お義母様、待っているからね!!