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Mio's和太鼓&Yogaライフ

ここでは、神事と和太鼓&Yogaを通して健康を取り戻したMioが、日常生活の小さな気づきを綴っています。

4拍手の意味

2006年12月05日 11時52分00秒 | 神洲太鼓☆過去ログ☆
左の写真は、今年最後の『月例祭』の神饌物を準備している様子です。この後、献饌を終え式次第が進むなか、冬の冷たい空気に祭官の4拍手がひときわ反響し、思わず背筋を伸ばしてしまいました。

神理教では一般の神社と違って、参拝のときの拍手は4拍手で、神前参拝作法は『2礼4拍手2礼』となります。 そして、この4拍手は『四魂論』に由来していると考えられています。

・・・ちょうど先週日曜日、本院で開催された『北九教友会』(→2ヶ月に1度、北九州市近郊の神理教教師が集まって開催される勉強会)で、四魂論について講義があったため、特にその意味を振り返りながらゆっくりと念を込めて拍手しました。

四魂の働きや死後の行き先を知れば、自分の心持ちについても安心を得ることができ、拝むべき場所がわかるといえます。そこで以下、神理教の四魂論の資料から四魂の働きと役割をご紹介します。

①幸魂(さきみたま)・・・常時身について離れない魂で全体の守り神。他の三魂の調和に働きます。教徒であれば本院や造化神社を象徴として、そこに帰り鎮まると信じます。

②和魂(にごみたま)・・・心を和やかにする力を持ち、荒ぶる心を鎮め、喜び楽しむごとに現れる魂で寿命の守り神。帰幽すればその地元の産須奈神社にとどまります。

③荒魂(あらみたま)・・・憤りの度ごとに現れる魂で身体の守り神。良く言えば生きる意欲を持ち活動力に溢れ、勇気を持ち積極的な活動を行います。帰幽すれば、その家の奥津城(お墓)にとどまります。

④奇魂(くしみたま)・・・夜眠っている間に神・祖先とわが身との間を行き来して通じるという働きをする魂で、家の守り神。帰幽すればその家の祖霊舎(みたまや)にとどまります。

以上のような働きがあることを知り、それらの鎮まる場所あるいは方向を拝み大切にすればよいということになります。

簡単に言えば『自分の叩く拍手によって、自分の罪穢れが祓われる』という効果があるわけですから、神主でなくても、誰にでもすぐに実践できる『祓行事』と言えますよね

おかげ参り♪

2006年12月01日 11時37分00秒 | 神洲太鼓☆過去ログ☆
11月26日(日)伊勢神宮へおかげ参りに行ってきました。

あいにくの雨模様だったのですが、伊勢神宮は大勢に参拝客で賑わっていました。駐車場もいっぱい、参道も人混みで歩けないくらい!!さすが『天照大神』の人を引き寄せる御力はすごいなぁ・・・と感心するばかりでした。

まずは、おかげ参りの大きな目的、内宮にて今年9月に日本太鼓祭に参加させていただいたことへのお礼を述べて2拍手しながら念を込めました・・・『どうぞまた来年もご参拝が許されますように・・・。』

そして、足早に太鼓やぐらへ向かいました。だって、後10分で神恩太鼓さんの演奏が始まるんですもの早く、早く、走れっ・・・といいながらも、途中「参集殿」で能の奉納が開催されていて、ちょっと拝見♪

・・・わぁ、前日祭とはまったく違った雰囲気に包まれた参集殿を客席側から見て、感動♪

・・・あぁ!!演奏開始時間になった!急げ急げ →Mioおかげ横丁を突っ走る。近づく太鼓の音を聞きいてウキウキしながら。

・・・そして、写真は神恩太鼓さんの演奏の様子です。太鼓祭のときとはまた少し違った雰囲気のなか、その迫力と力強さに、観衆から惜しみない声援と拍手が手向けられていました。あぁ、神洲太鼓もこんなふうに観衆に愛されるグループになりたい!! 

雨のことなんてすっかり忘れて、おかげ参りできて神恩太鼓さんの演奏が聴けて、心は清清しく、超ご満悦で伊勢の地をあとにした私でした