左の写真は、今年最後の『月例祭』の神饌物を準備している様子です。この後、献饌を終え式次第が進むなか、冬の冷たい空気に祭官の4拍手がひときわ反響し、思わず背筋を伸ばしてしまいました。
神理教では一般の神社と違って、参拝のときの拍手は4拍手で、神前参拝作法は『2礼4拍手2礼』となります。 そして、この4拍手は『四魂論』に由来していると考えられています。
・・・ちょうど先週日曜日、本院で開催された『北九教友会』(→2ヶ月に1度、北九州市近郊の神理教教師が集まって開催される勉強会)で、四魂論について講義があったため、特にその意味を振り返りながらゆっくりと念を込めて拍手しました。
四魂の働きや死後の行き先を知れば、自分の心持ちについても安心を得ることができ、拝むべき場所がわかるといえます。そこで以下、神理教の四魂論の資料から四魂の働きと役割をご紹介します。
①幸魂(さきみたま)・・・常時身について離れない魂で全体の守り神。他の三魂の調和に働きます。教徒であれば本院や造化神社を象徴として、そこに帰り鎮まると信じます。
②和魂(にごみたま)・・・心を和やかにする力を持ち、荒ぶる心を鎮め、喜び楽しむごとに現れる魂で寿命の守り神。帰幽すればその地元の産須奈神社にとどまります。
③荒魂(あらみたま)・・・憤りの度ごとに現れる魂で身体の守り神。良く言えば生きる意欲を持ち活動力に溢れ、勇気を持ち積極的な活動を行います。帰幽すれば、その家の奥津城(お墓)にとどまります。
④奇魂(くしみたま)・・・夜眠っている間に神・祖先とわが身との間を行き来して通じるという働きをする魂で、家の守り神。帰幽すればその家の祖霊舎(みたまや)にとどまります。
以上のような働きがあることを知り、それらの鎮まる場所あるいは方向を拝み大切にすればよいということになります。
簡単に言えば『自分の叩く拍手によって、自分の罪穢れが祓われる』という効果があるわけですから、神主でなくても、誰にでもすぐに実践できる『祓行事』と言えますよね
神理教では一般の神社と違って、参拝のときの拍手は4拍手で、神前参拝作法は『2礼4拍手2礼』となります。 そして、この4拍手は『四魂論』に由来していると考えられています。
・・・ちょうど先週日曜日、本院で開催された『北九教友会』(→2ヶ月に1度、北九州市近郊の神理教教師が集まって開催される勉強会)で、四魂論について講義があったため、特にその意味を振り返りながらゆっくりと念を込めて拍手しました。
四魂の働きや死後の行き先を知れば、自分の心持ちについても安心を得ることができ、拝むべき場所がわかるといえます。そこで以下、神理教の四魂論の資料から四魂の働きと役割をご紹介します。
①幸魂(さきみたま)・・・常時身について離れない魂で全体の守り神。他の三魂の調和に働きます。教徒であれば本院や造化神社を象徴として、そこに帰り鎮まると信じます。
②和魂(にごみたま)・・・心を和やかにする力を持ち、荒ぶる心を鎮め、喜び楽しむごとに現れる魂で寿命の守り神。帰幽すればその地元の産須奈神社にとどまります。
③荒魂(あらみたま)・・・憤りの度ごとに現れる魂で身体の守り神。良く言えば生きる意欲を持ち活動力に溢れ、勇気を持ち積極的な活動を行います。帰幽すれば、その家の奥津城(お墓)にとどまります。
④奇魂(くしみたま)・・・夜眠っている間に神・祖先とわが身との間を行き来して通じるという働きをする魂で、家の守り神。帰幽すればその家の祖霊舎(みたまや)にとどまります。
以上のような働きがあることを知り、それらの鎮まる場所あるいは方向を拝み大切にすればよいということになります。
簡単に言えば『自分の叩く拍手によって、自分の罪穢れが祓われる』という効果があるわけですから、神主でなくても、誰にでもすぐに実践できる『祓行事』と言えますよね